今年は何と15万人もの人々がケンタッキーダービー当日のチャーチルダウンズに集まった模様です(史上2位だとか)。わが国のダービーは昨年ディープインパクトがいただけに入場者数が減少しそうなので羨ましい限り。
ケンタッキーダービーを制したのはBarbaro。アメリカでも「ブラックホーク産駒は初年度からケンタッキーダービー馬を出したのか」なんて冗談が通じるかは定かではないですが、レース振りは今までのBarbaroとは一味も二味も異なるものでした。
レースはレース前から逃げ宣言をしていたKeyed EntryとSinister Ministerのハナ争いがが序盤の注目でしたが、ブルーグラスSを圧勝した時とは違いSinister Ministerが素直にハナを譲ったのは意外だった。ペースも事前に予想されたようなハイペースではなく平均ペースに近い流れとなり3~4番手で競馬を進められたBarbaroにとってはほぼ100点満点の競馬であったか。それとは対照的にBrother DerekやBob and Johnは枠順の不利もあってか、明らかにそれまでの競馬とは異なるレース(ポジションとしては中段やや後方)。3角を回ったところでペースが落ちるとBarbaroが一気に進出しあとは独走。2着にはBarbaroのちょうど後辺りに付けていたBluegrass Cat。私が本命視したSteppenwolferが脚を伸ばして3着。Brother Derekは枠順がもう少しまともだったら・・・と思わせる4着(Jazilと同着)。最終的に一番人気に支持されたSweetnorthernsaintは7着。案外見せ場がなかった。Lawyer Ronも見せ場無し。連戦してきた疲れなのかしら?
勝ったBarbaroは次走プリークネスSへ。3年前のFunny Side、2年前のSmarty Jonesが達成できなかったAffirmed以来の三冠なるか。是が非でも注目。
ケンタッキーダービー(GⅠ)
チャーチルダウンズ ダート2000m
着順 馬名 騎手 タイム/着順 父親
1着 Barbaro E.Prado 2:01.56 Dynaformer
2着 Bluegrass Cat R.Dominguez 61/2 Storm Cat
3着 Steppenwolfer R.Albarado 2 Aptitude