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アプロン=体のまっすぐな軸。ヨガ&バレエを楽しむサイト♪

ロシアでゴールデンマスク賞を受賞されていました

2009-02-06 20:21:16 | 舞台を楽しむために♪
ノイマイヤーさんのサイトには今、チェーホフのシーガル(かもめ)が出ているのですが、ロシアとの関係はどうなのでしょうか?

『真夏の夜の夢』をボリショイに振付けて、ゴールデンマスク賞を受賞したと
いう記事があったのですが。2007年の記事ということはこれより前に受賞ということですよね。

こちらのサイトでもゴールデンマスク賞、受賞の公演?の感想がありました。
こちらはシーガル。同時期に同名のほかの作家の作品も上演されたようですね。
サンクトペテルブルグ住まい、羨ましいこと。

でもチェーホフのかもめ、読みました?私はチェーホフは、桜の園くらいしか読んでない。ロシア文学はトルストイならアンナカレーニナほかを読みましたけど、なぜかチェーホフは素通り…。シーガル、すがすがしい舞台だったようですが、それが原作とどうマッチするのかさえ全然分かりません(汗)
バレエファンとしてはバレエ舞台さえ感動できればいいと言えばいいのですが。

あらすじはこちら

ノイマイヤーさんは舞台装置やライティングにもセンスが良いようで、すごく
気になりますね。

Golden Masks, which are awarded annually for the best stage performances in Russia, were given to John Neumeier, for his Midsummer Night's Dream for the Bolshoi Ballet, and David Dawson, former principal with Ballett Frankfurt and resident choreographer for Dresden Semperoper Ballet, for the choreography of Reverance, created for the Kirov Ballet.
(COPYRIGHT 2007 Dance Magazine, Inc.)

椿姫 衣装のこと

2009-02-05 20:32:11 | 舞台を楽しむために♪
椿姫って衣装の着替えが多いんですよね!13回もあるらしい。いっそがしい。
でも有名なのは、紫、白、黒です。紫=出会い、白=幸せ絶頂期 黒=不幸のどん底期 ね!

この重くて踊りにくそうと、バレエの先生が言っていた衣装は誰が作ったのでしょう?

ユルゲン・ローゼ
Jürgen Rose という方です。


私は海外公演を見ると、やっぱり衣装のよしあしって結構バレエに影響するなって思います。

モンテカルロのシンデレラ、衣装が斬新ですっごく面白かったし!
パリオペもクラシックの上演でも衣装は斬新だったり、観客をアキさせない
工夫がありますよね。真紅のチュチュのガムザッティ、良かったし。

ま、日本では衣装ってごく普通のでも、ウエディングドレス代くらいかかっちゃうから、普通の発表会では凝るのは無理ですが、こういうのこそ、ベトナムとかに縫製にだして安く上げてくれたらいいのにね。(昔ベトナム人に相談されたことが
ある。その人は縫製工場があっても売れるデザインを出さないと・・・で日本のデザイナーが欲しいと・・・ アオザイオーダーして24ドル!驚異の価格でしょう?)

ところで椿姫ですよね。衣装は ユルゲン・ローゼさんが担当だそう。
ドイツで有名なコスチュームデザイナーらしい。日本には有名なコスチュームデザイナーはいないような気がしますが
(イッセイミヤケは”世界の”、だし)

ローゼという名でありながら男性、そして、クランコの招待で62年のロミ・ジュリから仕事を始めているようです。

■クランコ作品は
Romeo and Juliet (1962)
Swan Lake (1963),
Onegin (1965),

■シュツッツガルト バレエ
The Merry Widow (1971).

■クラシックも
チューダーのGiselle (Berlin Opera Ballet, 1963),
Franca's Nutcracker (National Ballet of Canada, 1964),
MacMillan's Concerto (Berlin Opera Ballet, 1966),

■ノイマイヤー作品は4作品
Baiser de la fée (Frankfurt, 1972),
Romeo and Juliet (Royal Danish Ballet, 1974),
Sleeping Beauty (Hamburg, 1978),
Lady of the Camellias (Stuttgart, 1978).

