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天皇賞でも回顧

2006-10-30 00:01:27 | 中央競馬(回顧)

 とりあえず、ネタだらけの天皇賞だった(笑)。まあ、逃げたのは予想通りのインティライミ。ペースは12.8-11.3-11.3-11.4-12.0-12.1-12.3-11.9-11.2-12.5で1000m通過が58.8とここ2年の1000m通過がそれぞれ60秒台だったことに比べるとやや早め。ただ、それは逃げたインティのみに当てはまるものであり、2番手のダイワメジャーの通過はおそらく59.5くらい。となると、ダイワメジャーは59.5-59.3とほぼ前後半を同じラップで駆け抜けたことになる(う~ん、柏木が喜びそうなラップだ)。ダイワメジャーは毎日王冠でも46.8-12.1-46.7とほぼ前後半のラップが同じようになるように走っている(ちなみに、ラスト2~3ハロンが早くなり、ラスト1ハロンが我慢比べ状態となるのも一緒)。これを見る限り、ダイワメジャーが勝つにはご存知の通りスローの切れ味勝負ではいけないわけで、行く馬がいなければ自分で行く状態だったのをインティライミがうま~く先導を務めてしまったと。

 
 それなら、何故に毎日王冠で接戦したダンスインザムードが沈没するのかと言う話になるわけだが個人的にダンスは今回苦しいと思っていた。その根拠としては、①過去にあったようなインコースのグリーンベルトが今年はないこと、②ダンスのような王道の競馬をして2000m以上の混合GⅠに勝った牝馬が近年いないことである。グリーンベルトについては、過去の天皇賞で一番その恩恵を受けていたのが言うまでもなくダンスでしょう。②については近年、2000m以上の混合GⅠで勝利を挙げた牝馬は3頭(エアグルーヴ、スイープ、ヘヴンリー)。そのどれも、差し追い込みタイプでダンスのように先行抜け出しで勝ちきった牝馬はいない。つまり、牝馬特有の切れ味で勝負を決めれる上記の3頭に対して、ダンスの戦法は競馬の王道、先行抜け出し。この競馬で牡馬相手に勝ちきれるほど底力に優れてはいないだろうし、そこまでの牝馬だったら最高の条件に恵まれた去年勝っている。パドックでの印象は抜けてよかっただけに条件次第では牡馬相手にもやれるんだがね。

 
 2着に入ったスウィフトカレントはもう知らん(笑)。典は人間国宝級の腕前だわ。。あの中で冷静に馬場の良いところギリギリを突けるんだからスゴイよ。それにしても、あれほど上手く乗って2着なんだからどうしようもない。森先生はJC→ドバイシーマを予定しているようだが、個人的にミニハーツクライ的な印象を持つだけにモノホンハーツクライには適わんだろう。ついでに、どっかの掲示板に載せた奴ですが、以前やった典2着分析に基づいたスウィフトカレントの天皇賞分析おいておきますか

典2着分析@06天皇賞秋

①コース&距離
先週の菊花賞2着で3位タイから4位に落ちたものの悪くはない ○

②戦法
おそらく差しなので ◎

③人気
たぶん5番人気以内に入らないだろうから ×

④馬番&枠
馬番が9番以下であると2着は34回中26回と圧倒的なのに対し今回は10番・・・
まあ、可もなく不可もなくか。先週は13だったし △

⑤前走の騎手&着差
引き続き典 ◎
前走前走0.1~0.2差の負け ◎


 3着のアドマイヤムーンは力は出していると思う。将来的に2000は長いかもしれないが今ならこなせるのか。4着のコスモバルクは全盛期なら押し切ることも可能な競馬だったような…。スイープ姐さんはあんなに外回しちゃ勝てるものも勝てないよ、池添君。あと、今回のような前後半のラップが似通った競馬には不向きなのかも。使える脚を溜める暇がないからか。田園は本質的に2000は長いだけに今回のようなペースでは無理。昨年はドスローでしたからな。

 
 インティライミ…哲三は昨年のタップでドスローに落としたことを相当後悔しているらしく、今回は行くことも予想できたがあの乗り方はないでしょうよ。直線も今週の馬場からすれば地雷原とも言える最内を付くとはね…。も~少し考えて乗ってほしかったというのが私の感想。