Daily Bubble

映画や歌舞伎、音楽などのアブクを残すアクアの日記。のんびりモードで更新中。

FUGU/AS FOUND

2006-12-07 23:39:42 | music
「最近、ベルセバとコーネリアスばっかり聴いてるよ」
友達に話したら、貸してくれたのがFUGUの”AS FOUND”。今年の1月に発売されたアルバムです。
キラキラとノスタルジックを感じさせてくれるサウンドに乗っかる少しトーンの高いスムースなヴォーカル。ベルセバみたいにひねてなくて、ストレート過ぎるのがちと恥ずかしいけど、もろ好みです。

フランスのナンシーというパリから東へ3時間ほどの街がFuguの出身地のようです。
このナンシー、ロココとアールヌーヴォーとマカロンとキッシュの名産地(?)だそう。いいなぁいいなぁ。姉妹都市の金沢のような地方都市なのかな?

FUGUというバンド名(ユニット?)もよく分からないのですが、日本語の「ふぐ」がフランスでも「河豚」を意味する言葉として使われているようなので、そのまま「フグ」の意なのかしらね。なんだか間が抜けていて楽しい。

さて、”AS FOUND”。
1曲目の”Here Today”を聴いたときは、キリンジかと思いました。歌詞を読むと、すごくラヴソングでまた恥ずかしくなってしまうんだけど。
でも、苦手な冬を受け入れて、楽しむ気分を与えてくれるところもキリンジだなぁとほっこりしています。

どこまでも優しくて温かなFUGUをお供に、冬のお散歩に出かけようと思います。
ココで試聴できます♪

static electricity

2006-12-05 23:31:01 | diary
ディーラーに行きました。
車屋さんはすこし緊張します。
たいてい数組のお客さんが店員さんと相談していて、その脇で点検待ちの時間を潰すのは結構やっかいです。
聞くつもりはなくてもなんとなく商談の内容が耳に入ってしまうし、買うつもりのない車のパンフレットをぺらぺらとめくっても面白くない。本に熱中できるほど傍若無人にも振舞えず、なんとなく居場所がないように感じてしまいます。

そのディーラーには友達が働いていたので、おしゃべりがてら気軽に入って行けたのですが、今年の夏に友達が退職してからはついつい足が遠のいてしまい、オイル交換をしなければいけない距離を大幅に過ぎてやっと行ってきました。
友達は辞めたものの、営業さんや事務員さんは顔見知りなので少しは気が楽なのです。

冬の午後はあっという間に過ぎ、お店に着くころには夕暮れ間近で、乾いた空気が辺りを満たしていました。
駐車場に車を停めると、見たことのない営業さんがお出迎えしてくれました。しばらく来ないうちに転勤で新しく着たひとかなぁ?などと想像しながら近づきました。
こう見えて(?)緊張しいなので、初対面の人は苦手です。
車屋さんの営業さんは、大きく2つのタイプに分かれる気がします。
どこまでも人懐こくお客さんに擦り寄っていくタイプ(国産車タイプ)と、ちょっと気取っていて一定の距離を置いて対応するタイプ(外車タイプ)。
私を迎えてくれた彼は後者のように感じました。溢れる笑顔、ではなく慇懃な態度と物腰。うんうん、悪くない。

「オイル交換をお願いしたいんです」と車のキーを渡し彼の目を見た瞬間、びりびりと体中に電気が走りました。
懐かしく激しい痛み。
1年ぶりくらいの非常に鋭い感覚に、思わずキーを落としてしまいました。

これは、恋?

いや、違う。それは、とても激しい静電気。

お互いに、静電気体質だったようで、すこしびっくりしてそれから大笑いしました。
私が冬を嫌いな理由の一番目は、静電気。
静電気を防ぐにはハンドクリームなどで保湿することがいい、と聞いたけどまったく効果がありません。静電気のない平和な国に生まれたかった…。

笑ホール寄席 真打ち競演落語会

2006-12-04 23:59:59 | diary
先週の土曜日、水戸の茨城県民文化センターで開催された「年忘れ!笑ホール寄席」に行ってきました。土曜・日曜と真打ち競演落語会、人形噺、桂米丸落語会の3本立て(?)で行われましたが、私が行ったのは真打ち競演落語会。

県民文化センターは、数年前の山崎まさよしコンサート以来。友達は、「聖飢魔Ⅱ見にきたなぁ」とか言ってたけど、一体どれだけ昔のこと?
山崎まさよしも聖飢魔Ⅱも大ホールだったけど、今回はお隣の小ホールへ。

「最近は落語ブームなんて言うから、若い子とか多いかもね」なんておしゃべりしていたのですが、もしかしたら最年少?と本気で思ってしまうくらい年齢層高かったです年配のご夫婦で見えている方々が多かったですね。茨城だったからなんでしょうか?ともあれ、まずまずの客入りだったようです。

