一口馬主ゴンザレスの日記

社台・サンデー・G1・キャロットの出資馬を中心に競馬の話題あれこれ

繁殖牝馬の年齢

2015年06月18日 23時23分57秒 | 競馬全般
選馬の際、私の場合には漠然と「12歳以下で生んだ産駒が理想」という考えを持っています。昔、雑誌か何かで、繁殖牝馬が活躍馬を出す確率は12歳あたりを境にグッと下がる、というのを読んだのが漫然と記憶に残っているだけなのですが、実際に毎年クラブ募集馬の検討を行い、その馬が競走年齢に達し、活躍馬と非活躍馬を見ている感覚としても違和感はありませんし、おおよそ正しいのだろうと思っています。そこで、これを検証するために、近年のクラシック好走馬が母が何歳時の産駒であるか、調べてみました。

2015年
桜(1)レッツゴードンキ 11歳
桜(2)クルミナル 10歳
オ(1)ミッキークイーン 10歳
オ(2)ルージュバック 9歳
皐(1)ドゥラメンテ 12歳
皐(2)リアルスティール 6歳
ダ(1)ドゥラメンテ 12歳
ダ(2)サトノラーゼン 10歳

2014年
桜(1)ハープスター 6歳
桜(2)レッドリヴェール 20歳
オ(1)ヌーヴォレコルト 10歳
オ(2)ハープスター 6歳
秋(1)ショウナンパンドラ 7歳
秋(2)ヌーヴォレコルト 10歳
皐(1)イスラボニータ 9歳
皐(2)トゥザワールド 15歳
ダ(1)ワンアンドオンリー 9歳
ダ(2)イスラボニータ 9歳
菊(1)トーホウジャッカル 10歳
菊(2)サウンズオブアース 13歳

2013年
桜(1)アユサン 15歳
桜(2)レッドオーヴァル 12歳
オ(1)メイショウマンボ 8歳
オ(2)エバーブロッサム 13歳
秋(1)メイショウマンボ 8歳
秋(2)スマートレイアー 11歳
皐(1)ロゴタイプ 8歳
皐(2)エピファネイア 8歳
ダ(1)キズナ 20歳
ダ(2)エピファネイア 8歳
菊(1)エピファネイア 8歳
菊(2)サトノノブレス 13歳

2012年
桜(1)ジェンティルドンナ 6歳
桜(2)ヴィルシーナ 8歳
オ(1)ジェンティルドンナ 6歳
オ(2)ヴィルシーナ 8歳
秋(1)ジェンティルドンナ 6歳
秋(2)ヴィルシーナ 8歳
皐(1)ゴールドシップ 11歳
皐(2)ワールドエース 9歳
ダ(1)ディープブリランテ 8歳
ダ(2)フェノーメノ 10歳
菊(1)ゴールドシップ 11歳
菊(2)スカイディグニティ 12歳

2011年
桜(1)マルセリーナ 8歳
桜(2)ホエールキャプチャ 7歳
オ(1)エリンコート 17歳
オ(2)ピュアブリーゼ 5歳
秋(1)アヴェンチュラ 13歳
秋(2)キョウワジャンヌ 13歳
皐(1)オルフェーヴル 11歳
皐(2)サダムパテック 9歳
ダ(1)オルフェーヴル 11歳
ダ(2)ウインバリアシオン 14歳
菊(1)オルフェーヴル 11歳
菊(2)ウインバリアシオン 14歳

こうして一覧にしてみても、やはり「若い繁殖が優勢」、「12歳~13歳が大まかな境界線」という考え方は概ね的を得ていることが分かります。とは言うものの、ちょっと待て待て。本当の意味で確率を語るのであれば、繁殖牝馬の出産年齢別の生産頭数トータルを出した上で、活躍馬の出産年齢を見ていかねば。だって、若い繁殖の産駒の方が高齢繁殖の産駒よりも頭数が多い訳で、絶対数が多ければ活躍馬だって多く出て当然です。その辺まで分析しないと、本来の意味での考察にはならない。ただ…出産年齢別の生産頭数のデータを採ることができません。だから、こうして漠然と活躍馬の出産年齢の一覧を見ることしかできない。まあ、それでも事実として活躍馬の出産年齢を見ると「12歳までが多い」ということ。そうなれば、当然に選馬の理想は「12歳までの繁殖」というゾーンになります。これ、募集馬検討の一つの基準としては、取り入れてみても面白いと思うんですよね。

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