夕暮れのフクロウ

―――すべての理論は灰色で、生命は緑なす樹。ヘーゲル概念論の研究のために―――(赤尾秀一の研究ブログ)

一粒万倍、一粒の麦も、死なずば

2007年11月30日 | 日記・紀行

一粒万倍、一粒の麦も、死なずば

畝を作って、麦を蒔く。

スコップの手を休めて、麦畑から市街地を望む。柿もたわわに実をつけている。

ヨハネ書第12章第24節の、一粒の麦のたとえ話を思い出す。「一粒の麦の種が地に落ちて死ななければ、一粒のままである。しかし、もし死ねば、それは万粒の実を結ぶ。」

この言葉を、イエスは弟子アンデレを通じてギリシャ人たちにくれぐれも念を押して語られた。こうして、イエスはご自分の死の意味をたとえでお語りになった。イエスの死によって、イエスの御霊は聖霊として多くの人々の心に実を結ぶことになる。

そして、奇しくも本日の十一月三十日は、アンデレの十字架に架せられて殉難したとされる日である。アンデレの苦難を想い、アンデレの忍耐に学ぶ。

イエスは大工をなりわいにしていたそうだが、きっと麦を植えられたこともあったに違いない。

願わくは蒔いた麦の種に多くの収穫のありますように。

2007年11月30日 

 


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