さてさて、落語会のプログラムはこんなでした。

一、落語 三笑亭夢吉
一、落語 入船亭扇遊
一、落語 柳家喜多八
 仲入り
一、マジック 花島久美
一、落語 滝川鯉昇

先ずは三笑亭夢吉さんの「真田小僧」。
小生意気な子供にお小遣いをせびられ、まんまと騙されて(乗せられて?)お小遣いをあげる羽目になるおとっつぁんのお話。こんなませた子供がいたらやだなぁとくすくす。
夢吉さんは10月に二枚目昇進されたばかりの若い噺家さんのようです。子供を演るときのすねたような声や目が可愛かった。

次が入船亭扇遊さんで「天狗裁き」。
とある長屋に住む男が見た(ほんとは見てない)夢を、妻が聞きたがり隣の店子が聞きたがり大家が聞きたがり御奉行さまが聞きたがり最後には天狗までもが聞きたがり、でもそれが長い長い夢だった、というお話。
うーんと、こういうお話はちょっと苦手かも。そんなに夢を聞きたがるんなら、適当に作って話してあげればいいのに、とか思ってしまう。
扇遊さんは流行語大賞やハンカチ王子斎藤くんのお話しからブルーの手拭いを取り出して落語に入っていきました。すごく真面目な印象の噺家さん。

その次が柳家喜多八さんで「あくび指南」。
先ず、袖からいかにもやる気なく疲れて面倒臭そうに出て来る喜多八さんにくすくす。こういう芸風の方なんでしょうか。
江戸では、いろんな芸を教えてくれるお師匠さんがいて、たいていは若くてきれいで色っぽいお師匠さんに男たちが鼻の下を伸ばして弟子入りしたようですが、色っぽい女性に釣られてやってきたのがあくびの教室。実は、女の夫が先生で…。
あくびの教室なんて馬鹿みたいなお話だけど、これがほんとにお馬鹿で可愛くて大爆笑でした。春夏秋冬のあくびの中でもいちばん易しい夏のあくびをお教えしましょう、なぁんて本気で言うお師匠さん。吉原へ向かう船の中のあくびをダンディーに品良く演じるのが可笑しくて可笑しくて。それを真似る八っつぁんは、まるでミスタービーンのように真面目なお馬鹿(?)なんですね。いちばんのお気に入りだったかも。
喜多八さんはすごくやる気がないように見せといて、その飄々とした語り口が味わい深くて癖になる面白さでした。お師匠さんの演じるあくび、最高でした。

10分間の仲入りの後、マジック(花島久美さん)。
クリスマスをテーマにしたマジックから、トランプ、新聞紙などを使ったマジック。新聞紙の中へ吸い込まれたトマトジュースはどこへ行ったのか謎でした。

最後は滝川鯉昇さんで「死神」。
死神に人間の寿命の見方を教わった男が金を儲けて豪遊するけれど、やがてすべてを失っていく、というちょっとブラックなお話。
滝昇さんの全身で表現する熱いお話にぐいぐいと引き込まれてしまいました。最後の蝋燭の炎を絶やすまいとするシーンは、手に汗を握りました。

ところで、私と友人の落語会の後の会話。
私「落語家さんって、顔濃いよね」
友「うんうん。最初の人はちょっと爽やかだったけど、次の人はねぇ」
私「喜多八さんは具合悪そうだったしね」
友「でも、なんといっても鯉昇さんのインパクトったら」
私「ねえ!!」
ええ、とっても印象深いお顔でした。
(あぁ、こんなくだらない感想でごめんなさい。)

クリスマスのドア飾り

2006-12-03 19:43:37 | flower
あっという間に12月です。今年もあと1ヶ月を切ってしまいました。早いなぁ。
今年は、後半が失速してしまったような気がしています。ラストスパート掛けて新しい年をハッピーに迎えたいな。

さてさて、そろそろクリスマスの準備。先日作ったクリスマスのドア飾りをup。

 

とてもとても見づらいと思いますが、ネクタイ状の模造紙にリボンを貼り、さらに2種類のリボンをくしゅくしゅくねくねと貼り付け、ブラウンのばらの花をぺたぺた。最後にゴールドを散らしました。



写真にしてしまうと全く味気ないお花ですが、実際に見た方が素敵です(あはは、自画自賛!)。
ただ、貼り付けるのに夢中でデザインを考えていなかった私。フォーカルポイントを作るのを忘れました

ちなみに、去年のクリスマスのアレンジはこんなでした。リースはこんな
さて、去年のアレンジはどこに仕舞い込んだことやら?探さなくっちゃ。