東北アルパインスキー日誌 ブログ

東北南部の山での山スキー、山歩き、山釣りなどと共に、田舎暮らしなどの話を交えながら綴っています。

東北関東大震災 玄関扉の切断解除 2011.03.17

2011年03月17日 | 東日本大震災
今回の大地震で亡くなられた方々、また被災された方々にお悔やみとお見舞いを申し上げます。

この予想をはるかに上回る巨大地震の及ぼす影響は東北のみならず、関東方面と首都圏も呑みこむ様な勢いになりつつあります。

この規模の災害の波及効果は思いもよらぬ事態が次々に発生し、災害の直接の被害はもとより経済・社会生活全般に深刻な影響を及ぼし始めているようです。

自分の場合、自宅や勤め先への直接的な被害はさほどありませんでしたが、昨日から職場に復帰した所いろんな方々から問い合わせが入り、5ヶ所ほどの現場を訪れて対応に追われました。

仕事はマンションなどの集合住宅の改修工事を専門としていますが、さしあたって急を要する事例はマンションの玄関扉が開かなくなったお宅への対処でした。

昭和53年の宮城県沖地震を機に建築基準法が改正され、昭和56年以降に竣工したマンションは耐震性が強化されていますが、その建物の構造や立地条件によってばらつきがあるようで、最悪の建物倒壊ほどの事態はないまでもいろんな不具合が発生しています。

今回、玄関扉や枠が変形したり鍵がロックして開かなったケースが12件あり、ディスクサンダーで鍵の爪や枠をを切断して開けました。

扉が開かないと廊下側の面格子を外してサッシ窓から出入りするしかないですが、高齢の方々には大変なご苦労を伴って生活に差支えます。特に廊下側に窓のないような古いマンションでは、脱出が困難で最悪の場合には室内に取り残されてしまいます。

また、開口部の多い廊下側の壁にはひび割れや欠損が生じやすく、さっそく応急の補修工事を依頼されたマンションもありました。

コメント (1)
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