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あきここの豆だいふく

VIVA 日常の嗜好品

フィラデルフィア(WOWOW)

2008年03月14日 | 映画
私は映画を見る時はあまりいろんな情報は入れない方なので、法廷の話だと言うこと以外、なんの予備知識もなく見ました。

フィラデルフィアって言ったらクリームチーズしか知らないし。

トムハンクスってすごいなー!と思いました。
って十何年も前の映画を見て言う私もすごいなー。(笑)
あぁこれが”役者バカ”と言われる人の演技なんだってつくづく思いました。

彼がみんなからは迫害されるような病気に陥っても、家族やパートナーたちがしっかりと支えあっているのが本当に心温まりました。

お葬式で、子どもの頃からの生い立ちの映像を流して故人を偲ぶシーンがありますが、自分の子どもの映像を流さなくてはならない悔しさと悲しさ・・・親の気持ちになっている自分に驚きました。

子どもはいつまでたっても自分の子どもなんだなぁ。

 *

久しぶりに映画を見たなぁ。

リトル・ミス・サンシャイン

2007年10月22日 | 映画
どんぐりさんが「おもしろかった!」と言っていた映画。
おもしろかったですー!
『恋愛小説家』が大好きな私としては、ツボにグッとはまりました。
(どこかで見たなーと思ったら、この映画のお父さん役の人は『恋愛小説家』のゲイの芸術家だったし)

 *

前日に金スマで三原じゅん子とコアラの離婚についてやっていた。

ボーっと見ていたんだけど、作家の室井佑月が「男の人って、努力を一緒にしてきて成功した後、急に"努力"が恥ずかしくなって、今まで一緒に努力してきた女より、成功した自分だけを見てくれる女に傾いてしまう瞬間があるんだと思う」と言っているのを見て「それって実のところあるよなー」なんて考えていた。

まあ、2人の離婚にそんなに興味はないし、それが真意かどうかはわからないけれど、その意見が聞けただけでも面白かった。

成功かぁ・・・。

 *

そんな番組を見たあとに、この「リトル・ミス・サンシャイン」を見た。

「努力がカッコ悪い?」
「成功だけ見せる?」

もう、そんなこと言っているコアラは(実際は彼はそんなこと口にしてないんだけど)、この映画を見なさい!!!
カッコ悪いところを知っているからこそ、家族は家族になれるんじゃないかしら。そう思わせてくれる映画でした。

そんなわけで、なぜか関係もないのに2日にわたって真剣にコアラのことを考えてしまった暇な私です。

おもしろかった。最後には泣いてしまいました。
どんぐりさん、ありがとう。

天国の青い蝶

2007年10月17日 | 映画
実話に基づいた話だそうです。

まるで、昆虫図鑑を見ているかのような映画です。
虫好きにはたまらないかもしれない・・・ですね。私は遠慮したいのですが、NHKのドキュメンタリーでも見ているかのような虫たちの美しい映像が見られます。

美しい青い蝶ブルーモルフォを探しに。
主人公ピートの不思議な体験。
さまざまな力が私たちの知りえないところで働いているのかもしれません。
なんとなく「青い鳥」にも似たような感覚。

追い求めているものはひとつではなく、それを取り巻くすべて。

生きようとする力は何ものにも勝るのかもしれません。
なんとなくちょっとだけ感動に欠けたのだけれど、でもきっと奇跡とはそういうものかもしれない。じわじわと実感してゆく。

ある子供

2007年10月04日 | 映画
カンヌ映画祭、パルムドール賞受賞・・・と言うのは後になって知ったのですけど。でも実際のところ、カンヌにしてもアカデミーにしても「賞」に関しては全く無頓着。と言うか良くわからないの。
でも「カンヌ」って聞くとちょっと”気だるい系”だと思ってます。(笑)
「ハリウッド」って聞くと”すっきり””ハッキリ””明快”かな。それって単純!?

なんとなく名前は聞いたことがあったので、見てみました「ある子供」。

予告編で生まれたばかりの子どもをモノのように「売ってしまった」と母である彼女に告げる青年の姿。

この”ある子供”は赤ちゃんのことで、赤ちゃんがどんな風になったのか?を綴っている映画なのかなぁ・・・と思っていたの。

大人になりきれていないのに、父になってしまった彼と子どもが生まれたことによって母にはなったもののまだまだあどけない彼女。

いろんな「子供」が出てきます。

子どもが子どもを産む。

映画は始終静かで、時おり聞こえるのは話し声と物音。
どこかですごく強烈なシーンがあるのかと思うと、子どもを売るときもとても静かに進んでしまいます。

でもなんだかあとからじわじわ考えさせられるような、そんな気がする映画です。

劇中、赤ちゃんはちっとも泣かないんだよ。
それが逆にとても悲しい気分になった。

クジラ島の少女

2007年09月19日 | 映画
ほとんど予備知識なしに映画を見ました。
『裸足の1,000マイル』みたいな感じかな~?と。
(いずれも南半球なのでかってにひとくくりに)

