だいたい大阪の淀川以北を除いた東半分にあたる河内国の一宮で、社伝による創建は紀元前とされる由緒正しい神社です(ちなみに、二宮が恩智神社)。社伝による創建は、神武天皇ご東征の3年前のBC663年。生駒山の戦いで無念の後退を御決意された際に、天児屋根命・比売御神の二柱の神を、現鎮座地後方の霊地神津嶽(かみつだけ)にお祀りされ熊野に向かわれました。神社後方の山は現在ハイキングコースになっていて、今回、大 . . . 本文を読む
天満宮なので、現在は学問の神様として菅原道真公への信仰を集めている神社ですが、付近は世界遺産の古市古墳群でも最古とされる仲津山古墳や応神天皇陵とされる誉田山古墳が横たわる地域であり、そもそもはその築造にかかわったと考えられる土師氏に起源をもつ地だと捉えたいです。言うまでもなく、道真公の先祖が土師氏で、その始祖が野見宿禰だとされています。本殿背後にある梅園も有名で、「大阪みどりの百選 . . . 本文を読む
泉穴師神社から直線距離で4kmほどの近い位置にある、こちらも「延喜式」式内社です。二つの神社は名前は違いますが、「日本の神々 和泉」で大和岩雄氏は、穴師の神は兵主神のことであり、当社は泉穴師神社や奈良・山辺の道の穴師坐兵主神社との関係を抜きにしては論じられない、と書かれています。
当社のご祭神は、天照大神、八幡大神、菅原道真となっています。ただ、変遷があるらしく、明治12年の「大 . . . 本文を読む
「延喜式」式内小社で、和泉国で大鳥大社に次ぐ社格の二宮。神社は天武天皇白鳳年間の御鎮座と説明していますが、4キロほど離れたところに鎮座する、同じく式内社兵主神社と共に、奈良県の山の辺の道沿いに鎮座する名神大社の穴師坐兵主神社との関係をぬきには考えられない、と大和岩雄氏が書かれている(「日本の神々 和泉」)神社です。
現在のご祭神は、「延喜式」に二坐と書かれてい . . . 本文を読む
前回は、弥生中期を中心とした重要な恩智遺跡「天王の森」や、中臣氏との関係の実際などについて触れました。今回は祭祀氏族について、゛伝承゛の語る氏族系譜からいろいろ連想してみたいと思います・・・なお、見出し写真は前回1の記事でも写真を載せた131段の石段を、境内から見下ろした絶景です。
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・拝殿。平成の時代 . . . 本文を読む