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雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(139」

2021-01-19 20:56:51 | 日記
雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(139」
“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red Gables/236(2021/1/19/火】「そうだ、ヴェノナ文書を見よう!」、天の啓示を受けたわけではないが、急に「我が怪しい脳みそ」は電波を受信するのである。


電波と言えば、我が家の地上波が曖昧になってカミサンが酸欠の金魚みたいに死にそうになった。“痴情派”の小生はちっともケアされずに放置されてしまったが、地上波は“女の命”、「街の電器屋さん」に修理してもらった。


来てくれたのは小生と似たような中老のご主人と、175cm ほどの大柄な娘さん。彼女は頭蓋骨(頭部)を完璧に武装(保護)しており、表情(顔面)は全く見えない、まるでバットマン。すごい勢いで作業に取り掛かり、小生が全く知らなかった天井裏の分波(配電波)盤を探り当てて、我が部屋に放置されていたブースターをとりつけ、見事に作業を完了した。


「あー、カッコイー!」、宝塚の男役を讃美するようにカミサンは大感激、目が潤んでいる。小生も「こんなのがいたら随分いいだろうなあ、頼りがいがある、犯してくれないかなあ」なんてワケの分からないことを思いながらウットリ。デキル奴は求心力が全然違う、重厚長大、存在感、オーラがある・・・


古人曰く「デキル女は男が10人でかかっても勝てない」。優れた女王、女帝はいるし、怪しいドイツ男を手懐けた21世紀の「ドイツの母=わが祖国」みたいな女帝メルケルの後継候補者、男3人を見ると、いずれも求心力はどうも怪しい。川口マーン惠美氏の「住んでみたドイツ 8勝2敗で日本の勝ち」から。


<ドイツ人にとって有給休暇は純粋な休暇である。メインの休暇は3週間まとめて取り、旅行に出る人が多いが、リフレッシュして職場に戻れるかどうかは怪しいところだ。日焼けはしているが、中身はくたびれているという人も少なくない。


ゆったりと休暇を満喫しているように見えるドイツ人だが、一方で「燃え尽き症候群」が社会問題になりつつある。ドイツのメディアは「休暇中でもケータイやパソコンを持ち歩き、会社のためにスタンバイしなければならなくなったストレスのためだ」と分析しているが、私はそうは思わない。


人々がケータイやパソコンを携行しているのは、会社のためではなく、仲間のネットワークから離れないため、あるいは休暇中の自分の写真を即時フェイスブックにアップするためだ。


ドイツ人の休暇は最近、やけに過激だ。聞いているだけで疲れる。冒険や挑戦など、日常生活から完全に逸脱したプログラムも多い。私の友人でも、キリマンジャロに登頂した人、10日もかかってエベレスト山腹のトレッキングをした人、あるいは南極大陸に行った人までいる。皆、中年なのにご苦労様な話だ。


これほど刺激的な休暇を過ごせば、疲れるだけでなく、その反動で日常生活がつまらなく思えてきても不思議ではない。ここまでハードでなくても3週間の休暇中、まるまる3週間旅行して、混雑した空港で揉まれて戻ってきた人は、休暇の後、たいていくたびれ果てている。


休暇がリラックスにもリフレッシュにもならない。どんなに休暇日数が増えても、ドイツ人はやはりストレスに悩まされる。今さら休暇を減らすことは不可能だろうが・・・


アンケートによると、ドイツで働いている人の3分の1が、同じ時間内にこなさなければいけない仕事がどんどん増えていると感じている。確かにそれはあるだろう。ドイツ人の労働時間は短く、しかも賃金は高い。おまけに社会保障費も高く、雇用者が半分、労災保険は全額を負担しなければいけないから、雇用者側は当然、従業員をできるだけ増やさずに労働効率を上げようとする。つまり、同じ時間内にこなさなければいけない仕事がだんだん増えていっても不思議ではないのだ。


ただ、私の見るところ、ドイツ人は自分で自分の首を絞めているようなところも多い。大体働いている人が自分の労働時間をあまりにもシビアに見張り過ぎている。週38時間の雇用契約を結んでいる人は、それを一分でも超えると損をしたと思い、とても腹を立ててしまうのだ。


