熱血通信

日々の出来事を思いのままに…

思春期

2009-02-14 22:52:52 | Weblog
先日、子供たちが通う中学校で「思春期における心と体
について」という思春期講演会が催されました。

講師の先生は前橋市で産婦人科医として、また県青少年
保護育成審議会などの要職をされている家坂清子先生で、
『性』をコントロールするために必要なのは、己と相手を
思いやるハートにある事。ビデオやネットやコミック本など
から与えられた過剰な一方的な性情報は間違いである事。
心を割って話せる大人が必要である事。などメンタル面の
お話で一時間の講演が終了し、場所を変えて父兄に対して
次のようなショキングなお話も聞かせていただきました。

①初性交経験は15~16歳が全国的に多く群馬県もそうである
②毎月150人ほどの未成年者を診るがその4割が性感染症である
③性感染症の中には子宮がん・不妊症・白血病・失明などを
引き起こし一生に関わる病気がある
④性行動に関しては禁止や説教は何もならない
⑤レイプなどの時に有効なピルが存在する

そして、一番大事なのは『家庭環境』にある!
家庭が『楽しい』と思える子供は己の気持ちをコントロールでき
るが、『楽しくない』と思う子供はセーブできずにイケイケモード
になりやすく性行動が早い傾向にあるというデータがあるそうです。

家庭の中で親との会話(親が語りかけ返すだけでもOK)やきちんとし
た生活(早寝・早起き・朝ごはん)ができていれば、子供たちは
『自分を大事にしてくれている』=親は自分に目を向けてくれている
事を感じ、自信を持つことができ、自分を守ることができる。
自分を守ることができる子供は、相手も守ることができる…。
本当にその通りだと感じます。家庭環境で培われる事柄が何と大事
なことなのでしょう。

そして先生は最後にこう締めくくりました。
「このことは避妊具の使用方法を教える前に子供たちに必要なこと」
だと。