次に、信夫山へ。
信夫山は「松川の戦」で伊達政宗が陣を張った場所です。
黒沼神社の場所に陣を張ったと言われているのですが、愛宕山公園の場所からの方が福島城を見ることができるのでそちらに本陣を張ったのではないかとのことでした。
松川の戦で敗れた政宗は、信夫山伏の党首羽黒山別当慶陰らに守られ、羽黒山の別当寺寂光院にかくまわれ夜半に茂庭を通って、仙台に帰ったといわれています。この戦で信夫山の社寺・山伏村・民家がすべて焼き払われ、羽黒山を奉じて山伏や宮人も政宗と一緒に仙台に移り住んだそうです。その後、政宗は仙台城の前身地に青葉山寂光院・羽黒大権現を移しました。
伊達政宗の築城した青葉城の名前は信夫山の古名である青葉山からつけられたものといわれているそうです。
ちなみに、今の愛宕山公園からは木の枝が邪魔をして福島城あたりを望むことができませんでした。
現在、信夫山は除染中で、3.11はまだ終わっていないことを感じました。