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AManTo天然芸術研究所

大地のため、時代のため、消費されないアートを求めて…
EART(天然芸術)の今を紹介するブログ

ミナミ芸術祭と自主映画

2004年11月06日 | 天然映像芸術 <天影公司>
吉川丹波
今日はミナミ芸術祭に行ってきた。
いつもの騒々しいアメ村は僕の生まれ育った町だ。
40年ほどまえから、心斎橋でブティックが出来ない人と
難波で飲食店ができない人が、その中間の場所に若者の町を作ったと先輩に聞いた。

それがアメリカ村と呼ばれるようになったらしい。
僕が子供の頃は殆ど古着が中心で、皆趣味に走った想い想いの手作りの店が多かった。
僕は彼らにファッションの知識を学んだ。
古着のよしあし。ビンテージものの見方etc…。

しかし、今は古着屋を見つけるほうが難しい。
ほどんどが売れ筋をうる量産店ばかり。
どんなど派手でも皆同じ格好をしている。
自分の主張ではなく、明らかにファッション誌の影響だろう。

景観も変わった。
今ではビックステップが小学校だったとは信じられない。
あれができてからガラッと町の雰囲気が変わった。
(三角公園なんか本当にブランコや滑り台がある児童公園だった…ゴミだらけだったけど…)

大資本が入ってきて、ブランド物をうり、個性と古着の知識ではなく、
在庫と倉庫の大きなショップが勝つ町になった。

ミナミ芸術祭はそんなアメ村を含め堀江や心斎橋、難波あたりまで含めた
大きな範囲で行われている。しかし…あまり盛り上がっているようには見えなかった。町全体で認知されているとは思えない。
局所局所では人が集まっているが、それはいつもとさほど変わらない。
宣伝不足が原因だろう。町全体で取り組んでいる感はない…。

さてさて、今日のお目当ては、吉川監督のGood Morning Good Days の上映を見ることだ。(僕もチンピラ役で出演してる)


場所は雑居ビルの梯子のような急階段を上った3階にある複眼ギャラリーである。

狭い会場のせいもあるが、超満員。座るところもないぐらい。
イベントは「映像CAFE」という自主映画上映会だ。月一回やってるらしい。

イベントが終わると、助監の丹波も駆けつけてくれた。
その後3人で次回作の悪巧み…。

吉川監督のGood Morning Good Daysは、天影公司(ten-ei con-su)という映像支援クループの協力で作られた映画だ。

CAFEである天人はあらゆるジャンルのアーティストが溜まっている。
映画という総合芸術は皆が絡める、ある意味、皆の宣伝材料として自主映画をつくろうというのだ。そして有志があつまり天影公司(ten-ei con-su)は生まれた。


3人が向かった先は、タコタコキング。たこ焼きつまみながら一杯やれる小さな店、そこで脚本を読ませてもらう。
今回はロードムービーらしい。
内容は詳しくまだ明かせないけど、一言だけ、地平線を探しにいく話。

実はこの企画、東京で頑張っている浩志へのエールを込めた作品。
浩志はGood Morning Good Daysの主演で脚本家。この映画の撮影の後、「ロボコン」や「まぶだち」の古厩智之監督の下、脚本の勉強のため、会社をやめて、彼の学校に旅立っていったのだ。

そして今、卒業制作の準備中。脚本クラス全員で映画をとれるのは一人、俳優クラスなどなど含め、皆の投票で最優秀脚本を映画化する。
これも内容は秘密だけど「あわびを海に返しに行く話」らしい。

なんと彼はその最優秀脚本家に選ばれたのだ。
あの、めったに褒めない古厩智之監督に「イイネ。」
と褒められたんだって!スゴイ!

そうと聞いては、こちらも、黙ってはいられん!丹波君と、ヨッシー事、吉川監督は立ち上がったというわけだ。

僕の役割は、制作とキャスティング。
監督のイメージを聞いて、役者や音楽担当のバンド、歌手を
リストアップするその中から、監督が決定していく。

毎週金曜日の夜は、なんとなく映画ずきな人が天人に集まる日。

その時までに、今日3人で行った脚本検討会の内容をつめて、最終稿をヨッシーが書き直してくる。

僕は音楽と役者をリストアップしていく。

題名もまだないこの作品、ヨッシーは自主映画の域を一歩でた作品にしたいとか…。

僕もサポート頑張ります!

あっ興味ある人是非連絡ください!一緒にやしませんか?