ニュージーランドのマオリ族のお話です。
マオリ族はハワイからクジラに乗ってやってきたと言う伝説があるそうです。

主人公パイケア(少女)はそのクジラに乗ってきた伝説のパイケア(同じ名前をもらった)の血を引く正統な後継者。
でも、それが女であるがゆえに祖父からは許されず・・・。

じいちゃんが孫はかわいいけれども、伝統を汚すわけにはいかないと一生懸命になればなるど家族の気持ちはギスギスしたものになっているのに、パイケアだけは「じいちゃんを責めないで」と純粋無垢。

私だったら、さっさと餅を持ってドイツに家出するな~と思いながら見ていた。

純真なパイケアから目が話せません。(と言いながら、手作業しながら見てたんですが(笑))
ラストシーンでは涙が止まりませんでした。
久しぶりに飾り気のない、シンプルな映画を見ました。

パイケアの顔を見てるとオーランドブルームと重なります。男前な美しい少女です。

サイドウェイ(DVD)

2007年05月23日 | 映画
DVDのジャケット(映画のポスター)からなんとなく人生ムービーかな?ということは想像はしていたのですが、思っていた内容と雰囲気がまったく違っていました。

面白くないって言えば、面白くないような気もするけど、面白かったと言えば面白かったような。
ちょっと煮え切らないのがいいところなのかも。

カリフォルニアのワイン街道をぐびぐび飲みながら旅してますが、完璧に飲酒運転?だよね、とか考えてみたり。

何が言いたいのか今ひとつわからないんだけど、ま、いいかと思えてしまう作品でした。(ちっともレビューになってないか)


スパイダーマン3

2007年05月05日 | 映画
スパイダーマンはやっぱり劇場で見るといい!
あのビルの谷間をビュンビュンと行くシーンなんて、アトラクションそのもの♪

今回のストーリーは3作品で一番「うーむ」ってな感じだけど、ま、アトラクションなのだからいいのだ。

それにアメコミのヒーローはダークでいいね。
スパダーマンったら気が短いんだものっ!

あ~面白かった♪

最後の恋のはじめ方

2007年04月03日 | 映画
この頃とてもよく見かけるウィルスミスのラブストーリーです。

ウィルスミスが主人公だけど、そのクライアントである脇役のアルバート(ちょっと太っちょさん)がすごくかわいくて、心が和む映画です。

最初は「無理だろう~」って思ったけれど「アルバートなら大丈夫だよ!」なんて応援したり。
母性本能って言うのでしょうか(笑)

オレステス

2007年03月08日 | 映画
『天保十二年のシェクスピア』がとても面白かったので蜷川幸雄×藤原竜也のギリシャ悲劇『オレステス』も見てみました。

悲劇だけあって始終重たい。
ギリシャ神話って全然知らないのだけれど、まぁ、ストーリーは単純なので理解できるのですが、アポロンの思惑がいまひとつ理解できなかった。

藤原竜也が「ボクと中嶋朋子さん(オレステスの姉、エレクトラを熱演)が命を削って演じました」と言っていただけあって、迫真の演技でした。

彼の命は演じることによって削られてゆく。
「佳人薄命」と言う言葉はそういうときに使われるのかもしれないな、と。

マリーアントワネット(劇場)

2007年02月05日 | 映画
2時間ほど時間ができたので、見たかった映画を観に行くことにしました。

CMではポップなテンポで美しい装飾を身に纏った透き通るような白い肌のマリーアントワネットがおいしそうなスイーツやドレス、靴を選ぶシーン。
ちょっと元気になれそうな気がしたので見に行ったのですが・・・。

やっぱりとても切なくなりました。

18歳で王妃に即位し37歳でその生涯を終える。
きらびやかに見えるその生活は全て不安の裏返し。

ソフィア・コッポラの映画は『ヴァージン・スーサイズ』しか観たことはないのですが(これにもキルスティン・ダンストが出ていたのね!)、こちらの映画は実はあまりよく分からないままだった。

でも、この人の作品は空がいつも悲しげに映っている気がする。
心のもやもやが空に表されている感じ。
アップテンポだったりスローテンポだったり彼女しか描けないマリーアントワネットが出来上がっていたと思う。

