変わらない場所

数年ぶりに　あるcafeに立ち寄った。
会社勤めをしていた１５年前　「帰宅前の特別な場所」として　よく通っていた。
コーヒーの味はもちろん　赤のビロードのソファ　曲げ木の椅子　漆喰の壁　灯り　しつらえ　本
どれをとっても「本物」と感じた。

少し背伸びをしてでも　何度も立ち寄りたい場所だった。

久しぶりの　そのcafe。
やっぱり　変わらずの空間がそこに。

沢山の言葉を店主と交わすわけではない。

数えきれない言葉をもってしても　わかりあえない人がいて
何にも　話さなくても通じる人もいる。

これがいい。これでいい。