熱血通信

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AED

2008-03-07 22:32:45 | Weblog
病院外で起こる心臓突然死は年間3万5千件と推定され、
心臓や呼吸の止まった人の救命は一刻を争うものであり
救急車到着までの時間は無視できません。

そこで平成16年7月よりAED(自動体外式除細動器)
を一般の人が使用し、救命措置ができるようになったのは
ご存知の方も多いと思います。

県内でも「いざ」という時に備えたAEDの講習会を催し
ているところがありますが、一度講習を受けることで、
有事の際に慌てることなく措置をとることができるのでは
ないかと思います。

文部省より公表されている学校におけるAEDの普及状況
をH19.3.31現在の数値を全国で見てみますと、
 小学校   22343校中4034校=18.1%
 中学校   10848校中4154校=38.3%
 高等学校  5353校中3631校=67.8%
 中等教育学校  32校中19校=59.4%
 特別支援学校 1014校中664校=65.5%
 幼稚園   13265園中448園=3.4%
 合計    52835校中12950校=24.5%
となっており、群馬県は全学校(園)707校中109校=15.4%と
全国平均を下回る設置率となっていました。

1都6県では、埼玉=62.2%・東京=42.6%・千葉=24.9%・
茨城=24.8%・栃木=20.8%という結果になっており、一歩
出遅れた感じです。

我が家の娘が、ミニバスの練習試合中に相手チームの猛ディ
フェンスで頭突きに遭い、胸部助骨を痛め呼吸が苦しい状態
になり病院へ行った際、ドクターが「心臓の真下でなくて良
かったですね。血圧も下がりショック状態になっているのだ
から、一歩間違えばAEDが必要だったかもしれませんよ。」
と話されたそうです。

ミニバスに限らず野球や陸上など様々なスポーツ時において、
また普段の生活の中でもいつ何が起こるかわかりません。

学校のみならず様々なイベントが催される会場においても、
安心してイベントに参加できるようにAED普及が望まれ
ると思います。