熱血通信

日々の出来事を思いのままに…

危うし!

2009-02-09 22:18:16 | Weblog
産科医不足・産科不足が叫ばれている中、2次医療圏(医療法
で定められた区域)のうち、病院勤務医1人が年間150件を
超える産科医が3割を占めることがわかったそうです。

帝王切開などリスクが伴うお産を受け入れる病院勤務医が、
無理なく扱うことができる限界が150件とされている中、
今回のデータは、お産環境の危うさが浮き彫りにされたもの
といえるでしょう。

厚生労働省資料の1984年と2004年の医師数を比較すると、
17万3452人→25万6668人と32%増であるのに、
うち産科医は1万2181人→1万555人と15%減となって
しまっています。また産科から婦人科へシフトしている医師も
増えているということでした。

当直・深夜の緊急呼出しなど過酷な労働環境、その割には低い
対価や他科との比較での医療訴訟の多さなどなど、産科医を敬遠
する理由が取り上げられております。

妊婦さん100人いれば100通りのお産があり、その時々に
対処していかなければならず、まさに待ったナシの産婦人科医は
大変だと思います。

しかし出産難民が出たのでは日本の未来は暗雲立ち込めるもの
となるのは必至。少子化ストップを進めるためにもまずは安心して
お産ができる状態を国をあげて進めていかなくてはならないの
だと改めて考えます。