90年代 中期94〜97年ころ
小室ファミリーが音楽界を席巻
した。
小室哲哉プロデュースのアーティストが大挙デビュー、ヒットチャートをにぎあわせていた時期が
あったことは記憶に新しい。
その20年前に当たる
1972年から75年ころにかけて
やはり
その
〇〇ファミリーの原型ともいう
その時は〇〇ファミリーなんて言葉での表現はなかったけれど
時代の中心者のもとに集まって
売り出されていったアーティストたちがいた。
関係性を強めて悪く言えば
おこぼれちょうだい的な
良く言えば
ウェーブに乗っかる
そんな時代の狭間に
存在したグループ
ラニアルズ
彼らは
拓郎さんの曲をcoverして
デビュー二作目を「恋の歌」とした。
拓郎ファミリーと呼ぶのなら
その頃は
【猫】や【ラニアルズ】
【六文銭】など
吉田拓郎さんを中心に関係しながら
活躍していたように思う
ラニアルズ… 「ザ」をつけて
「ざらにある」
と自虐的なネーミングでもあった。
ラニアルズは
拓郎さんのステージにも飛び入りで
ゲストにでていたりする
ちょうど
金沢事件後の
神田共立講堂のステージにも駆けつけたり…
瀬尾一三さんアレンジの【恋の歌】
このアレンジは
のちに
'75つま恋の最終ステージ人間なんて
を歌う前のラスト前の曲だった。
同アレンジで拓郎さん自らも歌っている
2019年のステージでちゃんと歌って
以来
1975年のつま恋で歌って以来
【恋の歌】は披露していなかった。
とてもシンプルではあるけど
どこか懐かしく
せつない
青春歌謡的な雰囲気の楽曲で
古さは感じるものの
僕ら以前の世代の人たちは
とても馴染みのある
フレーズなのだと思う。
ラニアルズが歌う
【恋の歌】も
拓郎さん本人が歌うよりも
この歌のもつ雰囲気は
多分
ラニアルズが展開した表現の方が
あってたりもすると思う。