明日の葉っぱ(8×8)=69

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あの日に帰りたい 荒井由実

2021-03-01 15:44:00 | 僕の音楽日記
荒井由実時代の
作品
「あの日に帰りたい」
キリンラガービールのCMに
起用される



1975年10月5日に発売された
この作品

前作の「ルージュの伝言」は
同年2月発売。
わずか8ヶ月後
アメリカンポップスを匂わせる
軽快な楽曲の
ルージュの伝言から
一転、
しんみりと落ち着いたバラードへの
シフト
そして、その後次のシングルは
「翳りゆく部屋」へと
続くわけだが…

当時まだ小学生の僕は
この作品でユーミンを知るわけだが
ラジオのベストテン番組から
耳にした
重く、暗く、もの寂しい
この歌。
♫泣きながらぁ〜ちぎった写真を
掌につなげてみるの
悩みなき 昨日の微笑み
わけもなく
憎らしいのよ…

悔やんでいる自分
過去に立ち戻りたいと
強い思念を感じる
行間。
行き場のないもどかしく、
やるせない感情。




青春の後ろ姿を
人は皆
忘れてしまう


青春の後ろ姿…この表現がユーミンらしい。

青春という言葉は
横並びでは理解できない
過ぎ去って
追い抜いていってしまうと

人は、
あ、あれが青春だったのかな?
と思うようになる
それを
確認しようと
その後ろ姿を追いかける
いわば、青春を懐かしむ
後を追いかける
そんな時が人には誰にでも
訪れる。

後ろ姿を忘れてしまうのは
見失うのとはまた、違うわけで
おぼろげながら
記憶しているのだけれど
時の流れの中で
忘れていってしまうのだろう
けれど…


あの頃の私に戻って
あなたに会いたい


誰にだって
あの頃があり
あなたもいる
あの頃のあなたは
一人ではない
思い出の中のあなた、
大切なあなた
かけがいのないあなた

青春という季節にともに
同じ風に当たって
同じ風に吹かれた
あなた。


あの頃にもどれるなら… 
それは…
青春の後ろ姿を思い出す時に
思う 想い


あの日に帰りたい…



当時小学生の僕には
まだあの日は
なく、
あの頃もなかった

だから
この歌には
ピンとこなかったし、
良い歌だとも
ちっとも思わなかった


だけど時は巡り
この歳になり、この時代になり

最近
沁みるんだね
この歌詞、このメロディ

時代がやっと
この歌に追いついた瞬間

特に僕の人生の年月と重なって
聴く
あの日に帰りたい


あの日
あの頃

あなたに会いたい…



レコードディング
参加ミュージシャンが凄いんです。
ドラムス 林立夫
ベース ガットギター 細野晴臣
キーボード 松任谷正隆
ギター 鈴木茂
パーカッション 斎藤ノブ
コーラス 山本潤子 シュガーベイブ 吉田美奈子





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