脳裏めぐった18年=沢、感謝の受賞―FIFA表彰(時事通信) - goo ニュース
『なでしこらしく着物姿で登場した沢の手に、トロフィーがずしりと重かった。「代表に入って18年。その重みが詰まっていた」。15歳から駆け抜けた日々が、脳裏を駆けめぐった。 歓喜に仲間とはしゃいだワールドカップ(W杯)と違い、日本語で淡々とスピーチ。「この賞を糧に日々精進する」と丁寧に伝えた。自分のことより、なでしこを世界一に導いてくれた佐々木監督が表彰されるのを見て、涙がこぼれそうになった。 女子サッカー受難の時代を誰よりも知る沢にとって、先にくるのは周囲への感謝。最終候補だった米国代表のワンバックにも、米国リーグのワシントン時代に多くを学んだ。抱き合って「誇りに思う」と言ってくれたのが、うれしかった。 W杯で得点王に輝き、日本の主将として初優勝に導いた実績は文句なかった。世界最優秀選手は男女を通じアジア初の快挙。「子供に夢を与えられた。その意味がすごく大きい」と、後に続く道を明るく照らしたことを一番に喜んだ。 地道に積み重ねた末に、陽の当たる場所にたどりつき、2011年は最高の年になった。女子サッカー界で目標とされ、追われる立場となった33歳の視線の先にはロンドン五輪がある。「一番いい色のメダルを取りたい」。もう、目指すものは一つしかない。 [時事通信社]』
日本人としてのアイデンティティーを刺激するニュースだ。ワールドカップ以前は注目されなかったスポーツが、今や男子サッカーを上回る勢いだ。
多分、多くの選手がその事を実感しているだろう。同時にその人気は永遠のものではない。今年のオリンピックは追われる立場になるわけで大変だ。
試合中は体力と気力の勝負で、少々のプレッシャーは克服されると思う。
今回のオリンピックで再びその真の実力を披露してほしい。