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独環境相 米大統領演説を批判(NHK)

2008-04-20 06:55:30 | 地球環境問題
http://www3.nhk.or.jp/news/k10014060951000.html

『アメリカのブッシュ大統領が16日発表した、地球温暖化の原因となる温室効果ガスのアメリカの削減目標について、ドイツのガブリエル環境相は、各国間のこれまでの合意より後退するものだと強く批判し、ブッシュ大統領の演説を「ネアンデルタール人の演説だ」とする異例の声明を発表しました。

ブッシュ大統領は16日、2012年に期限が切れる京都議定書以降の枠組みを視野にアメリカが2025年以降、温室効果ガスを削減するという中期的な目標を打ち出しましたが、削減のための具体的な対策は示しませんでした。これについて、ドイツのガブリエル環境相は17日、声明を発表し「先進国による積極的な規制や削減の努力なしに地球温暖化を食い止めることはできない」として、世界最大の温室効果ガス排出国であるアメリカが強制力を伴う削減対策を盛り込まなかったことを厳しく批判しました。そのうえで、ブッシュ大統領の演説内容を、去年ドイツで開かれたG8サミットやバリ島での国際会議COP13での合意内容よりも後退するものだとして「ネアンデルタール人の演説だ」とする異例の強い表現で失望感をあらわにしました。国際社会で環境対策を主導するドイツは、2020年までに温室効果ガスを1990年に比べて40%減らすという独自の削減目標を打ち出しており、アメリカに対してもさらなる削減努力を促しています。』

日本は、バリ島での国際会議COP13で「化石賞」を受賞している。
その理由は
http://www.wwf.or.jp/activity/climate/news/2007/20071205.htm
『1位を受賞した理由は、「(京都議定書の柱である)数値目標をなきものにして、規制の緩い自主行動へ移ろうとしている」こと。2位の受賞理由は、「京都議定書が生まれた10周年に「京都議定書を超えて、新しい枠組み」を提案し、議定書を亡きものにしようとしている」こと。そして3位は、「(温暖化防止のための)技術の途上国などへの移転の議論を、技術的な話し合いの場(SBSTA)ではなく、実施のための話し合いの場(SBI)に持っていくことを妨げている」こと、でした。
  いずれにしても、バリで決められるべき2013年以降の話し合いのプロセスと中身を決める「バリ・マンデート(もしくは、バリ・ロードマップ)」の採択に向けた議論と進展を、著しく妨げたことを理由とした受賞になりました。

 日本政府が、アメリカを意識しすぎるあまりに、アメリカの現政権が参加しやすいような、ゆるい枠組みの話し合いのプロセス作りに奔走し、自らの削減目標を明らかにしないことに対して、世界の市民社会の目が集中しています。』

アメリカに配慮したのかわかりませんが、アメリカの次期大統領候補たちは、皆温暖化対策に積極的な発言をしている。アメリカの方向性は確実に変化する。

そうなると日本だけが世界から取り残されることになりそうだ。



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