温室効果ガス排出量 初の公表（NHK)

http://www3.nhk.or.jp/news/2008/03/29/d20080329000012.html

『排出量が最も多かったのは東京電力の６８８８万トンで、日本全体の排出量のおよそ５％を占めました。次いで、ＪＦＥスチール、新日鉄、中部電力、電源開発の順で、上位１０社はすべて電力と鉄鋼が占めました。この制度に基づいて排出量を報告したのはおよそ９０００社で、排出量はあわせて６億４０００万トンに上っており、日本全体の排出量のおよそ半分が把握されたことになります。』

排出量の多いところから削減を考えていくのは順当な考え方だ。その意味で上位の企業の責任は重い。しかしエネルギー多量消費型の企業と、サービス業のようにエネルギーはあまり使わないという企業もある。サービス業の業界についても、相当の負担をしてもらうことを制度として考えることが必要だろう。エネルギー多量消費型企業も、存続してもらわないといけない。

政府はこのデータを公表して、その企業の削減状態もウオッチしていくつもりだろうが、運輸や、一般家庭についても何らかの施策を展開する必要がありそうだ。国全体として削減の方向にいけるよう考えて行かなくてはならない。