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偶然のサジ加減、ここでは必然と呼ばれる。

2004年11月05日 | 天然映像芸術 <天影公司>
天人の映像支援チーム
天影公司(tenei-konsu)が、プロデュースをお手伝いした自主映画
「月の食卓」のビデオが送られてきた。

監督は松本浩志、(あの「Good morning Good days」の主演)
彼は今、古厩智之監督の基、脚本家として勉強中である。
作品は1月のシネ天人で公開予定…
音楽は天人でライブをやってくれていた事のあるマーガレットズロースだ。

今日は、彼のマブダチ「Good morning Good days」監督の吉川氏と助監の丹波君が
天人へ集まっていた。
次回作のミーティングは今回で第2回目。

一般から応募してきた主演女優オーディションをすませ、天人にやってきた監督。
主演男優が決まらないと悩んでいた。
僕の推薦で天人スタッフのアツシが火曜日オーディションをうけることに…
彼は大芸でCGを勉強しているので、その件でも相談にのってもらおう!

音楽も大体きまって、後、挿入歌を何曲か必要なので、色々皆で聞いてみる。
映画をつくる時、著作権の問題があって、なかなか、苦労するものだか、
ここは色んなミュージシャンが集まるからその点、事かかない。

問題は脚本の練り直しだ。
「リアリティのサジ加減」が、今回の作品のテーマだという監督。
いろいろ意見が飛び交う。
結局、丹波君がもう一度書き直す事に…

次はロケ地、ストーリーは地平線を探しに旅立つカップルの話。
北海道意外で国内で地平線がある場所…。3人とも頭を抱える。
店にいるお客さんに尋ねる。
しばらくすると哲学者の常連、中田氏が「目線150cmで地平線を見るには、4.3キロの
距離が必要です!」紙に地球の絵を書いて、計算してくれていたらしい。

いろいろ話題が盛り上がり、結局、加古川にそれに近い情報があるという情報を得る。
(ウーン、ネットでも判らなかったのに…)つくづくココに集まる人は変わってる…。
というか、いつも必要なときに必要な事を知っている人が偶然居合わせるのが面白い。

おかげで凄く効率よく、ミーティングが進んだ。

監督たちは明後日ロケハンにいく事にしたようだ…。

多くの人の化学反応で多くの物が生まれる
偶然のサジ加減、ここでは必然と呼ばれる。


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ソコココカフェ現る。浮遊する化学反応たち?

2004年10月18日 | 天然映像芸術 <天影公司>
奈良の浮遊代理店の大西君が、天人(AManTo)のカウンターバーで話しているとフラッと現れた。
この街を訪れるのは久しぶりらしい。
そこで近況を聞くとコーヒーをテーマにしたイベントを企画中らしい。
天人も珈琲時光の話や、僕らで開発したブレンド「徒然時光」の話などで花が咲く。
ソコココカフェは奈良で珈琲にこだわったカフェをつないで繰り広げられるスタンプラリー形式の奈良街散歩地図だ。
「地図を作りたかっただけなんです。」というフライヤーは茶色ベースのステキなデザイン。
大西君の完全主観による、奈良でいけてるCAFE7店舗が紹介されている。
シンクロしてるなあ…。
同じ店の雰囲気は全然ちがうのに起きている現象や立ち上がる企画に共通点は多い。
ここは日替わりマスターの店であり、ギャラリーで、イベントスペースでもある。この点も天人に似ている。

浮遊代理店を知ったのは今から3年ほど前、引越し建築家、浮遊建築家で有名な、駒井貞治氏が遊びに来たのがきっかけ。
カレは浮遊代理店の設計者だが、不思議な名前「浮遊代理店」は、実はCAFEである。
ちょいちょいと建築を持ち歩く駒井氏のスタイルと、想芸館の人工筋肉による浮遊体アート発明者、奥田エイメイ氏の浮遊体ギャラリーの構想が化学反応を起こしてできた場所だ。
大西君はここのマネージャー、様々なイベントをプロデュースしている。
ここは日替わりマスターの店であり、ギャラリーで、イベントスペースでもある。
天人に似ている。
うちで1年間経理を担当してくれていた中田氏もここの出身。中田氏は浮遊代理店や天人で実験哲学CAFEを主催してきた
哲学者だ。天人の語学教室では「古代ギリシャ語、アッティカ地方の方言教室」も担当してくれていた。
詩人の 上田假奈代(うえだかなよ)や、インド音楽のシタール奏者J渋さ知らズ低音環境、など出入りする共通アーティストも多い。

不思議な場所は不思議な人たちが共通して行き来している。
まるでその人たちだけが嗅ぐ事のできるマーキングがあるかのごとく…
その道をたどって淡々と人が行き来しているのだ。
この形のない不思議な浮遊人のネットワークは形も名称もないので
壊れる事も、分裂する事もないというわけ…。
ボクが見ているとその生態には概ね3つのパターンが存在している。

