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花暦 [ hanagoyomi ]

週末しかまともな料理をしない
ノンベイで食いしん坊なオンナの
「週末ごはん」とお気楽日記

和に帰ろう

2007-09-28 | 文化・茶道
西から東へ

西から昇ったお日様が・・・なんて歌が記憶にありますが(若人は知らないわね)
そういうことじゃなく。


一昨日は横浜の「ととや 元」から同じく横浜で友人のやっている店「焼きものBar酒と肴」へとハシゴ酒。同じ横浜でも大きな横浜駅を挟んで出口は反対の西と東、しかも対角に位置する両店、西口から東口へと大ジャーーーンプです。

埼玉まで帰るので一足お先にと言って「元」を出た30分後、まだ横浜で腰を据えている私。


酔っぱらった勢いです。

大人の飲み方のできる「いいオンナ」を目指していたはずが・・・すっかりノンベイオヤジ。


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そんなお恥ずかしい話題しか本日はなく・・・・


そういえば、今週火曜日=25日は中秋の名月でした。
お月見しました?

お茶のお稽古からの帰り道、見上げると空にきれいな月がありました。



久々に本日の主菓子
銘は忘れてしまいましたけど
中秋の名月にふさわしく「月にすすき」の景色ですね



今週末は"和に帰ろう"



===お知らせ===

みなさまからいただくコメントについて、週末は事前承認制にさせていただきます。 まどろっこしいんですが、時折お見苦しいコメントが入ることがあるようなので失礼ながらご理解くださいませ。

お茶菓子

2007-06-08 | 文化・茶道
今週はお茶のお稽古が2回。 
火曜日は他の生徒さんがお休みで1人だったので初炭点前~お濃茶~お薄とみっちりお稽古させていただきました。 それまでまだ咳が続いていた私ですが、お茶室の緊張感からか不思議とピタっと咳が止まりました。


火曜日の主菓子は「紫水」
紫水って何か意味がある言葉なんでしょうか?
山紫水明というのは江戸時代の儒学者の使った言葉のようですが、そこから持ってきたのかしら? 

お茶のお菓子は毎々季節を取り入れたものが出されます。
こういう情緒ってやっぱり日本ならではと思うし、いいですよね。


水に写る紫の山と青い若葉を思わせる、と感じました。
右側に写った方にちょっぴり緑が見えてるの、わかります?
ひんやりと冷やされたこのお菓子、おいしいです。


紫に色づけした餡を葛で包んだ涼しげなこの和菓子は、餡の中には青梅でしょうか?緑の小さな果肉の色と酸味が見た目も味もアクセントになってとても清々しく出来上がってます。

これが木曜には見た目はほとんど同じですが、紫芋の餡にキウィフルーツが入ったちょっと洋菓子を思わせるものに変わってました。

紫芋にキウイの酸味も悪くないですけど、やっぱりお茶に合うことと名前のイメージからも前者の方が良かったと思うんですが、なぜ変えちゃったのかしら? 


先生曰く、「きっと青梅がなくなっちゃったのよ」

え・・・それはまたずいぶんと飛んだ発想で。


真相は定かじゃないですが、お店の方も急に中身が変わっていたらお客さんが驚くと思ってか、お菓子を入れる箱に「紫芋餡にキューリーフルーツ」と書いてありました。  


あの・・・キューリーフルーツって???
おじいちゃんが作っているならいざ知らず、そんなお年の方じゃないらしい。
キウィ(=キューイー)を間違ってキューリーと覚えちゃってるなんて、かわいらしくって思わずくすっと笑っちゃいました。 キュウリもキウイも緑色は同じですけどね、胡瓜入ってたらそりゃびっくりしますわ。



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も一つ、これは私が盛岡のお土産として差し入れしたお菓子です。
「竹芳」(=ちくほう)さんのどらやき
盛岡の駅ビル/フェザンの中、[おでんせお土産館]内に出店されている和菓子屋さんです。



黒糖かしら?と思って食べたらもっともっと上品な香りと味。
なるほど、色から想像した黒糖ではなく、和三盆を作る行程の一歩手前のお砂糖だとか。 色から思い浮かべるのよりずっと穏やかな上品な甘味にコクがあります。

駅ビルに出店しての販売だからたいしたことないんじゃ?と半信半疑で買った物の、超おいしいです♪


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もういっちょ、いただきものの「切腹最中」



新橋の和菓子屋さん[新正堂]製
名前はかの有名な「忠臣蔵」より、浅野内匠頭の切腹に由来するそうです。
普通の最中は餡を挟んだ上下の皮はぴたっと閉じられるものですがこれはみごと切腹、餡が飛び出ています。(餡だからいいけど・・・想像はしたくないです)

