今日の健康な肌

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トキ 母が戻らず父鳥が子育て

2013年04月20日 | 最新のニュース

 環境省は18日、新潟県・佐渡島で野生復帰を目指して放鳥した国の特別天然記念物トキのうち、17日にひなのふ化が確認された2組目のペアの雄が、ひなに餌を与える様子を確認したと発表した。このペアの雌は15日以降、巣に戻っておらず、雄が抱卵していたため、ひなが餌をもらう場面は観察されていなかった。
 同省によると、このペアの雌は他の雄と仲を深める行動を取ったり、枝を運んで巣を作ろうとしたりする姿が確認されており、このまま別の雄とペアになる可能性が高いという。
 飼育下では、雄だけでひなを巣立ちまで育てた例があるが、自然下では確認されおらず、同省の長田啓首席自然保護官は「餌を与える様子は確認されたが、楽観できる状況ではない」と話した。 


汚染水漏れ「海まで100年」

2013年04月20日 | 最新のニュース

 東京電力福島第1原発の地下貯水槽から放射能汚染水が漏れた問題で、東電は19日、汚染水に含まれる放射性物質ストロンチウム90が地下水に混じり、約800メートル離れた海に流出するまで早くても百年かかるとの試算を発表した。
 ストロンチウム90の半減期は約29年。東電は海に流出した場合でも、濃度は高めに見積もって漏出時の数千万分の1としている。また、半減期が12年余りのトリチウムの濃度も、数千分の1に薄まると説明している。
 一方、日本原子力研究開発機構も今回の汚染水漏れの影響を試算。最も早く影響が出る想定では、貯水槽から約500メートル離れた敷地内の井戸で6年後、ストロンチウム90は国が定めた上限の1リットル当たり30ベクレルを超えるという。 


京都駅ホームレス 対策取れず

2013年04月20日 | 最新のニュース

 古都・京都の玄関口のJR京都駅(京都市下京区)で、新幹線側出口(八条口)の市有地にホームレス1~2人が居座り、排泄(はいせつ)行為などで迷惑をまき散らしている。清掃を委託されたJR東海が汚物の処理を行っているが、同社の改善要請や利用客からの相次ぐ苦情にも、同市が対策を取れない状態が続いている。場所は駅の構内で、修学旅行生や団体客が集合するスペースと目と鼻の先。多くの観光客が新幹線で京都を訪れる大型連休を前に、年間5千万人が訪れる観光都市のイメージダウンが懸念される。


 ■顔をしかめる悪臭

 京都市内で満開を迎えた桜を散らす雨が降った4月2日夜。京都駅の南北自由通路の南端の八条口に面した出入り口付近は鼻を突く悪臭が漂っていた。

 雨に流されても、地面からは小便独特の臭いが消えない。壁際にはポリ袋や毛布に体をうずめて高齢の男性が寝そべっていた。そこは修学旅行生や団体客が集合するスペースの、目と鼻の先だ。

 京都市によると、男性2人が1年以上前から駅を縦断する南北自由通路下の市有地スペースで生活し始め、壁際で排泄物を垂れ流しているという。関係者によると、食料などを提供する支援者がおり、1人は常時そこで暮らし、たまにもう1人がやってくる。エレベーターの中に小便が入り込むこともあるという。

 ■改善要請にも市の腰は上がらず

 同通路は平成9年に京都市と事業者が締結した協定で、市とJR東海、同西日本、京都駅ビル開発が区間ごとに所有し、維持管理している。同市は問題となっている通路南端の八条口に面した市有地部分について、維持管理をJR東海に委託。同社の子会社が清掃のほかエレベーター、エスカレーターの管理も行っている。

 現状を放置できないとみたJR東海は「適切な清掃ができず、衛生・安全面で大きな不安が生じている」「南北自由通路の秩序が保てない」とし、昨年6月、京都市に事態の改善を申し入れた。それ以降も同社は、汚れが目立ったり利用客から苦情が寄せられたりするたび、市に対応策を要望。協議も数回重ねたが、いっこうに改善していない。

 ■駅前整備にも影響

 JR東海関係者によると、利用客からは「新幹線は日本の誇り。『人権擁護』を理由に浮浪者に寝床を提供し続ける理由はない」という意見も寄せられたという。同関係者は「問題を人権問題として捉えた京都市の福祉担当者が目を背けている」と憤る。

 一方、同市の都市整備担当者は「福祉部局も含め協議はしている。JR東海とも連携して対応策を考えたい」としているが、強制退去などの強攻策は、新たな“収容先”をどうするかを含めた人権問題も絡むため及び腰のようだ。

 ただ、同じ市有地でバス乗り場に面したフェンスには、他のホームレスのものとみられるキャリーバッグや段ボール箱がチェーンでつながれ、利用客の通行の妨げになっている。

 京都市は八条口に面した通りの車線を減らして歩道を拡幅し、南北自由通路の南端に広場を整備するなどの都市計画を策定しており、今年度から工事に着手する。占拠されたスペースも計画に含まれており、難しい判断を迫られそうだ。(南昇平)


父「危篤」で飲酒運転 停職に

2013年04月20日 | 最新のニュース

 京都府立大は19日、飲酒運転で警察に摘発された係長級の男性職員(52)を、停職5カ月の懲戒処分とした。府内の病院に入院していた父親が病気で危篤状態となり、車で駆けつける途中だったという。

 同大によると、男性職員は昨年11月12日午後5時50分ごろ、京都市東山区で車を運転中、別の車と接触事故を起こし、駆けつけた警察官による検査で呼気から基準を超えるアルコールが検出されたため、道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで摘発された。

 この日は入院中の父親の容体が悪化したため仕事を休んでいたが、同市内の自宅で焼酎約1合を飲んだ後で「危篤」の知らせを受け、病院に向かう途中だった。父親は2日後に亡くなったという。

 府の指針では飲酒運転で摘発された場合は原則として懲戒免職となるが、今回は事情を考慮して停職に留めた。


司馬 池波正太郎へ便り113通

2013年04月20日 | 最新のニュース

 「鬼平犯科帳」「剣客商売」で知られる作家、池波正太郎(1923~90)の東京都品川区の自宅から作家の司馬遼太郎(23~96)らが池波に出した手紙とはがき113通が見つかった。今年は池波生誕90年。作家からの約60通について22日発売の「オール読物」5月号(文芸春秋)で特集される。同社によると、手紙類は書斎の書棚の裏にある戸棚にしまわれており、長年遺族も気づかなかったという。

 作家からの手紙で一番古いのは、49年か50年と推測される恩師の長谷川伸からで、新しいのは88年の菊池寛賞受賞を祝う手紙類。直木賞選考時に推してくれた川口松太郎の手紙には、人気作家になる前の池波に「女を書く稽古(けいこ)をしなさい」などと助言があった。中でも注目されるのは同い年で同時期に相次いで直木賞を受賞した司馬からの61~63年の書簡4通。「おれ、大好きになっちゃったです」「東京へ行ったら、こんど押しかけます」など親しみが伝わる。

 池波正太郎記念文庫指導員の鶴松房治(ふさはる)さんは、「歴史小説と時代小説と、作品に取り組むスタンスが正反対と思われる池波と司馬が、昭和30年代はこんなに親しい交流をしていたとは。徐々に2人とも多忙になり、疎遠になったのでしょう」と話した。【内藤麻里子】