先日述べたとおり、今日から各馬についての評価を。
1位 ヴィクトリー 牡 父ブライアンズタイム 母グレースアドマイヤ (栗)音無
まず、以前言ったようにサンデーサイレンス産駒がいなくなる今年は1位指名馬自体のアベレージが低くなる可能性が大である。つまり、以前よりもドラ1の不調分を下位指名馬で補いやすくなるということなのだ。それなら、ドラフト1位は一か八かの長距離型を狙った方が得。そこで目をつけたのがこの馬。母親は年を取るにつれて仔のデビューが遅くなり、03産駒は未だにデビューすらしていない。ただ、牧場側も言っているように本当にいい仔が出来たと思う。年内デビューさえすれば青葉賞掲示板。少なくともリンカーンよりは走るよ、間違いなく。
他に1位指名を考えた馬
①キングオブブルース・・・タキオンに変わってこの系統特有の〝重さ〟はどうなるか注目していたが意外と良い。ただ、馬格の大きさから足元に不安あるかも。
②ブルールミエール・・・雄大な馬体は素晴らしいの一言。血統も文句無い。だから1位指名候補に残った。ただ、どうしてもダート専門に見えてしまう・・・。
③アドマイヤオーラ・・・今年の2歳馬の中では5本の指に入る馬体でしょう。厩舎・馬主・牧場どれをとっても文句なし。それだけにどれだけ指名が被るか怖くて逃げました。はい、私はチキンです。
2位 ホリデイオンアイス 牝 父ダンスインザダーク 母カーリング (美)加藤征
今年一番悩ませたのはダンスインザダークの取捨選択であろう。今年の2歳馬にあたる04年セレクトセールにおいてダンスインザダーク産駒は平均落札価格7600万を記録した。しかし、05年は3000万に下がっている。04年ほどの良血馬が出てこなかったこともあるが、馬主がダンスに疑問を持っていることへの表れではないであろうか?種付け料が日本最高になったアグネスタキオン、05セレクトセールで最高落札価格馬を出したシンボリクリスエス、良質のSS牝馬に種付けできるキングカメハメハ相手では劣勢が予想されるだけに今年がダンスの運命を決める世代でしょう。ダンスを売り込みたい社台の意向もあり東京開催には間に合わせてくる可能性高。
また、ダンスだけではなく加藤征厩舎もそろそろ結果を出さないと毎年路線に乗せかける萩原厩舎あたりに完敗してしまうので力を入れてくるはず。カーリングの仔って遅いイメージがあるけれど日本で種付けした産駒ではレゴラス以外は秋の東京でデビューしているように問題無い。ダンスに代わった分も牝馬な分仕上がりが早いだけに相殺できる。
他に2位指名を考えた馬
①レースドール・・・1位指名で取られてしまいましたがアイスドールよりも2回り大きい馬体は雄大の一言。キャプテンスティーヴであれだけ走るのであるからクロフネに変わればもっと走ってもおかしくないというのは当然の一言。
②ザレマ・・・4頭しか指名する気がなかったダンス産駒の内の1頭。マルカシェンクは故障もあり不完全燃焼に終わってしまった形だが無事なら二冠もあったかも。馬体も悪くなくオークスまで駒を進められるでしょうね。