ただひたすら浮遊し続ける人…。

移動はぜず拠点で浮遊する人…。

拠点を中心にしながら時々移動する人…。

そしてこの様な場所での文化の伝達は、ホント不思議だけど同時多発的に起こるのだ。
商品や商売のスタイルは西から東に移動し洗練されていくと言う説がある。
これは時系列的に徐々に流行が移動する。「くだらない」という言葉は大阪で産まれた商品や
商売が江戸に下らない時、「くだらないモノだ」といったのが始まりだそうだ。
このくだらないネットワークは資本価値を中心に価値を決める。
ところが、これらのネットワーク(浮遊代理店風にいえば浮遊人、天人風にいえばアマントビト?)
の動きは本当に個人的な思いや、夢に共感した人の輪で産まれる。
マーケティングリサーチ、市場調査、顧客分析などという言葉とは最も縁遠い。

ボクは彼らの移動する先の情報から全国にある同じ匂いのするサードカルチャー的な場所を良く聞いているし時々訪れる。(そういう意味ではボクは3つのパターン3番目だ)
同じ匂いがするのか、奥田エイメイ氏が天人に来た時も一瞬でお互い共感するものを感じた。
多く語らずとも解るという事だろう。
一般的にこの3つのパターンどれもとてもフレンドリーな人達だが質が少し違う。
1番目より2番目、2番目より3番目と口数が少なくなるように感じる。特に3番同士で話しをすると実にその傾向が顕著になる。
奥田氏の楽しさと同時にある場を維持するための隠れた苦労、影での支える努力というものが痛いほど伝わってきたからだ。
経済を優先しているわけではないので、やっぱり皆、経営には苦労している。
でも、各自が、その人生観の上で、何だかわからないけど、どうしてもやらざるをえない衝動にかられて造った場所がパブリックスペースとして機能し、文化の種が着床して芽がでているのは面白い現象だ。

今後は駒井氏の言うように建築自体が浮遊するのかも…。
そうなれば、場と場が反応する時代が来るのかもしれない! 
そうなれば時代の化学変化も加速度をますのかも?

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素人たちが映画の配給に町を巻き込んで関わる実験。

2004年10月09日 | 天然映像芸術 <天影公司>
本日、ブレンド「徒然時光」誕生。
大阪「珈琲時光」関連ニュース

映画!「珈琲時光」 をイメージして珈琲と下町と映画好きの人によって
開発されたブレンド「徒然時光」が大阪北区の中崎町で発売される。
ラベルは昔っぽい白地に黒インクのシンプルなもの。
これは素人たちがプロの世界に足を踏み入れ 町を巻き込んで
企業と商品開発をする実験だ。

「徒然時光」の名前は「下町を徒然歩きをしながら、時には珈琲を飲みながら自分の心をリセットして
これからの自分の時間を見つめ、時に飲みたくなる味。」という開発コンセプトだ。

映画のためのオリジナルブレンドだから、「珈琲時光」という名前にしたいという意見もあったが、こちらが勝手に気に入って勝手に応援しているわけだから、商標の問題などあって、それは無理だった。なら、映画上映終了後も映画を愛する下町に集う人が開発したブレンドとして末永く、飲み続けるために「徒然時光」(つれづれじこう)とした。

テアトル梅田の瀧川支配人の協力によって、このオリジナルブレンドはテアトルでも販売され、
中崎町の店でも何店舗かで豆の購入と実際飲む事が可能だ。

宣伝はネットが中心でだが、ネット販売はあえてしない。店舗まで来てもらわないと買えないシステムだ。

WEBは占い師の吉田氏が担当。
ブレンド開発の陣頭指揮は天人CAFEリーダーの斉藤さん。
ラベルとチラシの製作は僕が担当させてもらった。
皆さんありがとうさんです!

もし実際飲まれた方がいらっしゃったら、是非、感想を教えてください!

スタンプラリーは順調!数店舗でカードがなくなる店も出始める。
カードは2000枚限定なので、ご希望の方はお早めに、テアトル梅田が、テアトル歩いて3分の町中崎町に足を運んでください。なお、松竹さんテアトルさんとの協議の結果、賞品の内容が決定。
天人HPの珈琲時光のページをごらんあれ!(数日中に掲載予定)

これで町の有志が映画キャンペーンに関われるかといった挑戦企画「珈琲時光」キャンペーン
「珈琲時光シネマコンテスト」意外、全て順調に滑り出した事になる。
ここまで、これたのは皆様のおかげです!
これまた、ありがとうございました。

シネマコンテストは映画放映終了と共に作品募集をはじめ、来年ゴールデンウィークに開催する予定。今の構想をコッソリ教えちゃいます。
評判の良い噂を聞いても見に行く事ができないのが自主映画の常。(だってたいがい1回しかしないから…)だから「かち抜きシネマコン方式」を提案しよう!