ちなみに人魚姫は衣装も舞台装置もノイマイヤー自身の作品です。 

あの”はかま”日本人の協力なしで作ったのでしょうか?
専門のデザイナー並に才能がある、ってことですね。
あの独特のお化粧も日本の”隈取り”を意識しているらしいし。 

でもデンマーク向けに作った作品に、なーんで、日本的手法なんだ? (笑)

Lera Auerbach

2009-02-04 20:14:10 | 舞台を楽しむために♪
私は、バレエや絵画、小説などは、受け手がなんの前準備もなく
作品に触れ合って、勝手に作品の解釈をするのがいいと信じているので
これまでバレエを見るのに特に準備をしたことはありませんでした。

逆に見た後に感動し、調べる派です。最近では、J・C・マイヨーの『シンデレラ』
に感動してちょっと調べたりしました。

でもあらかじめ調べておくと見たときの吸収度合いが違うものかも知れないですね。
今集中的にノイマイヤー作品を調べているので思いました。

ノイマイヤーのバレエ 『人魚姫』の音楽は、
レーラ・アウエルバッハ(Lera Auerbach)さんの作品です。

知ってます?私は全然聞いたこともありませんでした(汗)

彼女はなんと 1973年10月21日生まれ!35歳?!若い!
ソビエト連邦のチェルイアビンスク出身の、 作曲家/ピアニストです。
新進音楽家と言ってもいい人なのではないでしょうか?

『プレリュードCV』は彼女の音楽が触発したバレエのようで、ノイマイヤー氏とは付き合いが長そうですね。

12歳でオペラを書いたそうな!モーツアルト?こんなスゴイ人って現代でも
ちゃんといるんですね!

公式HPはこちら
http://www.leraauerbach.com/content/profile_biography_en.html

パリ・オペラ座バレエ学校「ヨンダーリング」

2009-02-03 19:56:32 | 舞台を楽しむために♪
ノイマイヤーフェストと題された今年のシリーズでは

2月 椿姫 The Lady of the Camellias ハンブルグバレエ
2月 人魚姫 The Little Marmaid ハンブルグバレエ
4月 月に寄せる7つの俳句 Seven Haiku of the Moon  東京バレエ
4月 ヨンダーリング YONDERING  パリオペ・バレエ学校
5月 ロミオとジュリエット Romeo and Juliet デンマークロイヤルバレエ


が上演されますが、この中でYONDERINGは聞きなれないバレエですね。

このヨンダーリング、英語的にも結構困ります。Yonderとは”はるかかなたの空遠く、”とでもいった趣の語です。

このバレエは、どうも最初はトロントのバレエ学校の生徒向けに作られたバレエのようです。できるまでに数年かかったとか・・・。
今回はパリオペの学生がやるんですね。
チャコットサイト

動画はこちらで見れます

http://eyevio.jp/movie/208802
振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:スティーヴン・C.フォースター

NY Timesの記事

2009-02-02 19:41:47 | 舞台を楽しむために♪
ノイマイヤーの『ベニスに死す』がNY Times の09年2月の記事にあったのでちらっと読んでみました。
アメリカは氏に対して複雑な心境なようです(笑)…

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ノイマイヤーの『ベニスに死す』について最初に触れられるべきことは、まず、
悪くはない、ということです。

先月なくなったGlenTetleyのように、ノイマイヤー氏は母国では、何かを警告しても間に受けてもらえなくなっています。というのも1960年代にアメリカを去り、73年以来ハンブルグバレエを率いているからです。

彼は今では、流行らない長いバレエをつくり、物語をオペラ並みのスケールで語り、バレエにはふさわしくないような、規模の大きい作曲家のスコアを使って踊ります。例えば、ショスタコビッチやマーラーです。彼は、ドラマ性と哲学的なアイディアにあふれていて、それがダンスへの発想と共存しています。熱くなった感情と無秩序に広がったセッティングの『ベニスに死す』は、ハンブルグバレエ団によって上演されます・・・・


The first thing to be said about John Neumeiers Death in Venice is that it is not terrible. LikeGlen Tetley, who died last month, Mr. Neumeier has become a prophet without full honor in his own country, having left the United States in the 1960s for Germany, where he has directed the Hamburg Ballet since 1973. He makes unfashionably big ballets that tell stories on an operatic scale, danced to scores by composers of equally large-scale music who are unfashionable for ballet, among them Shostakovich and Mahler. He is full of dramatic and philosophical ideas that coexist with his dance ideas. The heated emotions and sprawling settings in Death in Venice, presented by the Hamburg Ballet on ... (NY times Feb 7 2009)

シルヴィア・アッツォーニ人魚姫でブノワ賞

2009-02-01 22:32:34 | 舞台を楽しむために♪
ノイマイヤーの芸術監督就任35周年記念で、日本で上演する演目が
『椿姫』と『人魚姫』、『椿姫』は代表作として非常に分かる気がしていました。
でも『人魚姫』になったのは何でかな~ なんて思っていました。

