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アプロン=体のまっすぐな軸。ヨガ&バレエを楽しむサイト♪

良い踊りって何だろう?

2009-03-09 20:50:07 | バレエコラム☆
良い踊りは 感動させること じゃないかなと思います。
いっくら上手でも感動がない踊りっていうのはダメ。 

感動を作り出すための手段として、テクニックやボディ、リズム、演技ができるか、
いろいろダンサーの個性があるんですね。

何を言いたいのか?やっぱり踊りは表現だから、メッセージが伝わる、って
ことがとっても大事なんですよね。

椿姫を踊った、ジョエルさんに生でお会いしましたがとってもステキな
方でした。

どうも観客の反応は、ドイツのほうが直接的みたい。日本人は”reserved”と
言っていました。リザーブドっていうのは、要するに押さえてある、っていう意味です。
主役を演じながら、観客の反応まで観てるのか、エライ!
もしかしたら、すぐ反応をもらったほうが自分も乗ってきてうれしいのかな?
って思ったので聞いてみたんです。 そしたらそれは無いって。 
でももしかして礼儀正しい人だからかなぁ?
私だったらすぐ感動したことが伝わってくるとうれしいな、って思うけど・・・。

ダメならダメ、いいならいい!すごく反応がハッキリしているらしいですね、ドイツは。
ドイツでもバレエを観てみたいです。

ところでサンパレスの椿姫はそうでもなかったのですが、西宮の兵庫県立は舞台が
引けたのはまだ9時くらいなのに、カーテンが下りたとたん、観客は電車に猛ダッシュ!
あれってなんとかならないですかね?前もベジャールの時、超感動してすぐに
帰りたくなかったのに居場所がなくしかなたくミスドでお茶したんですよね・・・。
やっぱり劇場のそばにはおしゃれなカフェが絶対要りますよね・・・。


第8回 サンクトペテルブルグ インターナショナルバレエフェス

2009-02-26 06:56:17 | バレエコラム☆
今日は朝一でバレエ関連ニュースが飛び込んできた。

今年で8回目のサンクトペテルブルグ インターナショナルバレエフェスの
お知らせ。4月11日がガラコンサートだそう。

なんか世界のバレエフェスはメンツがすごいね。エルミタージュも見たいし
いつかは行ってみたいバレエの聖地サンクトペテルブルグ…。
今年の参加カンパニーは

American Ballet Theater (USA)
Royal Ballet (UK)
New-York City Ballet (USA)
Bolshoi Theater of Russia
the Mariinsky Theater (Russia)
Bavarian Ballet (Germany) →バイエル州立バレエ
John Neumeier Ballet (Germany)
Grand Opera (France)
Stuttgart Ballet (Germany)

これって何順(笑)?ロシアのニュースなのにロシアのバレエ団は真ん中へんに書いているし、ABTが筆頭だからABC順かと思いきや違うみたいだし、John Neumeier Balletじゃなくてハンブルグバレエだし…。ABT、ロイヤル、ロシアまでなんとなくすんなり行くけどなぜバイエルが先なんだ?サイズ順じゃないのか?

フランスはパリオペしか出ないのに、ドイツからは3つも!バイエルのバレエ団ってあまり聞いたことないけど、ハンブルグに次ぐバレエ団のようです。
しかし、アメリカから二つ、ロシアからも二つ、という中で、確かにカンパニーの
規模が大きいから二つでも十分存在感あるとは言え、ドイツから3つというのはスゴイ。なんというか時代はドイツ!だったんですねぇ。まぁバイエルはルシアラッカラがいるからでそれ以上ではないのかもしれませんが。それにフランスはひとつしか呼んでいないのは、なんとなく、ロシアVSフランスの対抗意識の表れ?

