明日の葉っぱ(8×8)=69

思いつくまま 気のむくまま書いてます。

ノイズのサイズ

2020-06-27 05:22:00 | 散文 詩 

心地よさを奏でる旋律は


透明な言葉と声と


優しさに包まって


この耳に届けられる




味のあるレトロな


音でさえ


デジタル化で磨きあげ


本来の魅力を見失う






なんでもかんでも


綺麗、さっぱりは


味気ない






どこかに懐かしさを覚え


どこかに切なさを散りばめ






心地よいノイズも


ノイズのサイズが


大きくなれば、


雑音になる


本来の音を聞き取れない






二人の綺麗な旋律には


多少のノイズは


あってつきもの










はじめてのチュウ あんしんパパ

2020-06-26 05:12:00 | 僕の音楽日記
みんな
それぞれ
ファーストキスがいつごろだったとか
もう遠い昔で忘れてる人もいれば
しっかり覚えている人もいたり、

クラス会とか
昔の仲間とあつまって
そんな話になる時がある。

「おい、お前のファーストキスはいつ?誰と?」なんて
ムードもへったくれもない
ガサツな奴が決まって切り出す。

時にはその役を僕が受け持つ時もあるが…(笑)

女子はファーストキスの印象よりも
「初恋」はいつ?とかの方が
答えやすかったりする
男子はいきなり
核心をついてくる
それよりも
初体験はいつ?といったことの方が男子は盛り上がっていく。

男と女の大切な
「初」という
経験は
女子は「初」といったら
多分、「キス」だろうし、
男子は「初」といったら
多分、「体験」なんだろうね
それだけ
男子は男になる事に
命をかけてるところもあったり

男になる前となった後では
世界が違うと
よく、先輩から
聞かされていた。
でも、奥手の僕は
それ以前の

いわゆる
「はじめてのチュウ」すらなくて
ファーストキスなんて
ロマンティックなものでもなくて
ファーストキスすら
済んでなかった男子だった。

むしろ男になる、なりたいと願う方が強かったかもしれない。

人によっては感動的なファーストキスの体験をされてる方もいるだろう

僕のファーストキス…はじめてのチュウは
多分…赤ちゃんの時だったのかもしれない。

ファーストキス
という表現よりも
「はじめてのチュウ」という言いかた
の方が可愛らしくて
微笑ましくて
いやらしくなくて
いい

どちらともなく
顔を寄せ合って唇を重ね合う
kiss
とか
彼女が無防備にしてるところを不意にするkissとか
好きの表現のクライマックスが
kiss。
でも、おでこだったり、頬だったり
チュウをする行為は
やっぱり恥ずかしいもので

無口になってしまう。

バツが悪くて
その場の空気が止まる

好きな人にチュウをするまでに
たどりつくまでの
ストーリーを妄想する
時が一番楽しい時なのかもしれないなぁ









㊗️ブログ開設から1000日1190本目記事。「流星」吉田拓郎

2020-06-25 05:24:00 | 僕の音楽日記
https://youtu.be/yfLHnA6BAD0



さりげない日々につまずいた
僕は…

星を数える男になったよ…





幸せだとは
言わないが
不幸ぶるのは
柄じゃない





君の欲しいものは
なんですか



僕の欲しかったものは
なんですか?





今日で1000日を迎えました。

僕の好きな歌
気になる歌
記憶に残る歌
あの頃流れてた歌

その時々に流れていた歌
そしてこれからも…



例えば
僕が
間違っていても
正直だった悲しさが
あるから…



確かな事など
何もなく

ただ
ひたすらに

君が好き











secret base 君がくれたもの Zone

2020-06-24 05:44:00 | 僕の音楽日記




小学生の頃
それこそ
もう、浦沢直樹さんの
「20世紀少年」のような
近所の仲間があつまって
秘密基地をつくって遊んでいた。


それはほぼ毎年のように繰り返されていた。

広場の片隅で、
廃材を集めて
塀を作り囲いをつくり、

ダンボールを店から
もらってきたり、

草を刈ってきて敷き詰めたり、

人3人、4人がやっと入れる
スペースを作ったり、
いわばホームレスの
小屋のような物まで
作ったこともある。

そうかと思えば小高い丘の森の中で、防空壕らしき穴を探して
そこを秘密基地にする計画を立てたり
森の中だから
虫がたくさんいてそれを
駆除するのに手間取って
一掃作戦と、称して
火であぶりだし、危うく山火事を起こすところだって、
先生にこっぴどく怒られた。

とにかく自分たちの自由な
空間が欲しくて
あの頃まだ自分の部屋、勉強部屋もなく
だんだん親離れしていくにつれ
秘密を持ちたがる年頃になっていった。
漫画を持ち寄ったり、それこそ
親からすれば
漫画ばっかり見ていた子供だったから
勉強しなさい!と事あるごとに
言われるのが嫌で…