ですが、名前のブラックとも思えるユニークさにひきかえ、皮は固めで香ばしく、たっぷりの粒あんは甘さほどよく(とはいえ、餡ですから甘い)、求肥の食感もおいし最中です。


取引先にお詫びに行くときに洒落で許していただこうと、買っていく方も多いとか聞きましたけど、くれぐれも「こんなふざけたことを」と逆効果にならぬように祈ります。  世の中そんなに甘くはないはず(って年寄り的語呂合わせかしら)

他には「景気上昇最中」「出世の石段」などのサラリーマンの心をグッとつかむような商品があるようです。

My箸のススメ?

2007-05-16 | 文化・茶道
新丸ビルに行ってきました。
OPEN翌日にたまたま近くに行ったので寄ってみた折にはすんごい行列で人があふれごった返していたのですが、平日はだいぶ落ち着いているようです。 まぁ、一般の販売店街はそうでも、レストランはきっと混んでいるんでしょうね。

ふらりとのぞいてみたのは東京駅名店街店を閉店してからすっかりご無沙汰だった東京駅に復活の「成城石井」、「Afternoon Tea」、手ぬぐいの「かまわぬ」、鳩居堂、箸の「銀座夏野」等。 洋服屋さんはよくわからないしお金もないので素通りです。 着物の借金が山になってますから。


そんな中、気になったのは手ぬぐいと箸。 手ぬぐいは先延ばしにしましたが、ついに買いました、My箸。 マイ箸って家ではあたりまえですが普段も携帯まではせずともせめて社内のランチではコンビニやお弁当屋さんの割り箸でなく自前の箸で食べようと、ずいぶん前から考えていたんです。

そもそもはお弁当の割り箸の匂い、これが気になったことから。 そうしているうちに世間でMy箸推奨と言われはじめ資源、環境のためにも「よし、私も」と思ったわけです。

===後日編集===
日本産の割り箸は間伐材や木工製品の残りを使っているので環境破壊ではなく、むしろ健全な森作りの上で森を守るために間伐は必要でそれを利用するのだからもったいない精神に適合しているのだという意見を聞きました。

環境ホルモン問題のある塗り箸もあるし、洗う必要があるため洗剤による環境汚染、はては水問題まで取り上げられてます。 もうこうなると重箱の隅をつつくよう。

一番目にすることの多い他国産の割り箸は間伐材を利用してるんでしょうか?
不確かな情報ですが薬品漬けになっているという話もあります。

でも、マイ箸だってその意図を意識せずただ踊らされるように買ってアクセサリーのようにデザインに飽きたからと買い換える人がいるのも問題です。

こうなるとどの意見が正しいのか判断しかねます。

そういういろんな情報すべてを受けた上で自分で考えて決めなくちゃいけないんですね。  でも、私は漆の箸が好きだし、日本の伝統文化を愛する女ですから漆塗りマイ箸を使うのです。

(割り箸も伝統文化になるのかしら?そうなると困るわ)

追記文終わり

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口に入れるものをとる箸ですからそれはちょっとこだわります。 ニッポンの伝統文化を愛する女ですし、やはり天然木、本漆塗りは必然。 お魚も食べやすいよう先は太くないもの、でもすべらない箸とかいって先がざらざらに加工しているのはいや。軽すぎず、重すぎず(どちらかというと重め好き) そしてシンプルなものがいい。 

しかし、高い! 高いです! 漆塗りだからしょうがないとはいえ、ちょっといいなと思うと5千円、1万円、とプレゼントならともかく自分用にはちょっと手が出ないものばかり。


で、選んだのがこれ。



根来風な塗りの雰囲気ですが、秋田の川連=かわつら=塗りです。税込み3,150也。 My箸袋も購入してしまいました。(それくらい作れ~とも思いましたが)



すっかり箸選びに時間がかかってしまいついつい帰りは遅く。。。

「箸も大事だけど、ご飯も」by ダーリン
ごもっともでございます。 

というわけで、お昼まずいパスタ食べちゃったのでお夕飯はおいしいパスタ♪


そして成城石井で買ったもの・・・


イタリアのパスタ=スガンバロ
なんだかこれを食べたらガンバレそうな・・・



それにミモレット(オレンジ色したハードタイプの「からすみ」のようと言われるチーズです)も。


洋服やアクセサリーには目もくれず、買ったのはパスタと箸、まったく色気より食い気な私。 さらに日本の伝統文化を愛するとか言って漆塗りの箸買いながらその晩はパスタって。。。。。矛盾する難しい乙女心(?)です。


