川べのお茶

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気密測定

2021-06-04 | 現場のこと
木工事真っ最中の川越市・H邸ですが、
少し前に気密測定を行っております。

玄関の通り土間、リビング上の広い吹抜(開口部も大きいです)と、
伸びやかな空間が特徴のH邸なのですが、
この大きな空間が気密測定ではどんな結果がでるのか。
ドキドキものの測定だったのですが・・・。



結果は、C値0.20㎠/㎡
 (再再度、ココは赤で太文字でいかせていただきます。笑)

 ※C値とは「建物の延床面積に対する隙間面積の割合」で、
 この数字が少ないほど気密性が高いことを意味します。
 ちなみに国の定めた次世代省エネルギー基準は 5.0㎠/㎡(ひとケタ違う)。
 高気密がうたい文句の某ハウスメーカーの平均実測値が 0.59㎠/㎡。

実はこの0.20という数値、四捨五入の丸めがあり本来は0.195?との事。
「惜しかったですね、あと0.001下がればC値0.1台でしたね」と
担当した第三者機関の測定士さんにお褒め頂きました。

この結果には現場担当でもある社長も「・・・おお~」、
検査に立ち会った棟梁や職人さん達に、
「ありがとうございました!」と頭を下げておりました。
何度も書きますが、気密性能はひたすら現場での根気良い丁寧な施工をすることに尽きます。
ここまで関わった全ての職方が、
設計の意図を理解し作業した結果といえるでしょう。
技拓工房のクオリティはこうした職人さん達の努力の賜物でもあると、
改めて確認する思いです。

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