田舎のエプロンおばさんのエッセー集(アキのあしあと集)

日常の生活記録や認知症の主人を抱え奮闘する私の日々の記録をエッセー風にしました。

60 ある異常な症状

2010-05-11 18:13:02 | 認知症の夫を抱えて
 5月8日11時頃から主人の異常症状が始まりました、大声で叫び続けるのです、「お~
いお~い」「あ~ああ~あ」等々!長年民謡で鍛えた喉から出る声は腹の底からの発声
で響き渡ります、廊下の外を抜け隣の棟まで筒抜けに聞こえます。
 おとなしい女の入所者さん達も「うるさいね!やかましい」とブーイングが続出!無
理もありません、私はもう皆様に申し分けなくて居ても立っても居れません。
 昼食を口に入れていても叫びますので口からこぼれます、「お父さん!どうしたので
すか?どこか痛いの?苦しいの?気分が悪いの?」何を言っても通じません!目つきが
尋常ではありません、誰かを探すような目つきでキョロキョロと左右を見回します。
 幻覚症状です、そんな状態が2昼夜続きました、夜も寝て居ないそうです、本人も相当
疲労しています、今日は3日目です、11時頃不安を感じながら面会に行きました、廊下も
静かです「あれ?」寝ていました、さすが3日目で睡眠をとっているのでしょう!婦長さん
が言われていました「認知症の人は春や秋に異常症状が発生し易いそうです、きっと
そのスイッチが入ったのでしょうね!」今日は一応落ち着いたようですが・・・これから
も又繰り返すのか?不安です。

 H.22.5.11   記  心配がつきない田舎のエプロンおばさん