外食でおもむろにMy箸を取り出して使うまでの勇気はまだないのでしばらくは携帯しながらももっぱら社内でのランチで使うことになりそうです。 外でも使うとなると今度はやはりMy箸置きも持ち歩かないといけないかも。


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My箸のススメと題した本日の話題。ようやく念願のMy箸を持ちました、わたくしとしてはMy箸をみなさんにもススメたいところですが、少しだけまだ胸を張って踏み切れない部分があります。

もちろん使い捨てをもったいないと思ったり、環境を保護するためにもMy箸推奨はいいことと思います。ただ、一方で日々消費される割り箸を作ったり、売ったりしている人たち、その材料を伐採する人たちの生活にわずかなりとも影響があるかもしれないことも忘れてはいけないんじゃないかと思っています。  

新茶です!

2007-03-29 | 文化・茶道
新茶が出てきました。


昨日、お茶っ葉を買いに行ったら
「今日、新茶が入荷したんですよ」とお店の方が。

え?もう新茶?と驚いていると、見せてくれたのが




"種子島の新茶"です。

やっぱり日本の南北の気候は差が大きいのねぇとあらためて感心しました。

一袋 1,575円也


うちにとっては高級茶です。 もちろんこれはほぼ自分専用。 のんびりおいしいお茶を飲んでホッとします。 


それで、肝心の種子島の新茶がどんな感じかといいますと、お茶を入れると水面にいっぱい茶葉のうぶ毛が浮きます。 やさしくて、甘みがあってとろっとしてとってもおいしい♪

急須に残った茶葉を見るときれいな色です。


買いたてでうれしくって朝から3杯飲んだらさすがに気持ち悪くなりました。。。なんでも「~過ぎ」はいけません。
お茶大好きだけどカフェイン強いですものね。


しかし、一袋1,575円に誤解をしてました。後でようやく気づいたんですが、このお茶、100gと思いこんでいたら、60g入りだったんです。ってことは・・・100gにしたら   

え!? 2,500円もするのぉー?


そりゃおいしいはずだわ。



お茶会

2006-11-12 | 文化・茶道
久々に着物を着てお茶会に行ってきました。

同じ流派(表千家)ではあるものの他所の会にお邪魔するのは初めてなのでお客側とはいえドキドキ。

小間(濃茶席)と広間(薄茶席)の二席でしたが、小間はさすがに気後れして遠慮してしまい、広間でお薄をいただいてきました。

お会記を見せていただいたものの・・・緊張していておぼえてなーい、のです。 お茶碗は赤楽、萩、唐津、木の葉天目(天目形ではないのでそう呼んでよいのかは不明)、だったことだけ覚えてますが(大汗)

まだまだまだまだ初心者な私。
きっちりお点前する姿を見て、普段のお稽古、もちっと緊張してまじめにしっかりやらないといかんなぁと反省するばかりです。 

とはいえ、お菓子もおいしく(やっぱり食い気が勝ち)楽しませていただきました。

着物はおニューの付下げ。 
3月に仕立てあがっていたものですが、袖を通すのは初めてでワクワク。 帯は以前から何度も使っているものでしたので久しぶりながら40分(目標30分)でどうにか着れました♪ でも相変わらず着物を着るときは汗だくです。

・・・と、家に帰るなりまだ着物着たままでPC前におりますが、早く脱いで楽になろ~っと! (1人お代官様ごっこを。。。「あれ~~~、おやめ下さいませ、お代官様」くるくるくる・・・←帯をほどく  締められた後だらけのシワシワお腹がぼよ~ん、と出たらお代官様もひくわなー)

納涼歌舞伎

2006-08-21 | 文化・茶道
歌舞伎座に行ってきました。

納涼歌舞伎ということで、普段よりちょっとカジュアル、和装でも浴衣で行っていいんだそうです。 で、それならば浴衣でと思ったんですが朝から「あっっっっつい!!」ので断念。 初心者ですから楽な服装でまいりました。

朝、昼、晩、と3部の公演がありまして、うちお昼の部に行きました。

なんと1階桟敷席ですよ~~~♪ ゼ・イ・タ・クッ
一般とは別に桟敷席は2席で一つの入り口ドアがそれぞれにあるんです。ま、狭いけど。掘り炬燵式の席に前にはカウンターテーブル。 いや~楽チン。ちょっと斜めを向いて舞台を見なけりゃいけないのが難でしょうか?

