田舎のエプロンおばさんのエッセー集(アキのあしあと集)

日常の生活記録や認知症の主人を抱え奮闘する私の日々の記録をエッセー風にしました。

27 自力歩行

2009-06-15 18:58:20 | 認知症の夫を抱えて
先日主人の居るホームの男性スタッフの方から耳寄りな話を聞きました。
 3度の食事時は、リハビリ目的で主人はホールの入り口からテーブルま
で6m位の距離を左右両方を2人で支えられて歩きますがどうしても腰が
落ちて、くの字に膝が曲がり中々上手く歩けない日が多いのです・しかし
支える人が1人だと不思議に自分のペースでシャンと腰も伸びて上手く歩
けるのですよ!「エエッほんとうですか?」「ほんとうです、配膳までま
だ少し時間がありますので見ててください」彼は主人を立たせ1人で軽く
支えて促すと主人は本当にシャンと背筋を伸ばし歩き始めたではありませ
んか!アッチコッチからうわ~凄い上手に歩いてある!とスタッフのかた
の賞賛の声!感動で私は涙がにじみました。
 それからは昼食の介助に私が行った日は私1人で支えて2人で歩くので
す上手くいっております。
 驚いた職員の人が飛んで来て手を差し出されますが断って座るときに手
伝って下さい!と頼んでいます。
 嬉しい進歩です、ホームの方達のお陰です、ほんとに有難うございます。


 H.21.06.15  記  感謝の気持ちで一杯の
             田舎のエプロンおばさん