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簡単にロイヤルアスコットのまとめ

2006-06-21 23:53:41 | 海外競馬(欧州)

 今日は簡単にロイヤルアスコット開催初日のまとめをしようかなと。

 まずは、グローバル・スプリント・チャレンジ第3戦目のキングズスタンドSから。

一番人気は日本で高松宮記念を制したシンコウフォレスト産駒で重賞2連勝中だったMoss Valeだった模様。2番人気に推されたのがオーストラリアからの刺客Takeover Targetと昨年のスプリントC以来となったLa Cucaracha。特にTakeover Targetはグローバル・スプリント・チャレンジ初戦のライトニングSの勝ち馬であり、早くからロイヤルアスコットを目標にすると言っていたように狙った感がある。
 レースは道中完全に馬群が2つに分かれる状態で進み、スタンドと反対側の馬群から抜け出したFalkirkが押し切るかと思わせておいて、ゴール前でTakeover TargetとBenbaunが反対側の馬群から差し切り勝ち。Takeover Targetは豪馬にとっては03年のChosir以来のキングズスタンドS制覇となった。次走は中三日でゴールデンジュビリーSに向かうのもChosirと一緒。偉大な先輩は2連勝を達成したが、Takeover Targetは果たしてどうなるのであろうか?

 続いてセントジェームズパレスS。ここは今年の英2000ギニ―馬George Washingtonが出走予定だったが、2着に敗れた愛2000ギニーの後、疲れが抜けないとのことで回避。一番人気はそのGeorge Washingtonを破ったAraaafa。2番人気に前走の仏2000ギニ―で一番人気に推されながら3着に敗れたStormy River。3番人気が仏2000ギニ―2着のA.オブライエン厩舎が送り出すMarcus Andronicus(ファロンはIvan Denisovichに騎乗したためここはムルタ騎乗)でした。
 レースはA.オブライエン厩舎のペースメーカーであるArabian Princeが引っぱる流れをAraffaは抜群の手応えで2番手追走。直線に向くと一気に抜け出しての楽勝です。2着には内を突いたStormy River。3着には外から差してきたIvan Denisovich。Araffaは本当に強い内容でした。前走の愛2000ギニ―の勝利は不良馬場に助けられたものという声もありましたが、今回はGood to Firmで文句の言いようの無い完勝。勝ちタイムの1:39.59は改修後ということもあり、年で比較するのは難しいものの、その後のクイーンアンSよりも早いタイムであり優秀と言っても良いのではないであろうか。

 最後にそのクイーンアンS。昨年のサセックスSの勝ち馬にして今年初戦となるProclamationが一番人気。2番人気は前走ロッキンジSを制したPeeress。3番人気に今年に入ってゴドルフィンマイル6着、ロッキンジS3着と調子を上げてきているCourt Masterpiece。2歳時にGⅠミドルパークS勝ちがあるAd Valoremが4番人気で他は10倍以下と事実上4強ムードでした。
 結果的にAd Valoremがこのレースを制するのだが、正直今年も欧州マイル路線は混戦なようなムード。ここでAd Valoremに負けるようでは・・・。休み明けだったProclamation以外は年末には消えている存在のような気も・・・。3歳勢がGeorge WashingtonやAraffaなど期待できる逸材が揃っているので一気に世代交代が進む可能性が高いと思う。逆にここで世代交代が進まないようでは・・・。と思っていたらフォレストSでまだいたの感があるSoviet Songが勝利。・・・・しぶといですな。