一口馬主ゴンザレスの日記

社台・サンデー・G1・キャロットの出資馬を中心に競馬の話題あれこれ

真夏の牧場見学(2022年8月12日)

2022年08月16日 12時10分31秒 | 募集馬見学ツアー・牧場見学
既に秋ツアーの中止が発表されています。じゃあ個人的に牧場見学に行って、出資が決まった1歳馬やボニータに会って来るか。ということで、思い立ってお盆休み中の北海道に行ってきました。できれば今までのように仲間と一緒にワイワイ見学に行きたいんだけど、今はコロナで原則1人見学しか認められていません。まあ、サクッと行って帰ってきますかね。

コロナで各牧場の見学枠が少なくなっているので、それに合わせて予約。まず9:00から社台スタリオン。久しぶりにボニータに会いに行きます。見学枠は各時間帯1名になっているので、スタッフの方とマンツーでの見学。お陰でジックリと話をしながら馬を見れるのは良いかもしれません。以前は各時間帯ごとに2~3組ずつ一緒に見学だったので、ボニータの前にずっといる訳にはいきませんでしたが、マンツーならのんびり見学できます。嬉しいなぁ。社台スタリオンは公式で撮影NGになっているので写真はありませんが、ボニータは変わらず元気そうでした。種牡馬としてシーズンを重ねて馬体も貫禄が出てきましたが、それでも530kgくらい(だったかな)で、相変わらず動きは柔らかく種付けも上手だそう。馬房は以前の向かいで、放牧地と直結しているお部屋です。そして以前ボニータがいた馬房、つまり今のボニータの向かいには栗毛の暴君がおられました。以前と入れ替わったのね。さすがにオルフェーヴルの向かいは馬を選ぶと思いますが、マイペースなボニは何食わぬ顔で過ごしているようです。今年の種付頭数は170頭オーバー、過去一番の頭数が集まったそう。種牡馬入りから5シーズン目で頭数がある程度維持できていれば良いなと思っていたのに、増えているなんてビックリ。種付料が150万円で据え置きになっていることのお得感、そしてやはりフジキセキのネームバリューも大きいとのこと。社台ファームが積極的に付けてくれていますし、日高の牧場など社台グループ以外の牧場からも沢山種付けに来てくれているそうです。生き残り競争の激しい社台スタリオン、いつ出されてもと覚悟はしていますが、まだ暫くは大丈夫かな。

ということで、ボニータの馬房の前でゆっくりとお話しをしてからはスタリオン内を一周。ボニータに会えた時点でスタリオンに来た目的はもうほぼ終わっているので、あとは会話をしながらブラブラと。種牡馬入りしたコントレイルも近くで見させてもらいました。やっぱり良い馬ですなぁ。久しぶりにスタリオンの中をグルっと一周したけど、かつてあそこにはあの馬がいたな、とか色々と思い出します。時間の流れは早いものです。

さて、次の見学まで時間が空くのでランチに出掛けます。以前ヤエノムテキさんのブログで知って、いつか行ってみたいと思っていたファームヤードへ。社台スタリオンから車で40分くらい。11:00オープンで10分前くらいに着いたけど、既に沢山の人が並んでいて驚きました。大人気じゃん。暫く待って入店。天気も良くテラス席からの景色も素晴らしい。





写真だとイマイチ伝わらないけど、最高に美味かったです。牧場直営なのでサラダも新鮮でボリュームたっぷり。スープカレーも写真よりもボリュームがあって、中には骨付きチキンとゴロゴロの野菜がたっぷり。上にチーズをトッピングしてもう最高。これはね、牧場見学の時にまた絶対に行こう。いつものそば哲も良いけど、時間があればちょっと足を延ばしても行く価値ありです。

その後、14:00にNF空港へ。まずはオーディブルコール(牝2Medaglia d'Oro)から。







現在519kg。騎乗調教を再開したところです。体調面に問題なし。これから乗り込んで、涼しくなってからの移動を目指します。今回の休養が良い成長の時間になれば、との弁。休んでいた期間が長くまだ馬体は緩いけど、ここからですね。見学中は大人しくしていましたが、気性は大人しい方・・ではないとのこと(笑)サンプル数が少ない父なので、どんな傾向に出るかはまだ分かりません。個人的には募集時から芝だと思っているんだけど。

さて、厩舎を移動してスウィートリーズンの21(牝1ロードカナロア)です。





現在422kg。イヤリングから移動してきて少し減っていますが、飼い食いが細くなったとか、体調を崩したとかではなく元気一杯だそう。環境の変化もあるし、初期馴致から段々と騎乗調教に移行して運動負荷も高まりますからね。馬体は胴が詰まって短いところ向きですが、筋肉質でトモのボリュームは目を惹きます。毛ヅヤもピカピカ。雰囲気があって、ベタな言葉だけど良い馬だなと。これから周回コースから始まり坂路と本格的な調教に移行していきます。順調に進んで欲しいと思います。

NF空港での見学を終えて、15:30からOFリリーバレーへ。まずは、イヤリングにいるリュートフルシティの21(牡1ハービンジャー)です。





現在465kg。リリーバレーへの移動待ちです。初期馴致は順調に消化。右前に骨瘤が出ていますが痛がっている様子はなく、このまま固まる感じかなと思います。骨瘤が出る若馬は多いですし、馬が気にしなければ問題ありません。放牧地でも柔らかい走りを見せているそう。今回も歩かせてもらいましたが、募集時のイメージのままの柔軟性を感じる動きでした。楽しみです。

最後にパワフルボンド(牡2キズナ)。







現在535kg。調教はこのところ順調に消化していますが、まだまだ良化途上。骨格が大きい割にまだ力が付き切っていない状態です。フレームが大きいのは母の産駒の特徴。この馬の懸念材料である母産駒の不振がどうか。ここまでの雰囲気は怪しいところがありますが、今はコツコツ乗り込んでベースの底上げを目指すしかありません。中内田先生が先日見に来たようですが、この現状で移動云々の話には当然ならず。暫くこのまま乗り進めることになるでしょう。タイプ的にはダートかな。他馬や周囲に驚くことがあったり気が小さいそうで、デカいんだからドーンとしていろよというね。頼むで。

ということで、サクッと一日牧場見学でした。見学を申し込んだ後にNF早来にゴルトベルクが移動してきたけど、見学枠の関係で申し込みできず。今は枠が絞られているので、なかなか一度に全部というのは難しいですね。それでも1歳2歳の現役馬4頭にスタリオンと見学をさせて頂き、楽しい一日でした。お忙しい中で対応してくださったスタッフの方々、ありがとうございました。
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