今日はミナミ芸術祭に行ってきた。
いつもの騒々しいアメ村は僕の生まれ育った町だ。
40年ほどまえから、心斎橋でブティックが出来ない人と
難波で飲食店ができない人が、その中間の場所に若者の町を作ったと先輩に聞いた。
それがアメリカ村と呼ばれるようになったらしい。
僕が子供の頃は殆ど古着が中心で、皆趣味に走った想い想いの手作りの店が多かった。
僕は彼らにファッションの知識を学んだ。
古着のよしあし。ビンテージものの見方etc…。
しかし、今は古着屋を見つけるほうが難しい。
ほどんどが売れ筋をうる量産店ばかり。
どんなど派手でも皆同じ格好をしている。
自分の主張ではなく、明らかにファッション誌の影響だろう。
景観も変わった。
今ではビックステップが小学校だったとは信じられない。
あれができてからガラッと町の雰囲気が変わった。
(三角公園なんか本当にブランコや滑り台がある児童公園だった…ゴミだらけだったけど…)
大資本が入ってきて、ブランド物をうり、個性と古着の知識ではなく、
在庫と倉庫の大きなショップが勝つ町になった。
ミナミ芸術祭はそんなアメ村を含め堀江や心斎橋、難波あたりまで含めた
大きな範囲で行われている。しかし…あまり盛り上がっているようには見えなかった。町全体で認知されているとは思えない。
局所局所では人が集まっているが、それはいつもとさほど変わらない。
宣伝不足が原因だろう。町全体で取り組んでいる感はない…。
さてさて、今日のお目当ては、吉川監督のGood Morning Good Days の上映を見ることだ。(僕もチンピラ役で出演してる)
場所は雑居ビルの梯子のような急階段を上った3階にある複眼ギャラリーである。
狭い会場のせいもあるが、超満員。座るところもないぐらい。
イベントは「映像CAFE」という自主映画上映会だ。月一回やってるらしい。
イベントが終わると、助監の丹波も駆けつけてくれた。
その後3人で次回作の悪巧み…。
吉川監督のGood Morning Good Daysは、天影公司(ten-ei con-su)という映像支援クループの協力で作られた映画だ。
CAFEである天人はあらゆるジャンルのアーティストが溜まっている。
映画という総合芸術は皆が絡める、ある意味、皆の宣伝材料として自主映画をつくろうというのだ。そして有志があつまり天影公司(ten-ei con-su)は生まれた。
3人が向かった先は、タコタコキング。たこ焼きつまみながら一杯やれる小さな店、そこで脚本を読ませてもらう。
今回はロードムービーらしい。
内容は詳しくまだ明かせないけど、一言だけ、地平線を探しにいく話。
実はこの企画、東京で頑張っている浩志へのエールを込めた作品。
浩志はGood Morning Good Daysの主演で脚本家。この映画の撮影の後、「ロボコン」や「まぶだち」の古厩智之監督の下、脚本の勉強のため、会社をやめて、彼の学校に旅立っていったのだ。
そして今、卒業制作の準備中。脚本クラス全員で映画をとれるのは一人、俳優クラスなどなど含め、皆の投票で最優秀脚本を映画化する。
これも内容は秘密だけど「あわびを海に返しに行く話」らしい。
なんと彼はその最優秀脚本家に選ばれたのだ。
あの、めったに褒めない古厩智之監督に「イイネ。」
と褒められたんだって!スゴイ!
そうと聞いては、こちらも、黙ってはいられん!丹波君と、ヨッシー事、吉川監督は立ち上がったというわけだ。
僕の役割は、制作とキャスティング。
監督のイメージを聞いて、役者や音楽担当のバンド、歌手を
リストアップするその中から、監督が決定していく。
毎週金曜日の夜は、なんとなく映画ずきな人が天人に集まる日。
その時までに、今日3人で行った脚本検討会の内容をつめて、最終稿をヨッシーが書き直してくる。
僕は音楽と役者をリストアップしていく。
題名もまだないこの作品、ヨッシーは自主映画の域を一歩でた作品にしたいとか…。
僕もサポート頑張ります!
あっ興味ある人是非連絡ください!一緒にやしませんか?
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