日々想うコト ~DIARY~

美葉果の『ぼちぼち』日記です

変わらなくては

2007年06月09日 | 家族・家庭
娘の担任先生の紹介で、とある会館の児童教育相談へ行ってきた。

我が家の娘2人のうちのひとり、何かと心配事の多いお騒がせ屋さん。
しばらく落ち着いてるなあ。と安心するもつかの間、まだまだ未だに
娘に関しては、色々と気苦労(?)のある私なのである。

今日の相談員の先生は、60~70代の『初老のおじいちゃん』といった
風の方だった。今までのカウンセラーで、1000人以上の子供達のパターンを
診てこられたそうな。
その先生によれば、1000人の子供がいれば1000通り、
対処の仕方も本当に人それぞれ、その子ひとりひとりに違った対処が
必要なんだと言う。

私も今まで色んな先生に相談に行ったけれど・・
今回の場合は、

この子がお腹にいる時~妊娠初期の私(母親)の心理状態
から始まり、
家族構成や周りの状況~環境、食生活に至るまで記憶をさかのぼり、
原因の追求と~これからの対処方などを考察していく方法だった。

思いおこせば、娘は幼少の頃はとても明るく元気な女の子だった。
小学校へ上がった頃から、
同居の主人の母の病気が再発したのが分かった時期で
病気が重くなるにつれて
私(母)は、色々と食事~世話に気を使い、通院・介護~と
精神的にだんだんと余裕をなくしていた様に思う。
それにその時期に沿って、身内~親戚の不幸がかさなり
身近な人の死~お葬式~火葬場での見送り、遺族で焼けた骨を拾う作業
までに至るまでを次々と経験し
幼い時期に遭遇する出来事としては、かなり過酷すぎたような・・・。

小学校へ上がりたてで、精神的に不安定な時期に
私(母)も余裕が無く、色々不安にさせていた『反動』がきたのかも・・・

今は、すっかり私(母)にベッタリなのだ。
指導員の先生方は皆揃って「充分甘えさせて」という。

ところが、私の幼少期はというと
両親は共働きで三人姉妹の真ん中という事もあり、あまり小さい頃
母親に甘えたという記憶がない。
ほっとかれても子は育つという考えが、私の心の奥底にもあったのかも
しれない。

相談員のおじいちゃん曰く、
「自分はこう育ったから」と押し付けて同じ様に考えてはならない。
育っている環境や時代も変化しているのだから。
大切なことは、その子ひとりひとりに向き合うこと。
甘えといっても、甘やかしでない『愛情』を注ぐこと。

TV番組などを観ていても、
「私らの時代はこうしたもんだ。いまどきの若い子は・・」と
切り捨てたような言い方をする、
『体罰は良いか、悪いか』などと、その議題だけを延々長々と論争している。

どうして、そう『』にはめ込んで、『教育』を考えるのか。

今の子供たちは、大人たちが思っているよりもっと
時代の流れに沿って、いろんな事を考えている。
大人たちを見ている。


・・・私たち大人も、変わらなければ。
コメント
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