アプリコット プリンセス

チューリップ城には
とてもチャーミングなアプリコット姫がおりました

超弦理論 Ξ⁰b(5792)  baryon

2024-01-21 21:58:48 | 理論物理学 素粒子

 👆は、Ξ⁰b(5792) baryon のヒッグスエリアによる質量解析。

 標準モデルに於ける、ボトムグザイ Ξ⁰b は、三つのクォーク usb で構成されたバリオンに相当する。ボトムバリオンには、uub, udb, ddb などもあるが、質量は usb で構成されている Ξ⁰b(5792) baryon の方が軽くなっている。

 また、ボトムグザイには、Ξ⁻b (5935)が存在している。Ξ⁻b (5935) のスピンは1/2なのでボトムグザイ Ξ⁰b と同じ基底状態であるが、quark構成が異なっており Ξ⁰b の u が、Ξ⁻b (5935) では d に置き換わっている。

 しかし、Ξ⁰b(5792) の u と d を置き換えたバリオンは別に存在しており、 Ξ⁻b(5797) は、プラスd の質量増加が認められる。

 即ち、標準モデルでは、Ξ⁻b(5797) と Ξ⁻b (5935) は、同じバリオンである必要があるのだが、その性質は全く異なっている。

 この性質の違いは、本来であれば、新しい quark の存在を示唆するものであるが、Ξ⁻b(5797) と Ξ⁻b (5935) の質量差が少なすぎるために top quark の導入には至らなかったのだと思う。

超弦理論 Ξ⁺cc(3518.9)  baryon

2024-01-21 13:07:00 | 理論物理学 素粒子

 👆は、Ξ⁺⁺cc(3621.40) baryon と Ξ⁺cc(3518.9) baryon の質量解析を比較して表わしている。

 ダブルチャームグザイ Ξ⁺⁺cc は、quark構成が ucc になるのに対して、ダブルチャームグザイΞ⁺cc のquark構成は、dcc になる。up quark と down quark を比べると、down quark の方が二倍重いので、標準モデルでは、Ξ⁺cc の方が重くなる筈ですが、逆になっている。

 👆図解析式の比較では、内在粒子の upとdown は、標準モデルの逆になっており、-d が Ξ⁺⁺cc に含まれるのに対して、Ξ⁺cc には、+uが含まれている。

 質量対比の大きな違いは、ヒッグスエリアの励起状態の違いが大きな要因であり、内在粒子の影響は殆どない事が分かる。

 内在粒子を比較すれば、

 ダブルチャームグザイ Ξ⁺⁺cc ・・・・・・・・ n-μ-e-e/2-d

 ダブルチャームグザイΞ⁺cc   ・・・・・・・・ n-μ+e/2+u

 ダブルチャームグザイ Ξ⁺⁺cc は、-μ-e が含まれるのに対して、ダブルチャームグザイΞ⁺cc の場合には、-μ 単独である事が分かる。