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田中均氏の外交姿勢に疑問。拉致と書かねばもう追及しないと宣言したととられるのでは?

2005-06-12 22:16:36 | 外務省と原田武夫批判

今日は「サンプロ」で田中均外務審議官がしゃべるのを見た。

すでにこの人に関してはいろいろなことが言われつくしているのにもかかわらずあらためて驚いた。

録画したわけでないので正確さは書けるかもしれないが、この人の田原氏に対するやり取りでもっとも納得がいかないのは日朝平壌宣言に拉致に関する記述がないことを問われて、小泉首相が訪朝した経緯などといったかと思うと、ブッシュの「悪の枢軸」発言などを持ち出して次々に話題をそらしていった点で、本当にびっくりした。

安全に関する記述があったようなことを言っていたが、そんな曖昧な記述も今までにおきた拉致事件と関係あるとはみなされないはずで、拉致と関係があるならそう書けばいいだけのはずである。

つまり日朝平壌宣言に「拉致」ということに関してはっきり書かなければ、「拉致問題は解決済み」と北朝鮮に言われるに決まってるわけで、実際そうなって、にっちもさっちもいかなくなってしまっているわけだろう。

つまりはっきりいえば、これ以上拉致の問題は追及しないということを約束したと北朝鮮にとられる文書に合意したのだから、外務省は北朝鮮に拉致の問題を自ら追及できなくしたのと同じではないか。田原氏が密約がどうこう言っていたが、密約もなにも、きちんとした文書の形で合意したわけだから、それで判断すればあまりそれ以上せんさくする必要もないだろう。

つまり外務省(日本国)は北朝鮮に拉致問題をこれ以上追及しないという言質をあたえ、妥協することで合意文書を作成し国交回復を目指したわけで、国民世論がこの点を指摘したから仕方なく拉致問題を追及している様子ではあるが、本気で拉致された方々のお気持ちを考えて外務省が仕事をしてきたかどうかは極めて疑わしい。

非常に曖昧で北朝鮮には都合のよい文書に合意することで自分が業績をあげることができたと外務省の人たちが思っているとしたら、拉致された方々のご家族にとってはとてもではないがたまったものではない。

そういえば田原氏は田中審議官を小村寿太郎と同じぐらい歴史に名を残す人などといっていたようだが、小村寿太郎もきっと草葉の陰で号泣しているのではないか。

北朝鮮外交を担当したからといって原田武夫のように本を書いたり、テレビに出てしゃべったりするのはいいが、本当に自分たちがこの国の国民のためになるようなことをしたかどうかもう少しはまじめに考えてほしいものだと私は思う。



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