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沖縄集団自決:教科書検定以上に破壊力のある朝日の政治圧力に文科省があえなく玉砕

2007-10-05 01:53:25 | マスコミ批判


朝日の9月29日の社説「集団自決―検定意見の撤回を急げ」の冒頭にはこうある。

こちらです

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沖縄の新たな憤りが、大きなうねりとなって広がっている。ことしの教科書検定で、沖縄戦の「集団自決」の記述から、「日本軍に強いられた」という表現が削られた問題だ。

 29日、「教科書検定意見撤回を求める県民大会」が沖縄県宜野湾市であり、予想をはるかに上回る約11万人の人々で会場は埋まった。仲井真弘多知事もあいさつに立った。
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こうした朝日などの扇動によってこの問題は思わぬ方向へ捻じ曲がっていってしまっている。

その流れにいささかなりと抵抗すべく新しい教科書を作る会の人たちが抗議したそうだ。

その理由の一つに沖縄での集会に参加したのは「11万人」ではなく「2万人」だったということがある。


そのニュースを伝えた報道ステーションでは古館が「もしかりに2万人だったとしてなにが問題なのでしょうか?沖縄の悲しみにこたえることが大事ではないでしょうか」などと言っていた。



何が問題かというとつまりそこが問題なのはないですか。

一体何人集まったのですか?

11万人ですか?

2万人ですか?

何人以上なら一くくりに「沖縄の悲しみ」といえるのでしょうか。。。


11万人という数字は自分たちが持ち出した数字でしょう。

これが違うとしたら捏造でしょう。


自分たちでこんなに人が集まったんだからいうことをきけと政治的圧力をかけまくっておいて、その数字が違うのではないかといわれると今度は数字の問題ではないというわけだ。


むろん、2万人でも多いとは思うけど、その人たちのうちで実際に現場にいた人はごくわずかであろうし、その人たちのうち一体どれだけの人たちが集団自決に関する議論を知っているというのか。

たくさんの人が押しかけたのだからこちらのいうことが真実だというのは光市母子殺害事件の弁護団となんら変わらない。


ようするに朝日のやってることというのはいつもこれだ。

自分で数字を持ち出しておいて、あとで数字の問題ではないという。


「南京大虐殺」に関する議論がまさにそれであった。


ついでに言えば同じ日のサッカーに関するこじつけにみちた「日中35年―「なでしこ」の精神で」という社説も以下のように最初から同じようにでたらめだ。


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中国・杭州で行われた女子サッカーのワールドカップで、日本代表チーム「なでしこジャパン」は観客のブーイングを浴び続けた。相手のドイツには声援と拍手がわき起こる。04年のサッカーアジア杯を思い出させる光景のなかで、なでしこは善戦むなしく敗れた。
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この最初の部分を読むとあれ?そうだったっけ?と思う。「日本代表チーム「なでしこジャパン」は観客のブーイングを浴び続けた」自分はあの試合をテレビで見ていたが、それほどブーイングを浴び続けていたかな、と思う。むしろ静かなはずではなかったかと思うのだが、とにかく「04年のサッカーアジア杯を思い出させる光景」と言うの誇張だと思う。

観客全体がドイツの応援団に感じられたのは確かだが、04年ほどひどいブーイングを浴び続けたとは思えない。

つまりこの社説を書いたものは04年の試合は見てない(あるいは忘れた)のではないか。


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だが、ここから意外なことが起こる。なでしこは試合後、「ARIGATO 謝謝(シエシエ) CHINA」と書いた横断幕を広げ、並んでおじぎをした。淡々とホスト国に感謝を伝えたのだ。すると、このことが中国国内で反省の声を呼び起こした。「彼女たちは感情を乗り越える勇気を持ったが、我々は以前のままだ」と、中国紙は論評を載せた。
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この部分を読めばようするにこの社説を書いた者はその中国紙を見て、あとはもう適当にいろんなことを自分の空想でつなぎ合わせて書いたことがよく分かる。


我々は以前のままだという部分で分かるようにすでに中国は04年のアジアカップにおける日本に対する野蛮な行動の数々によって世界的な非難を浴びてすでに反省したのである。

これは自分の推測だが、今回は04年よりははるかにおとなしかったのでなでしこはそのような行為に及んだのではないか。

この朝日の社説を読んでいるとなでしこの感謝をこめた行為によって中国が初めて反省したかのように思われるかもしれないが、それはあくまで「中国のある新聞」がさらに反省せよ、と中国の民衆に呼びかけているのであって、中国民衆そのものが反省していかどうかということとは関係ない。


むしろ朝日がいろいろ圧力をかけているのと同じことをしているだけである。


北京オリンピックを控えて中国がすでに数年前から反日感情に駆られた暴動などを抑えるようにしてきたことは事実であって、一部の事実だけ取り上げて中国のご機嫌をとれば万事うまく行くというよな言い方はおかしい。



日本の給油活動に対する謝意が国連の決議案に盛り込まれるということになったとき、報道ステーションで加藤洋一は外務省の職員が涙ぐましい努力したのでしょうなどと言っていたが、その後自衛隊が給油した分がイラクで使われたことを長々と説明するビデオなどを見ていると報道ステーションこそ涙ぐましい努力の固まりだといわざるを得ない。

安倍がインドに行っただけでも中国のご機嫌をそこねるというようなことを理由にけしからぬと言っていたが、そこまで言ったら中国のご機嫌をとろうとして涙ぐましい努力をしているというより神経がどうかしてるとしかいいようがない。


中国といい、沖縄といい、朝日は自分たちの頭の中にあるイメージのみを膨張させて国民に押し付ける。


このまま朝日が誇大妄想に陥って意味脈絡のないことを書きなぐった社説をばらまき続けたらこれから日本は一体どうなってしまうのか。

教科書から何からそれこそ数の暴力によってあとからあとから直さざるをえなくなるだろうから、教科書から新聞にいたるまで朝日に検定させたらどうか。

沖縄の集団自決に関してはたしか大江健三郎が訴訟を起こされていると思うが、朝日の気に食わない判決は一部だけ取り上げられて同じようにものすごいバッシングにあうだろうから、いっそのことこの裁判の判決も朝日が書いてあげればいいだろう。

判決も書き直せということになって数の暴力でしたがわざるをえなくなったら判決文という紙の資源の無駄である。