バレエファンの頭の中には ロシア=クラシック、フランス=両刀使い、と
いうイメージがあるので、アメリカやドイツのコンテをロシアは取り入れたいのでしょうか… ドイツというのはなんとなく、バレエ界の永世中立国のようですね。
フランス拠りでもロシア拠りでもなく…まぁアメリカからは確実に遠い気がしますが。

出典はこちら
http://www.press-release.ru/branches/culture/49a39f40ef15f/

悪妻ロモラ・・・

2009-02-24 18:25:15 | バレエコラム☆
ニジンスキーという人のことをあまり知らなかったので
(それにバレエって今生きているライブの芸術なのに100年近くも
前の人を知りたいとも思えなくて・・)

でも本を読みました。

うーん、ニジンスキーさん、かわいそう。

何がかわいそうって奥さんロモラと結婚したこと。

この奥さん、単に天才スターとしてのニジンスキーが好きだっただけであって
愛していたわけではないのですね。

そしてロモラと結婚したおかげでスターの座を失い、人生の歯車が合わなくなり
そして、狂人となっていくニジンスキー・・・

うーんかわいそう。狂人とて生活した期間は実際にダンサーとして名声を得ていた
期間よりうんとながい。

学校卒業してコリフェとしてバレエ団に入ったのが1907年、
スターダムに一気にのし上がり春の祭典を出したのが1913年、
バレエリュスを退団させられ、不遇の道を歩み始めたのが1914年。
スブレッタハウスでの最後の踊りが1919年・・・・たったの6年・・・
まぁ長く見積もっても12年…
1919年からあとは狂気との戦いで1953年でなくなるまで実に34年も
一度狂った人生は元の軌道にはもどらなかったんです。

6年対34ですよ・・・?
最悪・・・

今となってはニジンスキーは天才バレエダンサーの代名詞ですけど…
うーん、とってもかわいそうですね。

最初の6年がどんなに輝かしくても、34年の精神病の期間は償えない気がします。
大変不幸な人生を歩まれたのだなぁ・・と思いました。


ノイマイヤー トーク感想☆

2009-02-14 07:32:10 | バレエコラム☆
昨日の東京でのトーク、早速感想がアップされていました。


椿姫の白のパドドゥ、3時間でできたの?!すごいなぁ。

振り付けは出るときは出るし、出ないときは出ない、ものみたいですよね。
まぁ私のしゃべりと一緒かぁ。バレエのことは延々と出てくるのにねぇ。


人魚姫のゴルフのところも、面白いね。なーんでゴルフなの?って
私も思ったのよね。なんかゴルフ=バカ息子のイメージあって(笑)

スポーツとしてのゴルフは別だけど、娯楽のゴルフってあまり知的な
イメージなくて、ずばり”暇な中小企業の社長”のイメージ、後ろに
取り巻きがいて『よぉ!』っとかって声をかけちゃう・・・あはは。

エドゥアルトはどんな性格の役柄なんでしょうか・・・?
どなたかご存知の方、教えてね☆

ハンブルグバレエでは他の作品は踊れないのかしら?

2009-02-06 21:07:13 | バレエコラム☆
ハンブルグバレエでは、ジョンノイマイヤー以外の作品は踊れないのかしら?
という素朴な疑問。
先ほどの紹介のインタビューにありました。

Mats Ek, Nacho Duato, Christopher Wheeldon の作品は踊れるそう。
特にマッツエックは、各ダンサーに振付けているようです。
そうなんだ~。ダンサーにとっては振り付けを自分に対してしてもらうって
いうのは特別な経験なんですね。 

このクリストファーさんは私は知らないのですが…
調べてみましたよ。こちら
うーん、若い!35歳!NYCBということはバランシン系?アメリカのコリオグラファーですね。 日本ではまだあまり知られていないのではないでしょうか?

バレエの格?

2009-02-05 21:49:07 | バレエコラム☆
私はどちらかというと、古くて確立されたものより、今から始まりそうなもの、
が好き。だから新しいバレエが好き。でも目が肥えちゃってるので(不必要に…笑)新しいだけではうれしくない。やっぱり精魂込めてないと。
それにちゃんと意味上の試みがないと。

だから、間口は広いほうだと思う。多少実験的なことも受け入れられる。
でダンスハンドブックを見ていて気が付いた。ダンスハンドブックは改定
されていて、改定後と改定前の違いが面白い。

J・C・マイヨーは改定前(91年版)はコンテンポラリーダンスに分類されている。
でも改定後(99年版)は、モダンバレエに入っている。格上げ?

