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はずれくじ 風(伊勢正三弾き語り)

2020-10-06 05:39:00 | 僕の音楽日記



1975年のファーストアルバム「風」

豪華なミュージシャンのサポートを受けて発売されたアルバム。
名曲揃いで以前アルバムレビューはここでも書いたけど
僕は中でも
「はずれくじ」が大好き。
弾んだビートのある曲調は正やんの詩に久保やんの曲というこのアルバムで「ダンシング・ドール」と「はずれくじ」で、こんなPOPな感じも風なんだ…って

詰め込みすぎず、
背伸びしすぎず

あの時代1975年の匂いが今でも
感じられるようだ。
可能性を信じて
三者三様の個性で旅立った
「かぐや姫」を抜けて
それでも正やんは、久保やんとの
DUOをという道を選んだ。
まだ独り立ちできてなかったのか?
正やん!

こうせつ という太陽に月のように寄り添いながら自らも輝く
そんな正やんだったから
解散という「はずれくじ」をひいた
なんて思っていたのだろうか?

その後風を解散して、一人で活動するように正やんもなるのだが…
誰かに、誰かと、寄り添いながら
引き合い、引かれあい、
輝くことの術を知っていたのか?
正やん!

だから
「風」というグループは
ちっとも はずれくじをひいた
訳でもなく

むしろ
「当たりくじ」
だったと思う。

ガムシャラに駆け抜けた
二人組
フォークからニューミュージックへの変貌に軽やかな足取りで
活動してきた4年間

いま、またあの頃を思う。


正やんが弾き語りでの
この歌はアルバムアレンジを忠実に
意識して、展開して歌ってる。
当時のアルバムのこの歌のアレンジは
石川鷹彦さん。
アレンジもすばらしく
風とのパートナー的存在は作品を輝かせてくれていた。









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