アンジェロ・ブレーン山口まりこのイベント万歳日記

ライター兼翻訳のかたわら、落語やジャズ、津軽三味線などさまざまなイベントをプロデュースしてます

思いやり格差

2008-11-25 19:29:07 | Weblog
先日、思いやり格差についての本を読んだ。聞き慣れない言葉だと思う人が多いかもしれない。私も新聞の書評で初めて知った。一応、物書きのはしくれなのに…完璧、失格である(;_;)

さて、経済格差、学歴や教育の格差が深刻な社会問題となっているが、著者は思いやりの格差も広がるばかりで見過ごせないと主張する。
例えば、発展途上国に行き、援助活動を献身的にする若者がいる一方で、シルバーシートを譲ろうともしない人や広いからと言って身障者専用スペースに車を止め、本当に必要な人が来て困っても知らん顔の人がいる。
善人と悪人という単純な区分けはできないが、他を思いやれる人と、自分さえよければ…の人、この溝が年々大きくなっているのだと著者は指摘する。

私はこれまでこうした視点でモノを考えたことがなかったのでちょっとした発見でもしたような気持ちであるが、同時に常に他を温かく思いやる目をもつ人間でありたいと自戒!

「友達」になることから2

2008-11-25 11:20:57 | Weblog
地球儀に関して言えば、前に書いたことがあるが、私は自身や紹介した先生が担当する生徒にはリビングなどテレビのある部屋に地球儀を、無理なら地図帳を…と強く勧めている。

テレビのニュースで出てきた地名をその場で調べる為だ。この「その場ですぐに!」が絶対条件である!「後で…」なんて思っているとほとんどの場合、忘れる。悲しいかな、それが人間だ。

実家でも数年前からダイニングのテレビの横に古い地球儀を置くようになった。

叔父がベトナムのハノイに移住し、「え、ハノイとホーチミンってこんなに離れてるの?」とはじめて驚いたような母ではあるが…(^_^;)

勿論、日本の地理についても同様だ。北海道の夕張市が再建中だということを知らない人はいないだろうが、「北海道のどのへんかを指差して」と言われたら困る人も多いだろう。

正確な位置とまでいかなくても北海道の東なのか、西なのか、内陸か海岸沿いか位おさえたい

「友達」になることから

2008-11-25 09:52:30 | Weblog
小学生向けの国語の辞書が売上を伸ばしているという。出版社も単なる増刷ではなく、彼らが使いやすく、より充実した内容に…という流れらしい。ちなみにここでいう辞書は昔ながらの紙の辞書なので念のため…。
また、小学生向けの地球儀も今後売上を伸ばしそうだといい、業界にとっては久しぶりに追い風ではないか。

いずれにしろ、とても良い傾向だと思う。

中学時代の恩師が「辞書を引くスピードを見れば大体の学力はわかる」と常々おっしゃっていたが、長年、家庭教師に携わってきている私も全く同感である。
生徒には「辞書とお友達になることから始めましょう」と口を酸っぱくして言う。国語、英語に限らず。

だから新聞で、自分達が辞書で引いた言葉にマーカーや付箋をたくさんして少し自慢気にしている子供達のことを読んだ時、嬉しくなってしまった。

日々新しい言葉に出逢い、意味を知る。かけがえのない財産になるに違いない。

過保護か羨望か

2008-11-25 01:01:09 | Weblog
先日、自宅マンションのエレベーターの中で顔見知りの女性と出会った時のこと…。

彼女には社会人と大学生の息子がいるのだが、社会人の息子がいわゆるビジネス英語や時事英語を勉強したがっているのだという。ちなみに私の恩師に言わせると「ビジネス英語も時事英語も同じ英語であり、特別な勉強法はない」となるのだが…
出来れば日本でサラリーマン経験のある白人男性に教えてもらうのがいいかなぁというので当然、私自身が教える訳にはいかないのだが、効果的な勉強法を尋ねられ、少し考えてしまった。

色々お話するうちにスクールよりも私が知っている英会話カフェに興味をもたれたようなのでいくつか都内の店舗をご紹介すると同時に、レベルによっては英会話カフェは辛いかもしれませんよとは釘をさしておいた。初心者テーブルなるものがあるらしいが、全く話せないとやはり…

それにしても社会人になっても母親が勉強の心配をする時代?