最初は無審査で全てかけます。観客投票と、関係者、審査員の総合点で上位の作品だけ、
次回も上映されます。つまりイイ作品ほどロングランできます。
そしてついに、最後までロングランした作品が最優秀作品となる…といったわけ!
会場はDLPプロジェクター完備の古民家CAFE、Salon de AmanTo天人で行う予定です。

興味ある人大体金曜日夜に座談会かねたユルーイミーティングやってるので、僕に連絡して、天人に遊びにきてください!(下のコメントに書いてね)

さあ、芸術の秋本番、ガンバルべー

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映画を拝む町?

2004年10月08日 | 天然映像芸術 <天影公司>
今日は台風接近する中、瀧川さん(現テアトル支配人)と打ち合わせ。
全体の流れと、イベントを広く知ってもらうためのビラ作りの原稿を打ち合わせる。
週明けには配布可能の予定。

そこででたのが、珈琲時光シネマコンテストの話。
今日はその話を書こう。
漫画界や、芸能界、モデルのオーディションなどで、よくある形態で映画界にないもの…。
劇場単位のプロ発掘運動だ。
この形態はコンテストの結果多くが主催プロダクションと専属契約を結ぶ事を条件にプロデビューできるのだ。
映画界では新人発掘はほとんど、何らかの社会福祉法人、協会や製作会社、プロモーション会社が、後ろについて
行う。だからその内部構造は雲の上で、様々な利権関係で複雑だ。

僕は、劇場が作品を発掘して、作家を育てる事をしてもいいのではと兼ねてから考えていた。
作家レベルからでなくても、作品レベルでミニシアター系のいい映画を発掘する事はあった。
しかし、市民レベルで盛り上げられて劇場も力を注ぎ、映画が成功すると、儲かると判断した大手が美味しい所をもっていく
あの、図式がよくあるものだ…(マイケルムーアの作品などがそれだよね)
この世界。全国公開される事自体は、作家やファンにとってはいいことなのだか、草の根で頑張った人々が寂しい想いをするのは
ウーンどうなのかなあ?微妙だと思わない?
インデペンデントシーンが商業映画市場のボランティアにされている事を誰も意識していない…。
権利云々という問題もあるけど、大きな権力に巻き込まれる事を成功という図式。
ウーンどうなのだろう!
この価値観が問題なのではない。(それでいい人はそれでいい)
問題は他に選択肢がない事。
これが、人の頭の中を狭く単純思考で終わらせているのではないだろうか?
瀧川さんに聞いてみると
テアトルでは「ガリンペイロ」というレーベルがあって、プロジェクター上映可能な館もあるにはある。
しかしそれは東京に一箇所あるだけで全国他の劇場ではハードの面に問題がある。(今の自主映画はほとんどデジタル作品だから)
他の地域でそれをやるとなるとレイトショーやモーニングショーの枠になるが、本社は、
本業の昼間の上映に力を注ぎなさいいう。ゴモットモ!
実際ガリンペイロ(確かブラジルの砂金堀りの人たちの事をそう呼んだっけ)は、できて2年あまりだが、あまり活発に動いていないらしい。
テアトル意外はガリンペイロ的動きをする劇場はないのだろうか?
シネマライズさんに同じ動きをするライズXという40席ほどの実験シアターがある(ここはプロジェクター上映可)。
実際これらの未常識に挑戦するには資金体力もいるし、経営が大変な事も多い(だろう)、いい映画をかけ続けるだけでそれは
偉大な行為だと思う!だから今、劇場がこの分野にまで関わろうとする余裕はないのが現状みたい。
地方都市ではなお難しい。

ミニシアターってなんだろう?
僕の恩師でありエルダーの大重潤一郎監督(現在、沖縄映像文化研究所代表、御茶ノ水博士に似てる。映画を今だ「シャシン」と呼ぶ重臣)は、岩波映画出身。記憶では岩波が多目的ホールとして設立された岩波ホールが、僕のしる限り日本最古のミニシアターだと思う。(60年代中頃かな)
74年に名画上映運動、エキプ・ド・シネマ(フランス語で映画仲間)をスタート。それから全国にミニシアターができた。
『惑星ソラリス』も岩波ホールだったはず!(ロシア版の昔のヤツよ)
大手映画会社が取り上げない名作、世界の埋もれた名画をみる大切さを教えてくれているミニシアター。
僕がミニシアターに期待するのは、発掘レベルから、開発のレベルに行く時代がきているのでは!!という提案!

大阪ではエキプ・ド・シネマ的活動をプラネット+1の安井代表がこの役をになっている(彼も大重組の弟子の一人)。
会員になって格安料金で3年通えば、映画史104年(105年だったかな?だれか教えて!)の主要な作品は全部見れる凄い所。
インデペンデントな作品発掘は同プラネットの富岡さんだバリバリだ。
しかし皆、資金面や制作環境の点で頭を痛めている。

そこで別の選択肢の提案!僕の主催する天影公司のアイデアは
劇場をコアに、関連する町の磁場産業がそれぞれの立場で参加し、生活の中でムーブメントを盛り上げている図式!

