Three frogs which smile.

酒飲みは奴豆腐にさも似たり
初め四角であとは ぐずぐず

もがくほどに締まる縄

2005-01-12 | 日々の種
ある日、満喫した時間を過ごし、夜の銀座を徘徊。
その日に一緒に居たのはあたしの動きは嫌でも大体読み取ることが出来るであろう人。
昔は落語なんて幾らすすめても説明しても聞きにいきゃぁしなかったのに、別れる間際になり寄席に行き、はまったらしい。
もったいないねぇ(笑)などと話しつつ、落語のときは一声かけるようにしている。
会がはけてからもまだ仕事があるらしく、食事だけ、一杯だけいきやしょう。ということになり顔を見合わせる。
「すしつまみたいねぇ(笑)」
2人とも銀座には明るくないのでありそうな飲み屋に入る。
あるにはあったがそこはかとなく・・・おいひくない。焼酎もいただくがほんのりと・・・おいひくない。
お互いに雰囲気だけで呑むような仲でもないので出てきたものを平らげつつ近況を報告しあう。
そこで出たのが、
「最近のあなたのブログはいやらしすぎる」
はい、のっけからそこですね!そこなんですね!
「そしてあなたの内面がもろに出ていて痛い」
はい、そのとおりですね!
「忙しいのはわかるけれどもやっつけ仕事はいかがなものか」
はいはいはいはい!もー!!!わかりました。っちゅうかわかってます。
「しゃーないぢゃん、あたしの場所なんだから。好きなようにさせてくださいよ。」
「いやしかし、えろもね、あなたの癖がよくわかってね。生々しいんですよ。」
そんなんあんたくらいにしかわからんさ。
この人に注意をされると本当に素直になれない自分がいて悔しい。
あい。わかりました。よくよく考えて書きますよ。とは言いつつも好きなようにさせていただきます。
都都逸もこの人に注意をされてから悩みに悩んでのっけてなかったりする。
そんな夜に言われた言葉は

「あなたはふとした瞬間に死んでしまいそうな気がします。自分より先には死なないでください」

それは約束できません。
やっぱりね、ままんを残すことは出来ないのですが、自分がいつなんどきに死ぬかなんてわからんし。
あんたがいつ死ぬかなんてしらんもん。残ったほうがなんとかしようよ。
だからこそ後悔のないように必死に遊んで働いてるんぢゃないですか。
しかし、残された人の気持ちは痛いほどよくわかりましたから、もう心配しているようなことはありません。断言させていただきます。
守らなくてはいけないことがあるということが痛いほどよくわかりましたから。
生きていくうえでの最低限のことは痛感いたしました。

思えばぱぱんを失ったときからあたしは人前で感情的に泣くことが出来なくなり、幾ら泣いていいよと言われても無理なものは無理だった。

「それが自分ぢゃなくても吐き出せる相手をみつけるといいよ」

そのようなことを言われたが、果たしてそんな相手は居るのだろうか。
たとえばあたしが感情的に壊れたとして受け止められる人が居るのだろうか。
居たとしてもそれを見せることがあたしに出来るのだろうか。
あなたでも出来なかったことをほかの人ができるのだろうか。
壊れた自分を拒否されるくらいだったら、こらえていたほうがよっぽどましだとひねくれ者は思う。

いろいろ話をしてきたけれど、もう少し素直に生きていればよかったなぁ。
この人の助言はきちんと聞こうと思いました。
本当によくわかってます。その人と過ごした時間に無駄はなく、とても大事な時間でした。
あたしが間違っていたのもわかってます。謝った日も覚えています。
世話がかかってすみませんでした。手に負える人は少ないことも重々承知です。
いろんな言葉を胸に焼き付けつつむこうはいやいやながらも仕事へ、あたしは帰宅すると見せかけつつまた呑みに。
そういえば「呑み過ぎないように」といっていたなと思いながら。
この人の言うことは自分のこれからを見たときに、いろんな意味で二飜縛りに似てると思う。
いろんな制限がある中で自分をもっと上にあげろってことか?
上等です。心配無用です。自分で上がるよ。これでも結構強気で攻めるタイプなので安心してください。ニヤリ。