でもこのニュースを聞いて納得♪シルヴィア・アッツォーニが『人魚姫』で
ブノワ賞を取ったんですね
。ブノワ賞とはまぁバレエ界のアカデミー賞のようなものです。
ブノワ賞のサイト http://benois.theatre.ru/english/participants/laureates/azzoni/

『椿姫』はもう古典と言ってもいいくらいです。だって作られたの1978年…
私まだ幼稚園行っています。他にはアシュトン版と牧阿佐美版がありますが
パリオペのエトワールが大勢踊っているのと、ABTでフェリが引退公演で踊っているし、ルシア・ラッカラなど大御所も踊っているのはノイマイヤー版、どれほど
伝統的なバレエ界に深く受け入れられているか分かる、というものです。
31年も再演していればそりゃ広まりますよね。もう椿姫のデファクトスタンダード。

一方『人魚姫』は2005年の作品なので、まだ若い。こちらがノイマイヤーとしては
真打なのかと…?どちらも手を抜くなんてはずはないと思うのですが
やっぱり新しい作品は振付家の現在の関心事により近いのかしら?と
思っていました。

うーん、どうなのでしょう??

ところでハンブルグバレエにはブログがあり、日本公演の様子もレポートされるそうです!



バレエのタブーに挑戦したバレエ

2009-02-01 15:58:34 | 舞台を楽しむために♪
モダンスタイルの始まりはバレエのタブーに挑戦したことからのようですね。

あのイギリス紳士マクミランでさえこんなにタブーに挑戦していたとは
知りませんでした。

■バレエが扱わなかったタブーを取り上げた例。

マクミランの場合:
レイプ・欲求不満 → 「誘惑」「姉妹」
頽廃、精神分裂症 →「うたかたの恋」「マノン」
狂気 →「プレイグランド」
近親相姦→「わが兄弟、わが姉妹」
人間が同じ人間に加える残虐行為 →「隠れ家」「遠くの鼓手」

これからはどんなことがテーマになっていくのでしょうか…?

クラシックスタイルの特徴

2009-02-01 15:54:13 | 舞台を楽しむために♪
■クラシックスタイルの技術的特長 
 パターン(型)が左右対称 補助的なパ(グリッサード)などの様々なやり方

■クラシックバレエの動きの意味
  1.上(外)に向かう動き= 幸せ、上に上げるだけなら誇りと尊大
  2.下(内)に向かう動き= 悲しい気持ち 下に下げるだけなら恥辱・疲れ
  3.横に開く動き(エカルテ、エファッセ)  
     =本心を偽る必要がない正直で誠実な人間、世間に自分をさらしだす
  4.閉じる動き(クロワゼ)= ずるい、悪い
  5.前に出る =挨拶、質問 問いかけ
  6.後ろに下がる/肩を引く= 拒否 恐怖
  7.回転 =ダンスの会話の休止符のようなもの。話題を変える。

どうすればバレエの言葉を観客に伝えられるか?それが振付家の取り組んでいる課題…。

これらのバレエの言語ってなんとなくは言われたらそうだろうなぁって思いますよね。エカルテのバットマン苦手だぁ…世間にさらしだすのが苦手ってこと?(笑)


バレエのスタイル

2009-02-01 15:50:34 | 舞台を楽しむために♪

■クラシックスタイル 例:白鳥、眠り
■ドゥミ・キャラクター・スタイル 
■ロマンティック・スタイル 例:ラ・シル
■キャラクター、民族的スタイル 例:ドンキ
■モダンスタイル(現代バレエ)

まぁ!クラシックVSコンテ、と考えていたら、もっとありました(^^;)
バヤデール、とかどこに入るのかなぁ?民族っぽいからキャラクターかな?

バレエと振付家の関係

2009-02-01 15:47:17 | 舞台を楽しむために♪
有名なダンサーがコリオグラファーのミューズとなって創作意欲をかきたてた、
というのはよく聞きますよね。ベジャールのミューズ?(笑)はドンだし。

でもダンサーのためにダンスを作るという意味では、できないパが多すぎる
ために振り付けを変えてもらったり、配列を工夫してもらったり衣装で脚を
隠させてもらったりする”大人組み”も同じ?!(笑)

■振付け家 VS バレエ 
①客観的な見方 ダンサーがスタイルに服従する
②主観的な見方 ダンサーのためにバレエを作る  
③総合的な見方 演出で観客を楽しませる 例:ドンキ