つまり

1)作家を劇場が発掘し作品を作らせる。
2)資金はないから町が応援し、エキストラ、制作、キャンペーンイベントなど
  町おこしを兼ねて参加。
3)上映はその劇場で独占放映。劇場で見たければココに来てもらう。
  全国展開はDVDででもすればいい…。

つまりスペインのサクラダファミリアと同じ。
サクラダファミリアはその信仰的シンボルの意味もあるが、それによって
生活できている磁場産業の中枢である。だからサクラダファミリアは拝む。
スペインの人にとって永久に完成しないほうがいい建築物なのだ。
そしてサクラダファミリアを体験するには世界中どこにいてもそこに行かなければ行けない。
サクラダファミリアとは、その町ごと体感して始めてサクラダファミリアなのだから…。
サクラダファミリアは生きている作品であり、絶えず新陳代謝を繰り返し、町を生かす心臓でもあるのだ。
(実際新築してる横で老朽化による修復工事が行われてるから当分完成はしないだろう!)

地方都市で、劇場と、町と、作家がガップリ四つに組んでいきなり世界発信!
映画という総合芸術は町を巻き込むのに都合がいい刺激剤だ。
そして今日、映画は大衆娯楽の要だし、クリエーター、アーティストでも映画が嫌いな人は少ないから
素材としてもイイ!
天人にちょくちょく来てくれてる上山信一教授(大阪市大)もミュージアムが都市を再生するといっていた。
(えっミュージアムとシアターは別物って…あまり硬いこと言わないの!)

まっ、あくまで実験だから、そんなに確証や執念があるわけではないけれど、
地脈の流れからみてそう行くべきだろうと感じる今日この頃です。楽しみましょ!


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珈琲時光 ブレンド豆開発講習会

2004年10月06日 | 天然映像芸術 <天影公司>
今日は待ちに待ったブレンド豆講習会!
映画「珈琲時光」のイメージで僕らでオリジナルブレンドを作る日だ。
ダイヤモンドコーヒーさんの協力により、僕らの開発したレシピで
豆は焙煎され、実際、このテアトル梅田の映画館や、中崎町の町で販売される。

今の所、「天人」は勿論のこと「いとへん」、「パラボラ」のCAFEでは、
すでに豆の販売とコーヒーのメニュー取入れを表明してくれた。

雑貨店ジャムポットは物販で参加を希望!
後、数件のCAFEが、味をみて決めたいとの事だ。
ワー責任大!!

実際、講習会が始まると、
まずそれぞれの味を覚えるので大変!
同じ豆でも焙煎する度合いで全く味が違う。
その上、入れ方でも全然別物になってしまう!
だから、サンプル入れるのはプロにやっていただくことに!仕方ない!
用意されたのは、モカ、ロブスター、サントスの中煎り、と深煎り、そしてコロンビア5種類。

次にテイスティングの練習…!
スプーンで一口ずつ、ズーと音を立てて霧状にススルのだ。(これが結構難しい!)
こうする事で口の中に霧状に広がったコーヒーの香りなどを鼻に抜いて、味を確かめる。

さあブレンドに挑戦!
2班に別れ、「珈琲時光」のイメージを言語化して、それを元にベースになる豆を決める。
普通のブレンドでは5種類から6種類つかう事もあるそうだが、僕らは、わけがわからなくなるので、3種類をブレンド、それをプロに微調整してもれうことになった。

一つの豆が4割を超えると、その豆だけの味が勝ってしまうので、それ以上にならないようにしなくてはいけない。
色々試してみる。(ちなみに1種類が4割以上、5割とか占めるブレンドは~ミックスといい、ブレンドとは厳密には違うそうだ。モカミックスならモカベースのコーヒーに混ぜ物があるとかいう意味である。)

最終的に5種類のブレンドのレシピが誕生した。昔のコーヒーの味、懐かしい味、コクがあり、香りも楽しめるものなど。テーマも豊富!
又、時間が粘れるコーヒーなどというCAFEにはありがたくないテーマもあった。
さあ!最終検討開始。

しかしドンドン話し合うほどに僕らは混乱するばかり…
これ以上は素人だけでは無理。プロに相談する。

暖かい目で何も言わず見ていてくれたプロ。
すると…「このブレンドは、最初に香りがでますが、さめると味が変わります。」とか
「温度変化でもコクが長続きするにはこんな手があります。」
など、僕らには理解不能なコメントが次々飛び出す!
ウーンさすがプロの世界は凄すぎる!

こうして、4時間ほどプロの助けを借りて、ついに!販売に耐えうるオリジナル商品が誕生した!
しかし、こだわりすぎて、いい豆をふんだんに使ったため、商品化のとき原価が上がってしまい、
又ダイヤモンドコーヒーさんを泣かせてしまった!

