カフェリブロ 作家養成ゼミ 

数々の新人作家を生み出した経験から、今度は書店の経営する池袋のカフェリブロから新人作家を育てようとするプロジェクトです。

「日韓漁業紛争の裏側」が朝日新聞社出版局に決まりました。

2007年08月30日 | 作家養成ゼミ

 

 2007年7月2日のブログに書いた日韓経済戦争の企画が朝日新聞社出版局に決まった。

 

この企画はノンフィクション作品だ。甲さんという在日韓国人がいる。1970年代、彼は東京海洋大学に入学する。30年以上過去の話だ。当然その時代、差別が残る。彼は授業料を2年間も滞納するほどの貧乏だった。大学の壁には滞納者として名前が貼られるほどだった。

 

しかし彼に大きな転機が訪れる。日韓戦後補償の交渉が、日韓の政府間で行われていた。韓国政府が漁業目的のための莫大な補償を得る。使用目的は韓国の漁業発展のためでなければならない。しかし韓国政府はそのお金を漁業発展のために使える人材がいない。そこで在日韓国人で、海洋大学の生徒だった甲さんに白羽の矢が立てられた。

 

甲さんの目の前に韓国政府のエージェントがやって来る。今まで滞納したお金を気前よく払ってくれる。そして「お前のこれからの人生は韓国の漁業のために働け」というほとんど命令が下される。

 

次の日から人生が変わる。佐世保に行き、韓国のためのトロール漁船を何隻も建造する。しまいに公私混同する。自由にお金の使える身分になる。佐世保のクラブを夜な夜な飲み歩き、女性をはべらかす。

 

韓国にトロール漁船を持ち込む。そして日本人を雇い、韓国人に遠洋漁業のやり方を仕込む。そして韓国の遠洋漁業を発展させる。

 

そしてそこに蠢く韓国や日本の政治家。

 

韓国の漁業はいつしか発展し、ついには日本の漁場や市場までも荒らすようになる。韓国が獲ってきたまぐろがまぐろの卸値を撹乱する。日韓漁業戦争ぼっぱつ。甲氏は日韓の漁業紛争の裏側で事態を操作する。

 

こんな感じの話だ。話はまだまだ続く。

 

3月くらいの発売になるだろう。

お楽しみに。