だから、何が何でも時間内に仕事をこなそうと皆が常に焦っていて、勤務中は極端に不機嫌だ。就業の10分前にかかってきた電話には絶対出ない。すでに仕事を終えた人は、就業時間と同時に飛び出せるようにウォーミングアップをしているし、まだ終えていない人は、後の10分で終わらせようと死にもの狂いだ。


これは店でも同じである。閉店間際に店に入ると、店員が「なんで今頃来たんだ」と言わんばかりに、あからさまに嫌そうな顔をする。こんな働き方では、自分でストレスを育てているようなものだ>


マルクスの母国だから「労働=資本家による搾取」という教えが残っているのか・・・ドイツ人は極端にブレやすいようだ。昨日マルクス、今日ナチス、明日はリベラル、明後日ボーゼンとかなりかねない。振出しに戻ったりして・・・


日本人の労働観というか仕事観ともずいぶん違う。ドイツ製薬会社日本支社長のドイツ人にインタビューし、「これからの目標は?」と聞いたら、「うーん、やることはやったから・・・」と困惑していたことを思い出した。後で秘書に聞いたら「功成り名を遂げて、暇つぶしで支社長を引き受けた方ですから」とのこと。「働けるうちは社会に貢献したい」といった天職的仕事観は、もしかしたら日本独特かもしれない。


マルクス VS 福翁・・・仕事観を含めてずいぶん違うのだろう。清く正しく美しく、清貧を厭わずなんていう人生観は日本でも減るばかりなのだろうか。国家観、戦争観というのもずいぶん変わったろうが、危急存亡の秋となればまた変わるのか。


「ヴェノナ文書」を借りに図書館へ行ったら3人待ちだった。以前、同書はひっそりと書架に置かれていたが、世界の転換期を予測して「諜報戦」に関心を寄せる人が増えているのかもしれない。ネットによると――


<「ヴェノナ 解読されたソ連の暗号とスパイ活動」ジョン・アール・ヘインズ、ハーヴェイ・クレア著、中西輝政監修(扶桑社)


第二次世界大戦から朝鮮戦争、そして冷戦。現在へと続く戦後の歴史は「アメリカ覇権の歴史」でもある。その米国が今、「ある文書」によって自国の戦中・戦後史の見直しを強いられていることをご存じだろうか。そして、この歴史の見直しは日本にも暗い影を落とすものかもしれない。


■ソ連の暗号解読が引き当てたとんでもない事実:同書は、米国が1995年に公開するまでひた隠しにしてきた「ヴェノナ文書」を軸に、戦中・戦後の米国の政策決定が「スパイ」によってゆがめられていた可能性を指摘する。


話は1943年、第二次世界大戦中にさかのぼる。米国陸軍情報部の「特別局」の情報官がこんな噂を聞きつけた。「独ソが英米を出し抜いて単独和平交渉を行っている」


この和平が成立すれば、独ソ両国は結託して戦争資源を米英に集中してくる可能性がある。この噂は当時の米軍にとって極めてデリケートな情報だった。


真偽を確認するために、米国は在米ソビエト外交官がソ連本国と交わしている秘密通信の解読プロジェクトを立ち上げ、そのプロジェクトを「ヴェノナ作戦」と名づけた。


「論理的に解読不能」とされる複雑な暗号システムに挑む困難なプロジェクトだったが、米国の情報分析官たちの奮闘によって、米国はついに暗号を部分的にではあるが解読することに成功。通信の内容は「独ソの和平交渉」を示してはいなかった。


しかし、これでひと安心、とはいかなかった。その代わりにもっととんでもない事実が明らかになったのである。


■なぜこんなに早く? ソ連の原爆保持の謎:第二次世界大戦終戦当時、核戦力を持っていたのは世界の中で米国だけだった。そして、そのまま米国のみが核を持っている状態であれば、今の世界秩序は全く違ったものになっていたはずだ。終戦後長くつづいた米ソの冷戦は、両国ともに核という「最終兵器」を持っていたからこそ起こり、維持されたものだからだ。