しかし、こういう試みは始めてで面白いからと100g、500円という予定通りの原価で通させていただいた。

観客である僕たちが参加して映画に関わる商品を開発する。
という、この試みは、その責任感にもまして、正直にとっても面白かった!
努力が実際形になるのはうれしいものだ。
それと同時に、コーヒーの奥の深さと、その道一筋につり組み続ける職人たちの仕事に対する情熱を感じた1日だった。
僕個人としては学校で勉強してた社会科より遥かに強烈なインパクトを受け、
興味は、豆の産出国や、輸送手段にまで及んだ。

それは現場で学ぶ姿勢の大切さを素直に感じさせてもらった貴重な体験だった。

さあ、これから3日後には工場でぼくらの作った豆が製品となって出荷される!
興奮と希望の3日間だ!
たのしみだなあ!

えっ味ですか…
ホントおいしいのができたと我らが開発チームを自画自賛しておきます。

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珈琲時光いよいよ封切

2004年10月02日 | 天然映像芸術 <天影公司>
天人のある町、中崎町を巻き込んで、下町と映画というテーマでキャンペーンを
企画するになった…8月下旬の話だ。
一ヶ月少しの準備の末、今日2004年10月2日、関西地方の映画「珈琲時光」の封切が始まる。

配給と製作、そして観客。この今まで相容れなかった3つの世界の壁を取り去りたいという想いで始まった実験プロジェクト。

近年、娯楽と芸術の境が曖昧になってきている現代、
劇場、映画館、ギャラリー、アートスペース、ミュージアムなど、定義が曖昧になりつつある。
一昔前に美術館でスターウォーズは考えられなかったし、コミックやアニメが芸術とは
扱われなかった。

この動きの中で大切なのは、「庶民力」の台頭だ。
生活のレベルでアートを取り入れる時代が終わり、庶民の生活の中で消費、消化されたアートをプロが研究する時代になった。(それだけプロにネタが尽きたといえるね!)

民意の反映されたアートが、企業のお金儲けの戦力に打ち勝って力を持つには、
中崎町で考えた場合、ミニシアター系映画と下町が文化を創っていくアイデアは
その全ての面において要素が、そろっている。
だから手始めには、やりやすい切り口だ。今後これがどんな現象を生んでいくかは僕自身も全く予想できないが、
(だから実験といえるのだか…)面白い事になるという確信と信念はある!

実際今日からスタートしたキャンペーンは…。
会場であるテアトル梅田は、中崎町のすぐそば、徒歩数分の距離。
(テアトル梅田と中崎町はシンボリックな面でも映画館を中心とした城下町としてみる事ができる立地だ。)珈琲時光にでてくる下町とそっくりの中崎町。そのたたづまいをテーマにしたフォトコンセプトは80数点の応募があった。ぎりぎりまで募集が相次いだ作品の貼り付け作業も終わり。
無事、テアトルロビーで公開が始まった。
子供やお年寄りにスポットを当てた作品。建物や町の空気、又中崎に咲く花に焦点をあてた作品など、なかなか見ごたえがある。応募の写真家たちの最年少は4歳の男の子、97cmの視線は僕らには新鮮だ。

スタンプラリーも無事スタート!
映画に賛同して口コミで集まったショップオーナー16店舗。
ビンゴ形式のスタンプラリーは縦横斜めにスタンプが並ぶと景品がもらえる。
僕も集めようと廻り始めたがかわいい小物の雑貨屋さんなど今まで知っていても
入る機会がなかった店に入るキッカケには丁度よかった。

シネマコンセプトの方はこれからだ。
作品上映終了と共に自主映画の募集が始まる。
公開は来年コールデンウィークの予定。(天人ほHPで動向は随時報告)

一番難航した、オリジナルブレンド開発。映画を見た珈琲好きの方に集まってもらい
10月6日に天人に集まってもらってブレンド講習会を受けてもらう。そして、その日中に
珈琲時光的テイストのブレンドの味を作るという無謀な企画!
ブレンダーの先生は無茶を承知でこの無謀な企画に真正面から取り組んでくれた。
第一、まともにブレンドをつくれるようになるには数十年の修行がいるわけだから、
プロとアマチュアのコラボレーションでどんな味ができるのか全く誰も予想はできない!
(まだ若干の人数募集は受けうけているようなので、ブレンド開発に参加したい人は天人まで)
その豆のレシピは、ダイアモンド珈琲さんでブレンドされ、数日後にはテアトルで実際に
販売されるのだから、これまた太っ腹!(おもろい事には何でも真剣に取り組む関西らしいノリのよさ!)

すでに、いくつかの中崎のCAFEでも取り扱ってみたいという声が上がっている。

一番苦労したのは商標とライセンスの問題!

