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映画『パラサイト 半地下の家族』

2021年01月06日 | 映画

『パラサイト 半地下の家族』(原題:기생충(→寄生虫)、英: Parasite)
2019年(上映日:2020年01月10日)の韓国のブラック・コメディスリラー映画。

監督 ポン・ジュノ

主演 ソン・ガンホ 
共演 イ・ソンギュン、チョ・ヨジョン、チェ・ウシク、パク・ソダムら。
上映 2時間 12分

映画パラサイトを知ったのは

このブログ『日韓朝「虚言と幻想の帝国」の解放』 ― 戦後75年の朝鮮半島 (日本語) 単行本 – 2020/5/29 重村 智計 (著)
2020年09月18日 | 本と雑誌

だったが、韓国の分断、格差社会の説明のくだりで紹介されたのだと思う。

当時Netflixで検索しても見つからなかったのに、
先週くらいからPR画面に出ているのに気づき、きのう見た。(全編1.5倍速再生)

視聴のすぐあと、たまたま、「金曜ロードSHOW!」で地上波初放送のTVコマーシャルを見た。
1月8日に本編ノーカット放送。オリジナル吹き替え版での放送らしい。

「万引き家族」を思い出した。
似てなくもないが、特に家族関係など、日韓の文化の違いも際立つ内容。
。それはないだろうな展開は「万引き」と同じなので好き嫌いが分かれそうだが。

サスペンス仕立ての、面白くなったと思ったら一気に意表をつく展開の連続、
リズム感をもって畳みかける引力は圧倒的だ。その迫力は時にえげつないほどで、どこか、
笑ってしまいそうなのだが、それがブラックコメディなのだろう。
そのへんは日本のドラマや映画は、それほどの激しさはないように思った。
ブラックなのにおかしさがにじむのは父親役の主演ソン・ガンホの、名演+アルファなのだと思う。

ソン・ガンホの名演は、光州事件を世界に伝えたドイツ人記者役とタクシー運転手役で共演した「タクシー運転手 約束は海を越えて 택시운전사(2017年)」でも見た。

あと、家族と言えば、
寅さんの家族関係(血のつながりが薄く、いわゆるほんとうの家族ではない)
と比べても儒教の影響がつよい韓国のこの家族は、結束力があって力強く、
家族に亀裂の兆しするみられなれず
また、上流階級にたいしても嫌味な描き方になっていないという印象が残った。

あの「東京物語」や「東京家族」も血のつながる親族より、他人との関係のほうが・・・という話だったとおもうう。

それから
オープニングの映像からROMA ローマ(劇場公開日 2019年3月9日)を思い出した。
ほかにも似た映像があって、内容も似ていなくもない。
上映日も近いし・・・。

関連このブログ 映画『ROMA/ローマ』 - Netflix (2018年) アルフォンソ・キュアロン監督
2020年11月03日 | 映画

 


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