ソ連がはじめて核実験を成功させたのは米国に遅れること4年、1949年のことだった。たった4年である。不自然ではないだろうか。核物質の精製技術や兵器化の技術というのは、当時のソ連の技術水準からしてそれほどの短期間にものにすることができるものだったのか。


「ヴェノナ作戦」がソ連の暗号通信を徐々に解読できるようになったのは1946年。すでに戦争は終わり、「独ソの平和交渉」の証拠をつかむという当初の目的はすでに無意味になっていた。


しかし、最初にまとまった文章として解読された通信内容が示していたのは驚くべき事実だった。ソ連は米国最大の秘密計画だった原爆プロジェクトに深く浸透していたのだ。


ソ連は主にアメリカ共産党員をエージェントとしてリクルートし、国内に大規模なスパイネットワークを作り上げていた。それは米国の国家中枢にまでおよび、軍事と外交に関わるほとんどすべての主要官公庁の内部に多数のスパイを獲得していた。米国の原爆開発プロジェクト「マンハッタン計画」の内部でも、クラウス・フックスとセオドア・ホールの二人の物理学者、そして技術者のデイヴィッド・グリーングラスらが、ソ連に多くの技術情報を渡していたとされる。


ソ連がわずかな期間できわめて安価に核開発を成功させることができたのは、米国のスパイからもたらされる情報によるところが大きかった。このスパイネットワークを通じて、米国の原爆プロジェクトはソ連に筒抜けだったのである。


話は原爆だけにとどまらない。後の捜査でわかったことだが、スパイの中にはイギリスのウィンストン・チャーチルやルーズベルトと個人的に会うことができるほど高位にあった者もいれば、軍の高官もいた。外交官もいた。


そして厄介なことに、「ヴェノナ作戦」によるソ連通信の解読文に出てきた、ソ連に協力する米国人の数は349名。しかし大部分はコードネームを使って活動しており、本名を特定できたのは半数以下だったという。残りの半数以上は摘発されることなくスパイ行為を続け、国家の中枢で米国の利益を損ねる行動を繰り返しているのかもしれなかった。


当時の米国は、身内に裏切り者がいるのは確かだがそれが誰かわからない状態でソ連と外交交渉をしなければならないという、非常に困難な状況に追い込まれていたのだ。


「ヴェノナ 解読されたソ連の暗号とスパイ活動」はソ連のスパイネットワークがどのように形成され、スパイたちはどのように活動し、それがどう米国の政策決定に影響していたか、そして米国はなぜ「ヴェノナ文書」をひた隠しにしてきたのかを、当時の歴史背景を交えながら解説していく。


「スパイ」「ソ連」と聞くとなにやら陰謀論めいた話に聞こえるが、「ヴェノナ文書」の存在も、それが長く封印されていたことも事実である。原爆の製造情報をソ連に渡した容疑で逮捕され、のちに死刑となったジュリアスとエセルのローゼンバーグ夫妻には40年以上も冤罪疑惑がつきまとっていたが、この文書の公開によって実際にスパイであったことが証明されている。


学校で教わったり本で読んだ戦後史の裏側にあるもう一つの物語。本書は、誰にとってもスリリングな読書経験となるはずだ>


昔ソ連、今中共。世界制覇を狙う中共の確信犯的スパイ、エージェント、無自覚なまま手先になっている人々は世界中にうようよしている。中共による世界秩序のガラガラポンに多くの識者が警戒するようになったとは言え、まだまだ緒に付いたばかり。それどころかチャンスとばかりに中共に恩を売ってたっぷり見返りを得ようという銭ゲバも増えるだろう。私利私欲のために嘘をつく、不都合な真実を隠蔽する、同胞を売る、仲間を裏切るのはリベラル≒アカの常套手段だ。


炭鉱のカナリアの如く、危険を真っ先に感知して警報を鳴らしたい、奮起を促したいと思うのだが・・・遅れてきた老人だで、大したことはできまいが、「虚仮の一念、岩をも通す」、中共崩壊を目指す包囲戦を促していきたいものだ。
目安箱:ishiifam@minos.ocn.ne.jp