珈琲時光という豆をブレンドしたい僕らがその商品名を使えるのか!(これは大問題!皆がボランティアで関わっていても、権利関係の世界はシビア。)
この豆を作ったからといって、手作業で焙煎し、映画上映期間中、販売しても誰もお金儲けにならないのはハッキリしている。
ダイアモンド商会さんもテアトルさんも心意気でやってくれている企画だ。
せっかくの思いも作られた豆が「珈琲時光ブレンド」と名乗れるかは参加する全ての人のモチベーションに大きく関わる。
色々動いてみたが、結果はNO!
商品名として「珈琲時光」を使う事は不可能となった。
しかし映画上映期間中、「珈琲時光支援ブレンド豆」と名乗る事は許可された。

なんだかんだ言って前例のないことを許可するのは勇気のいう事。
こういった事は継続が大切だから、映画と映画ファンが共につくりだす様々なムーブメントの魁(さきがけ)として珈琲時光キャンペーンが大成功する事が大切だ。

初日初回の様子が気になって松葉杖ついて見に行ってた。
瀧川支配人いわく、「満席です。」との事だった。
滑り出しは好調のようだ!

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珈琲時光イベントin下町(現状報告)

2004年09月21日 | 天然映像芸術 <天影公司>
今日の天人での打ち合わせは
珈琲時光関連のイベントについて、
テアトル梅田で10月2日から公開される「珈琲時光」を中崎町の周辺の町で
応援したい人がこの指とまれ方式でイベント企画をするのだ。
今写真左のテアトル瀧川支配人(背中で失礼)とお話中は、コンフィデンスカフェのアネゴ、もーちゃんと天人宣伝部長の、かんちゃん!
もーちゃんはスタンプラリー担当で、中崎の何店舗かが参加してビンゴ形式におスタンプラリーを企画中。
アートな雰囲気の流れる中崎町で、アート支援をする。
そんな街中崎のお店を知ってもらおうという企画!

この日は具体的な景品の話や印刷物のデザインについて話し合われた!
テアトル梅田や中崎町でまもなく配布予定なのでみなさん乞う期待!


今後、天人の映像部、天影公司は映画館と街を繋ぐ、劇場が好きな人ネットワークを考えています。今までバラバラだった観客、制作、配給の壁を取っ払う事を目的にした悪巧みです。
勿論、口コミのささやか企画なので、まだ参加者、参加店はすくないけど、
色んな映画を応援して行くうちに、映画好きのショップオーナーや住人、下町ずきの通行人など、
どんどん巻き込まれていってほしいなあと思います。

もっと僕らが映像アートの世界に入っていってもいいんじゃない!

そんな企画の第1歩です。
「街と映画のコラボレーション!」スタンプラリーまもなく印刷に入ります!
あと「他業界と映画のコラボレーション」として明日僕は、ダイヤモンド珈琲さんとテアトルに行く。(雨よやめ!)
珈琲時光のブレンド豆開発をするイベント(10/6天人)は決定したけど、一般の観客が作った豆を実際にテアトルで販売させちゃおうという試みだ!うまくいくかなあ?
「他アートと映画のコラボレーション」は写真展の形で現在大募集中!
ぼちぼちと作品が集まり始めました。みなさんありがとね!

さあさあ、皆さん!
映画、見てただけの人。
ビデオで自主映画を作ってただけの人。
今まで配給をお仕事としてだけしてた人。
もうそんな時代は終わりました。(いい切り!)
相互に繋がって、新しい新陳代謝を作りましょう!
参加して、されて…新しい世界を始めましょう!
これぞまさしく天然芸術!(タララーン!)


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珈琲時光イベント始動!

2004年09月13日 | 天然映像芸術 <天影公司>
珈琲時光イベント始動!

今日、天人でダイヤモンド珈琲の栃本さんとお話しした。
珈琲時光の映画を記念してのブレンド豆「珈琲時光」を作りたい!
映画をみた人を中心にブレンド豆を開発して中崎町のCAFEで実際に飲めるようにする企画だ。
僕の話に栃本さんの顔が見る見る楽しそうに輝いてくる。
彼は珈琲屋さんでもあるがその前に個人として無類の珈琲好きである。
手間ばかりかかって余り儲けにもなりそうにない話なのに
いつも僕の無理難題の企画を真剣に聞いてくれる。珈琲の達人だ。
本来何十年もかかるブレンドの技法を
素人ばかり集めて、一つの商品になるようまとめるのは
ブレンダーの方にいかに負担をかける事だろう!

しかし今日の話で10/6日の15:00から
実際ブレンド講習会を兼ねた豆開発が決定した!
(関西地方は映画初日10/2だから、それまでに見なければいけない!
かなりハードスケジュール)
実際僕ら単なる映画ファンが街を絡めてビジネスの世界まで
入っていくのはどんなものかという思いもある。
でも、様々な異なるジャンルの人が繋がってそれぞれの立場で
力を掛け合わせていく姿は本当の時間の豊かさがなにか
教えてくれる。
「時の厚味は想い重なる厚焼き玉子」

今回開発する「珈琲時光」豆はテアトル梅田でも販売する予定!
是非みなさん、参加してください!