ちなみにこの本の分類はこのようになる。古いほど良い、のだろうか?
確かに時の試練は必要だけれども…。
文学でも世界文学集に載るような小説を読む人が現代にどれほどいるだろうか?
なんとなく教養を気取っているようも思えるし、真の芸術というものは、常に
進化していないといけないと思うのだけれど。古典の進化が脚が上がるようになったバレリーナで止まっているような気がするのは私だけだろうか?

ロマンティックバレエ →タリオーニ、ブルノンヴィル
クラシックバレエ   →プティパ、チャイコ
バレエリュス     →ディアギレフ、ニジンスキー、フォーキン
モダンバレエ1ロシア → ワガノワ、プリセツカヤ、ヌレエフ
モダンバレエ2西欧  →バランシン、アシュトン、ベジャール、マクミラン、
           ノイマイヤー、マッツ・エック、キリアン、フォーサイス
           ナチョ・デュアト
モダンダンス     →ダンカン、マーサ・グレアム、
ポストモダンダンス  →カニングハム、トワイラ・サープ
コンテンポラリーダンス →ピナ・バウシュ


こんな感じ。
うーん。モダンバレエ2、大きすぎません?
マッツ・エックとマクミランやアシュトンが同じ線で語られるとイギリス人が
怒りそうな…(笑)

ちなみにバレエ創作ハンドブック(London、91年)を書いたジョーン・ローソン
はアシュトンに本を捧げ、マクミランは出てきますが、ノイマイヤーもフォーサイスもキリアンも、巨匠ベジャールさえも出てきません。 

もっとコンテを身近に♪

2009-01-19 23:48:34 | バレエコラム☆
日本ではクラシックバレエ(白鳥とか、眠り、とか・・・)が圧倒的に人気があり、コンテはあまり人気がないのですよね。
東京バレエ団も結構席に余裕がありました。

コンテがあまり人気がない原因は、バレエの進化、コンテンポラリーの面白さが分かるための文化背景が日本にはないから・・・。
一方クラシックのおとぎ話なら誰だって知っています。

今度ノイマイヤーの公演がありますが、私も、ノイマイヤーのことは、演劇的バレエ、としか認識していませんでした(笑) 
キリアンもネザーランドバレエシアターの人、以上終わり。
フォーサイスはめちゃくちゃ超絶テクを多用する人、ギエムの『インザ・ミドル』、以上終わり。
なーんて…(笑) なんちゅう・・・ バレエファンでもこの程度なのですから・・・。

それは、やっぱり、彼らが、どういう経緯でどうバレエに取り組んでいるから、それがバレエの進化で
斬新で面白いのか、イマイチ分かりづらいからではないでしょうか?

だって、ジョン・ケージっつったって誰よ?それ。レーモン・ルーセル?マイナー過ぎ・・・。
(ちなみにジョン・ケージはキリアンの音楽、レーモン・ルーセルはフォーサイスにインスピレーションを与えた小説家です)

ね?日本の一般人の一般教養に属さない類の知識。知っていれば、へぇ、と思えるかもしれませんが
しらねーぜ! 分かりにくいのです。

それにくらべると、巨匠ベジャールは芭蕉や黒澤を引用してくれ、Mなんて三島由紀夫が題材ですよ。
分かりやすい。日本びいきなおかげで日本人も分かりやすかった。
もはや、クラシックの類に入ってしまいそうなローラン・プティもジャン・コクトーなど、日本人にも
かろうじてなじみがある文学を題材にしているし、代表作カルメンはクラシックもありますから分かりやすい。

”西洋の文化人”の一般教養を知っていれば、きっとコンテンポラリーはかなり面白いのでしょうが
それを日本人に求めるにはちょっと無理がありますね・・・。

そんな中、ノイマイヤーは比較的大衆的です。だって、人魚姫はアンデルセン、椿姫はデュマの原作を基にしています。
読んだ方も多いのではないでしょうか?

