夕暮れのフクロウ

―――すべての理論は灰色で、生命は緑なす樹。ヘーゲル概念論の研究のために―――(赤尾秀一の研究ブログ)

8月15日(金)のTW:日本を革命したGHQの戦勝記念日

2014年08月15日 | Weblog

 

いつも思うのだけれど、国の戦争のために命を捧げられた兵士への慰霊のための参拝を、なぜ集団で行うのだろう。心の問題だろう。団体行事じゃあるまいし。餓鬼たれ国会議員ども。RT @47news:高市氏ら超党派で靖国集団参拝約80人終戦記念日 bit.ly/1BisMyq


今日は終戦記念日、この間から時間に余裕があれば、奥平康弘氏の『「萬世一系」の研究』を読み進めている。この本は、終戦記念日の今日のような、日本の歴史 に大きな変革をもたらした歴史的記念日にこそ読まれるのがふさわしいと思った。というのも、この本のテーマは『「萬世一系」の研究』だけれども


六〇頁ほど読み進んで感じたのは、本書が同時に、敗戦直後の日本において、GHQや当時の日本国の政治的指導者たちが、どのような過程を経て大日本帝国憲法 から日本国憲法へと憲法の変更を行ったのか、すぐれた歴史的な研究にもなっているからである。それをツィッターでメモを取り感想を


つぶやきながら読んでいる。ここまで読んで感じたことの一つは、やはりというべきか、GHQが戦後の「日本の国家体制の変更」に意外に深く関わっているんだ な、ということだった。国際法規については無知なのでよく分からないけれども、戦勝国は敗戦国に対して、ここまで「国家体制の変革」に干渉でき


るものだろうかとも思った。それと、当時に憲法改正に当たって日本政府と交渉の窓口を担った民政局の若い将校ケーディスたちの「信仰」ともいえるような強い 「国民主権」「主権在民」への拘りだった。もちろん当時の赤い学者、官僚たちが暗黙裏にそれを支持し、その実現のために働いたらしいことも


よく分かる。この著書の筆者である奥平康弘氏も、この立場から「萬世一系」の研究を進めているらしい。ただ疑問に思ったのは、アメリカ人の典型的な「進歩的 知識人」で、当時の重要な社会的思潮でもあった共産主義の影響も強く受けているらしい、ケーディス大佐たちの「国民主権」「主権在民」思想の


国家観をストレートに受け入れ、それに何の懐疑の念を示すことのない著者自身の「国家観」である。著者自身のその国家観の意義や必然性の論証が今のところほ とんど見られない。これでは、『「萬世一系」の研究』も単なる著者自身の「信仰表明」に終わってしまって、哲学的な学術論文たり得ないのではないか。


まだ本も読み始めたばかりのなので明確な結論はもちろんまだ出せない。いずれにしても憲法問題を論じる上で、あらためて哲学の問題が決定的に重要であるような気がした。どのような国家観、歴史観を持ち得ているか、それが憲法における価値判断に決定的に影響する。


やはり女性を国家のトップに据えれば国を誤り傾けることになる。韓国民は後悔するときが来る。男女それぞれ天性の資質を考えるべき。「男女共同参画」で安部首相も女性を人工的に管理職に据える?【朴大統領、「慰安婦問題解決すれば関係は発展」】 :yomiuri.co.jp/world/20140815…


 
 
 
 
 
 
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