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南極の氷 年間1.5m溶出(NHK)

2009-09-24 06:24:19 | ちょっと 『気になる』 はなし
http://www3.nhk.or.jp/news/k10015657071000.html

『地球温暖化の影響で、南極大陸などでは年々氷が溶け出し、厚さにして最大で1年に1.5メートルずつ氷が失われていることがイギリスの研究機関の報告書で明らかになりました。

イギリス国立の「南極研究所」の研究グループは、地球温暖化の影響を調べるため、NASA・アメリカ航空宇宙局の気象衛星が南極大陸とグリーンランドを写した画像を解析して氷の厚さを測定してきました。研究グループが去年までの6年間の調査結果としてまとめた報告書によりますと、南極大陸とグリーンランドでは、大気や周辺の海水温度の上昇によって年々氷が溶け出しており、沿岸部では、厚さにして最大で1年に1.5メートルずつ氷が失われ、その範囲は数百キロに及んでいるということです。南極などの氷の厚さを測定する調査は世界でも初めてだということで、研究結果は23日付けのイギリスの科学雑誌「ネイチャー」の電子版に掲載されることになっています。地球温暖化の北極や南極への影響については、WMO・世界気象機関もかつてない速さで氷が溶け出して面積が小さくなり、今世紀末までに世界規模で海面の水位が最大80センチ上昇する可能性があると指摘しています。』

南極の氷の厚さを測定するのが初めてというのも驚きだ。地球温暖化の影響が世界中で起きていることはいろいろな報道されている。

良く言われることに、地球は温暖な気候と寒冷な気候の繰り返しであり、かつては今よりずっと暖かかった時があったと。しかし今までと決定的に違うのはそのスピードだ。近年の温度上昇率は異常といえる早さで進んでいる。ちょうど電子レンジでお弁当を加熱する早さに相当するのではないか。ちょうど地球が電子レンジの中に入ってしまったと思えばよい。

『氷期から間氷期に遷移するときの気温上昇は、20世紀後半から起きている気温上昇と異なります。例えば、今から約2万1000年前の最終氷期から次の間氷期に遷移する約1万年間での4~7℃の全球気温上昇に比べて、20世紀後半から起こっている気温上昇速度は約10倍も速いのです。以上のことからわかるように、ミランコビッチサイクルに起因する気候変動では、今も続く現代の温暖化の傾向を説明することができません。』http://www-cger.nies.go.jp/qa/24/24-2/qa_24-2-j.html

このようなある意味「未知との遭遇」状態にある人類にとって、温暖化の問題は単にあったかくなるからよいという問題ではない。過去、氷期と間氷期が約10万年単位で繰り返された事と、今起きている現象は全く異質なものであり、人類にとってその生存を左右するものになる可能性を秘めています。過去に1万年かけて温暖化した地球は今、100年でその変化を遂げようとしています。世界中の多くの学者が警鐘を鳴らしている理由はそこにあります。





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