カミーユの「怒り」について言及された回でしたね。
◆◆カミーユの「怒り」の理由◆◆
カミーユの「怒り」は自己嫌悪に起因しているのでしょうね。
彼がジェリドを毛嫌いしているのも【あの様な子どもじみた大人にはなりたくない】という意識の表れかと。
何せ、ジェリドは1話でカミーユを小馬鹿にして殴りかかれらておきながら4話では自分を小馬鹿にしたカミーユに殴りかかろうとしていましたからね。
カミーユはそんなジェリドを「子ども」の自分と同レベルの「大人」であると考えているのではないかと思う次第。
つまり、彼は「大人」に為りきれていないジェリドに同じく「子ども」のままでいたいとする自分自身を重ねる事でジェリドに対して嫌悪感を抱いているのではないかと。
彼が自分の名前に対して嫌悪感を抱いているのも自己嫌悪の表れだと思う訳ですが。
以下、この点に絞って考察レッツ・ラ・ゴー♪
◆◆カミーユにとっての理想の大人像◆◆
僕の勘が当たった
できる人だ
カミーユにとっての理想の大人像はライラみたいなタイプの人間なのかもしれない。
彼がここで言う「できる人」とは理想の大人の事を指しているのでは、と思う次第。
カミーユは自分とは違うタイプの子どもじみていない大人を理想の大人であると捉えているのでは、と。
ジェリドの師匠たるライラはそれに該当したと思う訳ですが。
◆◆ぼかす「大人」クワトロ◆◆
大尉はなぜ軍人なんですか?
他に食べる方法を知らんからさ
だから未だに嫁さんも貰えん
民間人から軍人になるという決意をするに当たってシャアの本音を聞こうとしたカミーユにとっては余りにもそっけない答えに聞こえた事でしょう。
同時にカミーユの中に「この程度の答えしかできない大人は自分と同レベル」という感覚が芽生えたのではないかと。
ラストシーンの『もう少しこのままで居たい』という彼の台詞も「例え軍人になったとしても理想の大人になれる訳ではない」という失望に似た気持ちゆえかと。
シャアはカミーユにとって理想の大人ではないという事でしょうね。
◆◆理想の「大人」ライラ◆◆
あんな子どもに…
あんな子どもなのに!
私は正規のパイロットだ
あんな子どもに負けられない!
大尉、あなたは逆上しすぎている!
「逆上しすぎている」という事は逆上していない状態ではまともな人間であるという事。
正にカミーユがライラを理想の大人だと考えているという事が端的に理解できます。
そして、
そうか…
私が今あの子の事をただ者じゃないと言った
この感覚が無意識の内に反感となる
これがオールドタイプという事なのか!
死の瞬間、彼女はオールドタイプとニュータイプとの差を悟った。
【あんな子ども】と称したカミーユが【ただ者ではない存在】に変わった訳なのです。
逆上していたライラがいつもの冷静な「大人」に戻った瞬間だったかと。
そして、そんな理想の大人を自らの手で討つ事になったカミーユの心境は複雑でしょうね。
これがラストシーンの彼の台詞につながってくるのでしょう。
◆◆自己嫌悪◆◆
自身の名前への嫌悪。
その名前を付けた両親への嫌悪。
しかし、その嫌悪感は同時に受け入れるべきものを受け入れられないカミーユの自分に対する嫌悪感でもあったんじゃないかな、と。
なぜなら、彼が衝動的になりエゥーゴに参加したせいで両親は命を落とす事になってしまったから。
ゆえに、彼は「自分さえ居なければ両親が命を落とす事も無かった」という自己嫌悪に苦悩しているのでは、と思う次第。
彼は5話で父親を失った時、『お前らが居なければこんな事にはならなかったんだ!』と叫びました。
正に「自分が居なければ」という自己嫌悪が「お前らが居なければ」という他者への怒りに変化している事が端的に分かりますね。
自己嫌悪を他者への怒りに変える彼がジェリドを嫌悪しているのも、ジェリドの存在のせいで両親を失ってしまったからかと。
そして、自分が軍隊に参加してしまったせいで両親を殺してしまったという罪悪感と焦燥感ゆえの自己嫌悪が彼の怒りを生んでいるのでしょうね。
駄目です
僕はまだ軍人になるって決めた訳じゃありません
もう少しこのままの方が良いんです
もう少し…
カミーユがこの台詞を吐いたのも軍隊に入ったせいで両親を殺してしまったという自己嫌悪に陥っている自分自身の心情を理解しているからであり、そういった大人の世界に入り込む事で自己嫌悪の感情が強まる事を恐れているからかと。
ゆえに、彼はもう少し【民間人である自分】,【大人に為り切れていない自分】のままでいたいのでしょう。
彼は本当は自分の事をもっと好きになりたいと思っているのかもしれない。
名前を馬鹿にしたジェリドに殴りかかったのも自分自身を愛したいという彼の想いの表れなんじゃないかな。
カミーユは一筋縄ではいかないキャラだと思いますよ(笑)。
以上、カミーユの怒りの理由が理解できた7話感想でした。