夜はテアトル梅田の支配人、瀧川さんと具体的な話し合いだ。
噂を聞きつけて集まってきた人と僕がこれはと思う人に声をかけて
集まってもらった。
今回は豆開発以外でも写真展「中崎町のただずまいフォトコンテスト」
の開催などかなり複合的。
こういったイベントの場合はそれぞれの担当を力ある人に任せて
やってもらうのが一番だ!
WEB担当の、占い師吉田氏。
スタンプラリー担当の、コンフィデンスカフェのもーちゃん。
ブレンド開発は、天人厨房リーダー、齋藤。
前売り券販売、外渉担当は天人広報宣伝部、かんちゃん ヤス、ヒロシ。
テアトルでの写真展は、天人モノクロ写真倶楽部「写し部(utushi-be)」代表栗ちゃん。
珈琲時光シネマコンテストは、僕と芸大映画学科のあつし。
今日の決定で明日には写真展のプレスリリースが始まる。

さて今回の僕の天然芸術の実験は「観客、配給、製作の垣根を緩やかに溶かす試み!」
興味ある人は天人HPを見てくださいな!
そして一緒にやりませう!
ちなみに今日の写真はテアトルでの写真展開催を聞いて意欲をみせる
ポラロイド大好きのマチコちゃんです!

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珈琲時光試写会

2004年09月06日 | 天然映像芸術 <天影公司>
今日は夜9時から珈琲時光の試写会にいって来た。
テアトル梅田でFM802の試写に混ぜてもらったのだが
とても素敵な映画だった。
感想は一言。「アジアの感性」
小津映画へのオマージュで撮られたという事もあって
覚悟はしていたが固定画面の長まわしカットの連続。
しかし計算されつくした構成と脚本。無駄がいっさいない!
今回はデレクタースカット版で少し長い1時間48分(劇場版は1時間43分)スゴイ!


印象に残ったのはカメラアングル。
大きく2つのカメラワークを意識しているように感じた。
目的は一つ「溶け込む視線」どこまでも映画であることを忘れさせるような効果を産んでいた。
だからシンプルに監督の言いたい事にフォーカスできる。
町並みを映す時は、人物にフォーカスせず、背景の一部として捉える固定画面、ロングアングル。
うって変って室内の描写は個人の視線。
立ち位置は変らなず、カメラは興味のある対象に右へ左へ上、下へフラフラ揺れる。相変わらすカットは変らない。
役者は覗かれているカメラを気遣いもせず淡々と演技をする。
時にはカメラに背を向けてどっかりと視界を塞ぐ。でもカメラは止まらない。
何度もみて監督の意図をじっくり味わう事のできるつくりになっている。映画を理解するものから感じるものへと引っこ抜き持っていこうとする意思を感じる。

自然な演技の一青窈もいいが周りの演技人がスゴイ。
特に浅野忠信や小林稔侍の演技はすごい。
僕個人としては浅野君の天性の演技力よりも経験と実力からにじみ出る
小林稔侍の演技がかっこいい。
目立たずしっかり自分の役割をこなす姿はプロの中のプロだ。
多分、彼女はプロの映画人に囲まれ何処までも素のまま自分のまま
カメラの前に立てるよう場を作ってもらえたのだろう。
彼女の透明感がまっすぐ客席に届いていた。

この映画。感動をストーリーと映像の迫力に求めるハリウッド映画を見慣れた観客には全く物足りないだろう。
実際。この映画は映像の持つオルタナティブな可能性を示している。
人の内面のドラマをアジアの片隅の実写の風景とその文化を交えて表現する。
なにげない風景と一瞬に永遠の光を見出す視点。
まさしくアジア的美的感覚。、
その意味でこの映画の題名である「珈琲時光」は、スタイルの名前をも現していると思う。
映像は下町の東京、全く加工脚色を嫌って、切り取られた東京の日常を台湾のホウ監督の視線
で繋ぎ合わされている。ハリウッド映画的あらすじという意味では
ついに何も起こらない。ホントに最後まで事件もハプニングもなにも起こらない映画なのだ。
起こっているのは登場人物の静かな心の変化、確信、決意、それがゆっくりした
時間の流れの中で確実に動いている。

この映画からどんな人にも珈琲時光が存在していることが確かめられる。
そんな普通の人達の住んでいる普通の町がさらに好きになる映画だった。

試写が終わった後、足の怪我を引きずりながら一緒に見にいった仲間と滝川支配人と珈琲時光写真展の打ち合わせに向かった。
でも僕は心の中でスキップを踏んでいた。

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