例え読んでいなくても、娼婦に恋をした男、というのは分かりやすい。最近「ムーラン・ルージュ」という
ハリウッド映画を観ましたが、これも娼婦に恋した貧乏小説家の話でした。娼婦は最後に死にます。まんまデュマ。

ありきたりといえばありきたりですね。大体何と何が主題になるか想像つくでしょう?金で体を売る女が金で買えないものを
手にしたときどうなるか?男が金ではなく愛で女を勝ち得ようとしたとき、どうなるか?そして女が死ぬ・・・。

ノイマイヤーはベジャールと大変親しかったそうで、ノイマイヤーの処女作も俳句を題材にしているので、
日本びいきも共通です。2人は作風は違えど、目指しているところは、似ています。
ノイマイヤーは「クラシックダンスの人間化こそ必要」といい、ベジャールは「観客は作品とエロスを関連付ける
必要がある」と言っています。どっちも妖精や姫ではなく、ダンスをするのは、”人間”なのですよね。

例えば、ノイマイヤーは「ベジャールとヌレエフは似ている。ヌレエフの前は男性ダンサーは人間でも男でもなかった。
ベジャールはバレエを人間的で官能的なものにした」と言っています。

よーするに、この世のものでない王子をこの世に奪回した、ということですね。

確かに、夢のようなおとぎの世界の王子を大の大人に楽しめ、と言っても無理があります。まぁ日本は
宝塚がありますから、同じノリで女性は楽しめるかもしれませんが、ヨーロッパやアメリカでは、クラシックに出てくる
男は大人が楽しむ芸術にしては無理がありますよね。絵空事すぎて。オペラやミュージカルは大人も楽しめる娯楽なのに・・・。
いきおい、バレエ・テクの凄さしか語ることがないので、スターダンサーだけが命綱になってしまいます。

そうなると、やはり今はなんと言っても、コンテが面白いのです。
劇場で人生の一部が見える。愛や嫉妬、死といった人生のエッセンスが凝縮して見えます。

ジョルジュ・ドンを溺愛したベジャール様はどうみても男性ダンサーの人間化により注力したようです。
だから日本で花開きました。日本の男性ダンサー、すっごくセクシーでステキですから☆

ノイマイヤーは一方で心理描写の細やかさに定評があります。椿姫も人魚姫も女性による踊りです。
そう、同じ”人間らしいバレエ”でも、「女性ダンサーの人間化」が見れるという訳ですね。
妖精、姫、白鳥、といった、この世のものでない存在から、娼婦であり、男性に愛される女性という、
この世の女性へ進化したバレエ。彼女の心の葛藤や苦悩がバレエで表されて、踊られる・・・。

そう思うと、どれほどクラシックから進化したのか、がぜん興味がわいてきませんか?


バレエで痩せる?痩せない・・・

2009-01-19 16:10:19 | バレエコラム☆
今日はバレエ2本、初級・中級。うーん、なんだかなぁ。
相変わらず、コンビネーション超怪しい~。しどろもどろです。
いつか、”はいはい、やりマース”ってな具合に自信をもって挑める日が
くるのだろうか・・・。道のりは暗い・・・。

ところでバレエ2本出ても、痩せません(汗)
3本出ても、痩せません(汗)

バレエって”無酸素運動”なんだって。
痩せるためには”有酸素運動”しないといけないのですよね…。

”無酸素運動”なので筋肉は太くなります。アレと一緒、重量挙げとか…
つまり脂肪を燃焼させることはできないけど、足を太くすることはできる。きゃ~!!

痩せている人がやるのがバレエであって、バレエやっているから痩せている、
というのはありえない。ってことですねぇ・・・トホホ。

体重が重いと、余分なダンベルを背負ってエクササイズしているようなものですから余計に太くなる…あーん。 

せめて、レッスン中は頻繁に深呼吸でもしましょうか… これで有酸素運動にならないでしょうかっ?!そんなんじゃ気休めにしかならないか・・・あーあ。

こりゃダイエットウィークを作らないとダメですね…(春になったら…笑)


《レッスン累計》10個 
《今日の充実度》★★☆☆☆ 
《今日のズッコケ度》★★★☆☆ 
《今日のナルホド度》★★☆☆☆

太脚の友・・・それは何と言ってもストレッチポールです!

2009-01-16 14:42:50 | バレエコラム☆
太脚の私…この太もも、ほんと何とかならないですかね(*_*)

最近仲良しの太脚の友・・・それは何と言ってもストレッチポールです!