漫画は格好の標的だった。
その漫画をゆっくり読みたいための
秘密基地だったり、
その漫画も
少しお色気の女の人の裸が描かれた漫画とかを凝視したかったり…
秘密の時間、秘密の空間が欲しかったんだね
でもある程度秘密とはいえ
目につく場所に小屋とかつくってるから
秘密でもなんでもなくて、

夏休みなんかは格好の場所になったりした。
朝からその小屋に行って勉強するとか親に言って家を出て
漫画見て、友達と遊んでた。

ある日
11時ごろ
親が秘密基地に顔を出して
「光化学スモッグ警報が出たから帰ってきなさい」 
と 迎えにきたりした。

青空の下で遊ぶのも
あの頃
なかなか不自由な
時期もあったりしたんだ。

そんな秘密基地
建設ブームも小学校を卒業するのと
同時に中学生になる頃には
自分の勉強部屋を与えられて
プライバシーを持つことで
秘密基地建設は行われなくなった。

今でも夏になる前にその
候補地を決め
基地を作ることの楽しみをもって
長い夏休みから冬休みへ向けて
自分たちの遊びの空間を作った思い出を懐かしく思い出す。
ちょうどこんな時期から…
仲間と話ながら…


友だちよ泣くんじゃない 森田健作

2020-06-23 06:53:00 | 僕の音楽日記
ドラマ 「おれは男だ!」は
僕の世代はリアルではなく
再放送を
よく見ていた
平日の夕方16時ごろの時間帯だったと思う。

青臭いセリフ
今はきっと誰一人
言わないであろう
70年代初期の青春ドラマ
そしてそのセリフはやはり
森田健作さんでしか言えないものだったり、

「おれは男だ!」から
続く学園物青春ドラマは
ちょうど思春期に
差し掛かっていく僕にとって

手引書のような、
青春期への説明書のような、
そんな役割を持っていた。

「男とは…」
「学生時代の男としての振る舞い」だったり、
主人公になりたいけど
、なれないわけで、
そんな色々な立場、
人間模様をドラマで見ながら
自分も投影し、入り込んでいた。

よく、ヤクザ映画を観終わって
出てくる人は映画の魔法にかかって
いると、いう、アレ!

僕もすぐに魔法にかかりやすい
素直な少年だったので
「おれは男だ!」の小林くんになっていた。
あんな爽やかで、硬派な
生き方に憧れ
頼りにされるようなそんな
人間になりたいと
思ったりした。
本当ならすぐ
役どころの小林がやってる剣道を
感化してやるはずの僕なのに
あの頃、何故か?
剣道をやりたいとは思わなかった。
なんでも形から
入ろうとする僕なのに…
きっと、ヘナチョコだったから
苦しい事は嫌だったのかもしれない。
それと、当時、スポーツといったら
「野球」だった。
その、「野球」にとって変わるほど
剣道に魅力を感じなかったのだろう。
ドラマでも人気のない
剣道部を立て直すくらいだったのだから
本来、
古来より日本の武道としての剣道、柔道に目覚め
学生時代精神を鍛え…
という流れなのだろうけど

あの頃僕はやっぱり野球だった。
なりたかった将来の職業は
「プロ野球選手」
「漫画家」
漠然とだったが
そんな夢のような考えを持ってた
甘ちゃんの僕は
「おれは男だ!」のドラマは
まさに、喝を入れてくれる
ような
兄さんや、姉さんからの
メッセージのような
感覚でみていた。

「さらば、涙と言おう」や
「男なら気にしない」
「友達よ泣くんじゃない」
というドラマからの歌は
よく、耳にした。
泣く事、クヨクヨして落ち込んで
そんな一生懸命熱く不器用だったあの時代に必要な
スパイスが沢山詰まったドラマに
流れる歌は
僕の来るべき明日の学生生活に
予習をもたらしてくれていた。

友達が泣いていたら、
泣くんじゃないと、
励ましてやれる
頼り甲斐のある男になるんだ!

泣くんじゃないと言い、
励ましてあげれる男になるんだ!

ドラマを見終わって
その胸に湧き上がる感動でそのまま
家の中で何も無かったかのように
出来なかった僕は
ドラマを見て
奮い立つ熱い気持ちをクールダウンさせるために
そのまま夕方、
日暮れの町を見ながら
少し高いアパートへ向かってた
夕焼けが見え、街を見渡せるそのアパートへ行って
夕焼けを見ながら
「友達よ泣くんじゃない」を
暮れていく街なみを見ながら
口ずさみ歌いながら、小林くんになろうとしていた。

でも、小林くんにはなれなかった僕。
剣道部には入らなかったし、
友達は誰一人泣く人がいなかった

泣いてる友達がいたら励ますのに
泣く友達はいなかった。
あんなに泣くのはドラマの中だけだったんだと
気付き始めた僕だった。