Horse Racing Cafe

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週末の日本&海外注目レース回顧

2006-09-24 22:16:37 | 中央競馬(回顧)

 たまには海外以外のレースも回顧しようかと。。

まずは神戸新聞杯から
 勝ったのはご存知の通りドリームパスポートなわけだが、レース前に今回のレースにおけるポイントは3つと考えていた。①アドマイヤメインの体調②メイショウサムソンの時計勝負への適正③高田が上手く乗れるかである。
 
 ①は調教段階で手前を何度も変える、併せ馬で遅れるなど不安説が流れていた(春はスズカマンボ相手に先着するなど調教はよく動いていた)ことによるもの。実際に休み明けながら-6とパドックでも不満の残る仕上がり。レースにおいては、豊はあまり無理させず疲れの残らないレースをさせたようにも思える。逃げをうたなかったことも枠順・ラップを考えると仕方ない(メインはダッシュ力に秀でているわけではないために、スタートしてからの3ハロンラップが12.2-11.1-11.0では苦しい)。本番までに体調回復できるかが鍵か。ただ、どうも夏の調整に失敗した感がありあり・・・。まあ、今回のレースで自分のペースでいけなければダメなタイプと分かったであろうから次は行くでしょう。こういう挑戦者的な立場の馬に乗ったときの武はたまに神騎乗をするので楽しみであったりする。
 ②は2歳時に東スポ杯でフサイチリシャールのレコード勝ちの2着、中京2歳Sでのレコート勝ちなどそれほど心配はしなかった。実際にレースでも一旦抜け出しかけたフサイチリシャール・ソングオブウインドを力でねじ伏せる強いもの(ちょっと斜行しましたが)。スプリングSの競馬を思い出させた。菊花賞も今日のような強気の競馬をするのであれば不動の本命でいいかな。+10もそれほど太目感はなく、厩舎のコメント通り成長分とみていい。
 ③は言わずもがな高田である。お手本となるのは、枠順も全く一緒だったローズSにおけるアドマイヤキッスの騎乗なわけだが、先週と大きく異なっていたのは馬場状態。先週はインコースが圧倒的に有利な状態であったが、今週は内のみならず真ん中も伸びていた。そこを利して高田は一頭だけ外を選んだと思われるのだが、他にスプリングS、皐月賞と一瞬抜けかけながら再びサムソンに差し返された経験もあったのではないかと思う。サムソンにあえて並びに行かなかったのは高田GJという他ならない。

 続いて英のクイーンエリザベスⅡ世S(結果はこちら)

結局、George WashingtonとAraafaと3歳勢のワン・ツーだったわけなのだが、ゴドルフィンのLibrettist、レースは散々外外を回されレースにならず。まあ、フランキーがキレるのも分かるような気がするよ。実際、その妨害?の仕掛け馬となったIvan Denisovichに騎乗していたJ.Heffernanは故意の妨害をしたとして14日の騎乗停止になっているわけだし…。
 勝ったGeorge Washingtonにしてみれば、Ivan Denisovichのアシストがなくても勝てたと思われるだけにケチをつけられるのは心外でしょうが。2着のAraafa、3着のCourt Masterpieceにしても両陣営は完敗を認めているわけですしね。追い出されてからの首の高さが若干気になるもGeorge Washingtonは本物だったということか・・・。

Ivan Denisovichの問題については
Lengthy ban for Heffernan as Dettori cries~Racing Post(要登録)
O'Brien and Dettori in Ascot ROW~Sporting Life

Masterpiece heads for East~Sporting Life
Court Masterpieceはこの後、来日とのこと。おそらくマイルチャンピオンS→香港マイルのローテか。引退後はダーレージャパンでの種牡馬入り。