ジャワ島の東の方の高原地帯に、マランという大きな都市がある。
その辺りを訪れたとき、地図の中にTea Plantation の文字を発見。
「Periplus Travel Map」、これは英語で表記され、海外からの旅行者がよく持っている。高いせいかインドネシア人はガイドですら持っていないけど、私も愛用している。
で、山の中に茶畑がある風景をぜひ見たいと思った。
以前に西部ジャワで美しい段々茶畑を見たのが忘れられなかったからだ。
それに、日本の山里の茶畑のある風景も大好き。
小さな道の両側に広がる段々茶畑。そこで働く人々。そんな山村風景が見たかった。
Tea Plantation はインドネシア語では「クブンテ」といって、そこは現地でもとてもポピュラーな所らしかった。
早速オジェ(バイクタクシー)でそこへ向かった。
本当のところは、クブンテそのものが見たかったというより、そこに至る道中の山村風景のほうがもっと見たかったのだけど。
マランから30分ほどのラワンという町の大通りから、村へ向かう小さな道に入り、どんどん進んで突き当たる、そこにクブンテはあった。
しかし……、それは私の想像したいたものとは違って、「茶畑公園」というべきレクリエーション施設だった……。もちろん農園でもあるが。
ちょうど日曜日でもあって、地元のインドネシア人の若いカップルや家族連れがバイクや車で訪れて、お弁当を食べたりぶらぶら歩いたりする、名古屋でいえば東山公園……。
入場料もちゃんと設定してあって(8000RT=約70円)。
バンガローになった休憩部屋がいくつも並んでいて、
大きな屋根の下でお茶やコーヒーを飲むところもある。
超がっくり……。
別に茶園が公園として開放されてるからって、がっくりしなくていいんですけどね……。
いいことですよね、公園になってるのは……。
なんだろうこの気分急降下……。
要するに私、へき地好きだから……。
一応広大な茶畑は見られました。
静岡の茶畑とパッと見、よく似ています。
たまにインドなんかの写真に人間の背より高いお茶の木があったりするけど、
ここでは日本と同じように、腰ぐらいの高さに刈り込まれています。
また、日本では茶畑の間にファンがあったりスプリンクラーがあったりするけど、
ここでは木を植えて適度な遮光をしてお茶を育てていました。
ほんとうに一面お茶ばかりの広大な場所。
これだけお茶ばっかり植えると、農薬もかなり使わないと無理だろうなぁと思うけど
どうなんだろう。
日曜日だったせいか労働者は一人もいなかったけど
さぞかしたくさんの雇用を創出しているのだろう。
そんな茶畑公園で誰かとまったり(あわよくばラブラブで)時間をつぶそうという計画は皆無なので、さっき入場料払ったばかりだけど、さっさと帰りました。
友だち同士で来てバンガローで遊んだりすれば、それなりに楽しいでしょうね。いいなぁ。
インドネシア人にとっても、茶畑は見物するに値すべきものなのだろうか。
せめて出口近くで紅茶をいろいろ売ったらいいのに。
私が地元住民なら、茶畑公園の前で紅茶カフェをやります!
それに、インドネシアの紅茶生産の中で東ジャワに言及されたものはあまり見ないけど、この膨大な量のお茶はどこへ行くのでしょう。お土産に買いたかった。多分公園内のどこかに
売店ぐらいはあるのでしょう。
そこからさほど遠くないところにも、もう一つクブンテがありました。
そっちはバンガローなどないようでした。
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