本当は背骨をストレッチするためのものですが、最近発見したのです。
脚の裏側全体、ハムストリングスのマッサージにぴったり!

脚全体の下にポールをいれ、前後にコロコロ。

これでむくんだ脚のむくみも取れますし、筋肉痛で乳酸が溜まりすぎて
いるときもリンパマッサージになるみたい。
ふくらはぎから、お尻の下までコロコロします。

円筒なら何でもいいので、ビール瓶でもいいと思います。
そういえば昔ありましたね、そういう脚痩せダイエット。

あまりダイエットになるかどうかですが、むくみと疲れにはとても効きます。

セルライト防止って揉めって言いますけど、後ろだから揉むのも大変ですよねぇ。

バレエのトモダチがいれば、脚の膝裏あたりを踏み合いっこするとほんと
気持ちいいですが、これが1人でできるのがSP!

オススメです~! 



ファンが多いのに成り立たないのよね

2009-01-15 16:54:14 | バレエコラム☆
最近、バレエを好きっていうのは、
1.バレエレッスン、要するにバレエのエクササイズが好き
2.バレエの形、ダンスとしての型が好き
3.身体による表現が好き

の3つの好き、があるような気がしています。

私の好き、は、1.に関しては好きというよりエクササイズとして、
すばらしく筋が通っていて明快なこと、つじつまが合っていることに
感動して以来、敬服しています。
これを考案したアグリッピナ・ワガノワには敬意を感じます。
何しろ、本当に体型を変える!やっぱりスゴイエクササイズと思います。

2.については、型については憧れるけれど、自分がその形を作り出すのは
到底無理、って感じ(笑)。 ま、ここは現実と妥協する必要があります。
クラシックは型の連続なので、耽美という意味ではクラシックですねぇ。
クラシックの型が好きなのであまり他のダンス(フラとか…)には興味がありません。写真とか見るのが好きです。

3.は、表現の手段として私の体はあまり優秀でないので一方的に観るのが好きです。自分が表現媒体となることにはあまり興味がない…というかムリ。以前演劇部にいましたが、シナリオや道具担当です。表現しなくてはならない何かがあるかと言われると困るしなぁ。

体を使った表現って、普段レッスンで何を表現しているかなぁ?
”先生苦しいデッス!”とか?(笑)

しかし、舞台で素晴らしい身体表現に出会うととっても心打たれます。
クラシックは、感情を直接表現する感じですね。コンテは抽象化して表現する感じでとても頭のよさを感じます。コンテこそはバレエの進化しつつあるフロンティアですね。

日本ではバレエをやる人の方が観る人より多いと言われています。要するに
1の人が、2,3の人より多いんでしょうね。まぁ当然皆さん、1,2,3を兼ね備えていらっしゃるわけですが・・・。 バレエ関係者の嘆きが聞こえてくるようです・・・。

でもバレエの本場と比べると、やっぱりバレエ消費者は貧弱な市場におかれていますよね。
まず日本では、15ユーロとかで高い水準のバレエは見れません(汗) 見れるのは
発表会です。でも発表会のバレエでは身体表現、シアター・アートとして感動は起こせない。なので、バレエファンは増えない。たまに良いものがくるとレッスン10回分くらいのチケット代?
ものすごく高いので、これでは見に行きたい人がいても、普及には至らない。
バレエは興行収入にならないので、職業ダンサーが成り立たない。成り立たないので
優秀なダンサーが海外に流出する・・・とまぁ、このような悪循環に陥っています。

私は以前サンフランシスコにいたのですが、シーズン中毎晩バレエ観に行っていました。だって学割で7ドルとかなんです。10日連続して観ても70ドル!ひどい席ではあるのですがそれでも一流のモノに触れるのはどれほど価値があるか。観ないのはもったいないのでマチネと2回見たり…。しかし日本ではそのようなことはどんなお金持ちにも不可能ですよね。東京でかろうじて毎年何十万も費やせば可能でしょうか…。

というわけで仕方なく1の愛好者に納まっているわけでした。

このような人間はすごく多いのではないでしょうか…

バレエ関係者の皆様、普及の鍵は価格破壊です(笑)。