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ヒメアブラススキはアブラススキよりずっと華奢な植物で、穂の色合いなどに似たところはあるが、穂がはるかにまばらに広がるので、見た目でもはっきりと異なる。細い柄の先に小穂がまとまって着く姿は特異とも言える。
草原に生えるが道ばたに群落を作って出現することも多い。
日本では本州の関東以西から琉球列島、小笠原諸島まで見られ、国外では中国、台湾、インド、オーストラリアに分布する。
丘陵地や草原に生え、やや乾いた日向に出現する。小さな集団を作ることが多い。
同属には東アジアからインド、インドネシア、オーストラリアにかけて20種余がある。日本にはもう1種、リュウキュウヒメアブラススキ C. spicigerum が沖縄から知られ、この種は総を構成する小穂の数がずっと多い。