ゆっくりと世界が沈む水辺で

きしの字間漫遊記。読んでも読んでも、まだ読みたい。

小路幸也【東京バンドワゴン フロム・ミー・トゥ・ユー】

2015-04-29 | 集英社

久しぶりです。『東京バンドワゴン』。
読み始めればあっという間に読了です。この手軽さも魅力のひとつ。

【東京バンドワゴン フロム・ミー・トゥ・ユー】clickでAmazonへ。
 東京バンドワゴン
 フロム・ミー・トゥ・ユー


 著者:小路幸也
 発行:集英社
 Amazonで詳細をみる


次の刊が出るまで、新刊を放っておいたのは、このシリーズでは初めてです。
しかも、1冊どころか、2冊も。
去年1年、いったい私は何をしていたのだろうと思います。
ま、それはさておき。

東京バンドワゴン本篇のすきまを埋める番外編です。
すきまというか、現在の堀田家に至るまでのお話。
研人くんがまだ小学生だわー。メリーちゃんもいるし。
他の本となにより違うのは、サチさんの語りではないということ。
紺くんの語りで青くんの昔話とか、亜美さんが語る紺くんとのなれそめ、青くんの一人称ですずみちゃんとの出会いとか、真奈美さんが花陽ちゃんにこっそり教える内緒話とか。
藤島さんが勘一さんに怒られた時のお話も。
そういうことなのかな、と、おぼろげに納得していたところをちゃんと語ってもらえた1冊で、シリーズを読み続けてきた者としては嬉しい限り。

特に、新鮮だったのは秋実さんのお話です。
へえ、そういう感じだったのかーと、これはちょっと意外でした。今まで少ししか語られてこなかったからなぁ。
そういえば、ドラマ化もされたんだったなーと、思いだしました。
ちゃんと観ていなかったせいもありますが、その時のキャストには全然影響を受けませんでした。もっと身勝手な脳内キャストで読んでますから。

というわけで、次は。

【東京バンドワゴン オール・ユー・ニード・イズ・ラブ】clickでAmazonへ。
 東京バンドワゴン
 オール・ユー・ニード・イズ・ラブ

 著者:小路幸也
 発行:集英社
 Amazonで詳細をみる


もう、その次もあるんです。
最新刊は10巻目。

【東京バンドワゴン ヒア・カムズ・ザ・サン】clickでAmazonへ。
 東京バンドワゴン
 ヒア・カムズ・ザ・サン

 著者:小路幸也
 発行:集英社
 Amazonで詳細をみる


この夏は、文庫でおさらいでもしようかしら。
…いや、無理だな。
再読より、目の前の積読本を読まないと。
いろいろおもしろそうな本(自分で選んでいるのだから当然といえば当然)が目の前にあるのに、どうして読み切る前に本屋さんへ行っちゃうかな、自分。





コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ベン・H・ウィンタース【地... | トップ | 古井由吉【辻】 »

コメントを投稿

集英社」カテゴリの最新記事