◆◆カミーユの「怒り」の理由◆◆
カミーユの「怒り」は自己嫌悪に起因しているのでしょうね。
彼がジェリドを毛嫌いしているのも【あの様な子どもじみた大人にはなりたくない】という意識の表れかと。
何せ、ジェリドは1話でカミーユを小馬鹿にして殴りかかれらておきながら4話では自分を小馬鹿にしたカミーユに殴りかかろうとしていましたからね。
カミーユはそんなジェリドを「子ども」の自分と同レベルの「大人」であると考えているのではないかと思う次第。
つまり、彼は「大人」に為りきれていないジェリドに同じく「子ども」のままでいたいとする自分自身を重ねる事でジェリドに対して嫌悪感を抱いているのではないかと。
彼が自分の名前に対して嫌悪感を抱いているのも自己嫌悪の表れだと思う訳ですが。
以下、この点に絞って考察レッツ・ラ・ゴー♪
◆◆カミーユにとっての理想の大人像◆◆
僕の勘が当たった
できる人だ
カミーユにとっての理想の大人像はライラみたいなタイプの人間なのかもしれない。
彼がここで言う「できる人」とは理想の大人の事を指しているのでは、と思う次第。
カミーユは自分とは違うタイプの子どもじみていない大人を理想の大人であると捉えているのでは、と。
ジェリドの師匠たるライラはそれに該当したと思う訳ですが。
◆◆ぼかす「大人」クワトロ◆◆
大尉はなぜ軍人なんですか?
他に食べる方法を知らんからさ
だから未だに嫁さんも貰えん
民間人から軍人になるという決意をするに当たってシャアの本音を聞こうとしたカミーユにとっては余りにもそっけない答えに聞こえた事でしょう。
同時にカミーユの中に「この程度の答えしかできない大人は自分と同レベル」という感覚が芽生えたのではないかと。
ラストシーンの『もう少しこのままで居たい』という彼の台詞も「例え軍人になったとしても理想の大人になれる訳ではない」という失望に似た気持ちゆえかと。
シャアはカミーユにとって理想の大人ではないという事でしょうね。
◆◆理想の「大人」ライラ◆◆
あんな子どもに…
あんな子どもなのに!
私は正規のパイロットだ
あんな子どもに負けられない!
大尉、あなたは逆上しすぎている!
「逆上しすぎている」という事は逆上していない状態ではまともな人間であるという事。
正にカミーユがライラを理想の大人だと考えているという事が端的に理解できます。
そして、
そうか…
私が今あの子の事をただ者じゃないと言った
この感覚が無意識の内に反感となる
これがオールドタイプという事なのか!
死の瞬間、彼女はオールドタイプとニュータイプとの差を悟った。
【あんな子ども】と称したカミーユが【ただ者ではない存在】に変わった訳なのです。
逆上していたライラがいつもの冷静な「大人」に戻った瞬間だったかと。
そして、そんな理想の大人を自らの手で討つ事になったカミーユの心境は複雑でしょうね。
これがラストシーンの彼の台詞につながってくるのでしょう。
◆◆自己嫌悪◆◆
自身の名前への嫌悪。
その名前を付けた両親への嫌悪。
しかし、その嫌悪感は同時に受け入れるべきものを受け入れられないカミーユの自分に対する嫌悪感でもあったんじゃないかな、と。
なぜなら、彼が衝動的になりエゥーゴに参加したせいで両親は命を落とす事になってしまったから。
ゆえに、彼は「自分さえ居なければ両親が命を落とす事も無かった」という自己嫌悪に苦悩しているのでは、と思う次第。
彼は5話で父親を失った時、『お前らが居なければこんな事にはならなかったんだ!』と叫びました。
正に「自分が居なければ」という自己嫌悪が「お前らが居なければ」という他者への怒りに変化している事が端的に分かりますね。
自己嫌悪を他者への怒りに変える彼がジェリドを嫌悪しているのも、ジェリドの存在のせいで両親を失ってしまったからかと。
そして、自分が軍隊に参加してしまったせいで両親を殺してしまったという罪悪感と焦燥感ゆえの自己嫌悪が彼の怒りを生んでいるのでしょうね。
駄目です
僕はまだ軍人になるって決めた訳じゃありません
もう少しこのままの方が良いんです
もう少し…
カミーユがこの台詞を吐いたのも軍隊に入ったせいで両親を殺してしまったという自己嫌悪に陥っている自分自身の心情を理解しているからであり、そういった大人の世界に入り込む事で自己嫌悪の感情が強まる事を恐れているからかと。
ゆえに、彼はもう少し【民間人である自分】,【大人に為り切れていない自分】のままでいたいのでしょう。
彼は本当は自分の事をもっと好きになりたいと思っているのかもしれない。
名前を馬鹿にしたジェリドに殴りかかったのも自分自身を愛したいという彼の想いの表れなんじゃないかな。
カミーユは一筋縄ではいかないキャラだと思いますよ(笑)。
以上、カミーユの怒りの理由が理解できた7話感想でした。