摂津三島からの古代史探訪

邪馬台国の時代など古代史の重要地である高槻市から、諸説と伝承を頼りに史跡を巡り、歴史を学んでいます

宇佐神宮(宇佐八幡)1:上宮、弥勒寺跡 ~ 奈良時代に突如表舞台に登場した、元祖神仏習合神社の不思議 ~

2019年09月28日 | 九州
大分県宇佐市の"宇佐八幡"です。全国で4万を超える八幡神社のここが総本宮。そして、古代史ファンには、邪馬台国との関係も取り沙汰され、想像力を掻き立てられる由緒ある神社であり、是非一度行っておきたいと九州まで足を運んでしまいました。夏の暑い最中で歩き回るのは少々きつかったのですが、小椋山の森の中に鎮座する堂々たる社殿群は見ごたえがありました。例によって、谷川健一編「日本の神々 九州」の田村圓澄氏の文 . . . 本文を読む
コメント (1)

陶荒田神社(すえあらた神社:堺市中区上之) ~ ”陶邑”と三輪(大神)の強きつながり、そして百舌鳥・古市古墳群時代の三輪・加茂氏 ~

2019年09月21日 | 大阪・南摂津・和泉・河内
南海電鉄泉北高速鉄道の深井駅から、田園線バスのあみだ池行きで15分程乗ると、左手に陶荒田神社の鎮座する”太田の森”が見えてきます。バス停「上之」からすぐのところです。ちなみにこの田園線バスは堺東駅から出ていて、深井から堺東方向に乗れば、ニサンザイ古墳、御廟山古墳(車窓からは見えない)、そして大山古墳拝所前を結ぶ、百舌鳥古墳群陵墓巡りコースになっています。帰りは上之からノンビ . . . 本文を読む

纏向(まきむく)遺跡と纏向古墳群 2(ホケノ山古墳) - 纏向を巡る年代論争と、九州東征勢力との関係 -

2019年09月07日 | 奈良・大和
山の辺の道シリーズはこれで最後です。という事で、少し長くなりました。タイトル写真は、箸墓とホケノ山古墳(というより國津神社の森)の遠景です。先の”纏向遺跡と纏向古墳群1”の記事では、巻向駅近辺にある各古墳の調査経緯をまとめました。   【纏向遺跡の桃の種】2018年の、纏向遺跡で出土した桃の種の炭素14年代測定結果の発表に対しては、さっそく安本美典氏がツッコミ . . . 本文を読む