マリーアントワネットが女の子をもうけてから、ルイ16世にもらう別邸「プチトリアノン」での生活がすごく素朴で豊かで良かった。マリーはこのプチトリアノンをすごく気に入っていたらしい。プチトリアノンで過ごすマリーはオーストリアのまだ小さな女の子なんだよな。

もし、次にフランスに行くことがあったらヴェルサイユ宮殿とプチトリアノンは是非訪れてみたいと思う。

もう一度『ヴァージン・スーサイズ』を観てみようかな。

亀は意外と速く泳ぐ

2007年02月02日 | 映画
いやー、なんかよかった。

このすごいくらいに気がぬけた感。かと言って「見てソンした」感はちっともないし。拍手をあげたいね。

前半はちょっと「ぶふっ」「くすっ」って笑う感じ。
後半はちょっと切なげ(?)。

そして何気に豪華出演者!

オーシャンズ12

2007年01月26日 | 映画
オーシャンズ11もどうかな~と思っていたんだけど、12はそれこそどうなのよ。豪華は豪華だけれど…。登場人物が多すぎるのよ!
と、文句言いつつ見ている。

今回のお話はさらに輪をかけて「薄い」。
これってテレビドラマだったらまぁ、「こんなもん」って思えるんだろうけどなぁ。それこそテレビドラマ化して毎回1人ずつ登場人物が増えてくことにするの。オーシャンズ13、オーシャンズ14…(バカにしすぎですかっ!?(^-^;))どこまで豪華にできるかを楽しみにするって言うのは?

キャサリンゼタジョーンズってやっぱりすごく迫力あってきれいだと思うのね(性格は別として)。
ジョージクルーニーとジュリアロバーツの夫婦ってすごく似合ってる気がする。

ポーラー・エクスプレス

2007年01月15日 | 映画
クリスマスに見ればよかったかな?

なんでこうCGで描く人の顔ってちょっとしゃくれてて怖くなるんだろう。見ていてちょっと興味がそそられる「絵」ではなかったのです。だから実写(&CG)でやった方がすんなり受け入れられるのに・・・と思いながら見ていました。

でも最後まで見ると、テーマは「クリスマスの魔法」。
だから、これを実写にして実際の子供が出演するのはだめなんだ、と感じました。もしこの映画に出演して、CGの合成を体験したらその子の魔法がとけちゃうもんね。

顔こそ怖いものの、内容は楽しめた作品でした。クリスマスツリーとか北極の街がとってもきれいなの。絶叫マシンもよかった。(絶叫マシン大好き!)
そして歌が何よりいい!と思いましたよ。
そうそう車掌さんは顔がトムハンクスそのもの。

魔法がとけかかりそうな子供時代に見たかったな。

信じている人のところへサンタクロースはやってくる。

イン・ハー・シューズ

2007年01月15日 | 映画
この映画、すごく良かった。

この映画を見たあとは心がぽわっと温かくなります。
キャメロンディアスってそんなに好きな女優さんではないのだけれど、この映画のキャメロンディアスは「いいな」と思えました。やっぱり女優さんなんだなぁ!すごいなぁ。と。そして足がとってもきれい。

劇中に出てくるマイアミのスーパーがかわいい。
アメリカのキッチュなパッケージの洗剤がきちんと並んでいる様子ってすごくかわいいね。

こういう「成長」するドラマって好きだなぁ。

宇宙戦争

2007年01月05日 | 映画
公開当時、大変不評だった作品です。不評すぎて、なんだか見るのが怖かったけど、でもまぁ、良かったです。思ってたよりもずっと。

不評の根源であるラストは原作があっけないらしいのでそれは仕方ない。

原作H.G.ウェルズ著『宇宙戦争』は読んでないのですが、ジョン・クリストファー著『トリポッド』は読んでいて、こちらも1巻はとってもあっけないです。それにすごく似ています。

『トリポッド』は1巻で宇宙人に地球が侵略されてそれをなんとかするのかと思ったら、2巻はあっけなく侵略された100年後に時間が飛ぶのです。えぇっ!もっといろいろな方法を試して打ち勝たないの!?って。
それが私が今までに読んだ小説の展開にはない新しい感覚でした。(たくさん本を読んでいる人にはそんなことはないと思うのですが)

だから、この宇宙戦争もそういう意味ですんなり受け入れることができたし、侵略ってそういうことなんだよなって思いました。
相手の意図なんてどうでもいいんです。
なにがなんだか分からないうちに、地球は人類は追い込まれる。たぶんきっとそういうこと。

起承転結がしっかりしている映画に慣れすぎているのか、「転」と「結」があいまいだとと不安になるのか、そういうのがきっと不評の意味なんだろうなぁ。

 ***

トム君単体で見るなら、「コラテラル」よりずっと良かった。カッコよかったよ。