花道側の桟敷だったらなお良かったのにねぇ、等々さらに贅沢な望みを勝手に言いながらも。。。 桟敷体験に満足です。

席だけ満足してたんじゃ困っちゃうんですけどね。
演目はお芝居の「吉原狐」、踊りの「団子売り」「玉屋」「駕屋」
お話やらセリフやら唄やら、何言ってんだかわらかないとつまらないのでイヤホンガイドなるものをレンタルしました。説明を聞きながら観るわけです。

それでもストーリーが難しかったら?と心配してたんですが、人情喜劇のような感じでわかりやすく、笑いたっぷり、ほろりとする場面もあり、ととても楽しめました。

福助さん、扇雀さん、孝太郎さん、染ちゃん、橋之助さん、三津五郎さんなどなど、私でも知ってる役者さん(名前だけでも)が出ていらしたので親しみやすかったです。お話も現代風にちょっとアレンジされてギャグも入っていたりと。


それにしても歌舞伎座の値段形態ってオモシロイですね。

上演は今回の納涼歌舞伎は朝昼晩3部、普段は昼夜の2部のようです。
その中でも1幕2幕と区切られています。
納涼歌舞伎は普段よりちょっとお手頃なようで1階桟敷席12500、1等席11500、さらには3階B席となると1650円。おまけに一幕だけなら千円以下で観れちゃうのだそうで。
ちなみに9月~の上演は一階桟敷で17000、1等15000、一番安い3階Bは2500と出ていました。3階Bはそりゃあ遠いというものの小さな会場でこの差! 
歌舞伎にもっと気楽に親しんでもらいたいっていうことなのでしょうか?
どれが観やすいものか、とかわかったらもうちょっとこのお安い席なんぞ行ってみたものだなーと思いました。 

終了後は・・・もちろん飲みに行きました~。


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喉が痛いんです。
風邪じゃないんですよ。
原因は・・・もしかしたらダメかもと思いながら食べちゃった高級メロン。
別に腐っているとかいう「ダメ」ではなく、メロン食べると口の中と喉が痛くなる体質。 
それだけで、発疹が出るとか息苦しくなるとかいうアレルギーとはちょっと違うようです。 ダメだろうなーと思いながら食べちゃう(すでに食べ始めから口の中はピリピリしてたのに)のが食いしん坊の悲しさ。

お昼にカレー食べて少し痛みが軽減しました。

若冲と江戸絵画展

2006-07-31 | 文化・茶道
東京国立博物館で開催中の「若冲と江戸絵画展」を見に行きました。 
伊藤若仲って全然知らなかったんですけど。

展示はカリフォルニアのプライス氏の600点コレクションの中から厳選された100余点。
これが外国人のコレクションだっていうんですから、びっくりです。 文化意識の差を感じさせられるっていうか・・・ 

前に同じ場所であった「北斎展」もすごい人でしたけど若冲も入場制限はなかったまでもけっこうな人出でした。 もっとゆっくり見たいんですが、なかなか難しいですね。

作品は若冲仲他、掛け軸になったものが多いのですが屏風もいく点かあり大物の迫力はなかなかのものでした。 照明の明暗や暖色や白色の差等を出して雰囲気の違いを見るものもあり面白かったです。 会期は8月27日までです。(若沖→若冲に後日訂正)

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文化的話から入りましたが、この日のメインは「飲み会」だったのです。
「若冲」は友人(minaちゃん)と2人で、その後もう1人(HEEさん)が合流して、いつものメンバーとなり・・・4時から飲みました。

もともと集合は5時だったんですが、急遽前日に変更。そのいきさつがおかしくって。。。 
どうやら早く飲みたくってしょうがない人がメールのやりとりの内早とちりをして4時になっちゃったようなんです。 ぐるなびのお店案内メールの表題が「4時から飲むぞー」ですもの、おっそろしぃー。

2時間でその店は追い出されちゃったので(ご想像の通り飲み放題コースです)まだ明るい不忍池あたりを軽く散歩してそこから八重洲のオイスターバーに流れました。

散々食べた後だったんですが、酔っぱらいって怖いですね、生牡蠣、ガンボスープ、パンをさらに食べワインも2本空けて結局閉店時間まで飲み続けたのでした。



読んでるだけで悪酔いしそうでしょう。

では、こんな写真で気分直して下さい。 


わずかに薄暗くなりはじめた夕暮れの風景、ちょっと幻想的でした。

今日の主菓子

2006-07-20 | 文化・茶道
主菓子は「夏木立」でした。

今週も火曜日はお茶のお稽古。
いつものメンバーがお仕事で忙しくお休みだったので1人でみっちりとお稽古させていただきました。

後炭・薄茶・濃い茶
しびれる足に涙しながら・・・

今月のお稽古は今週でおしまい。
8月は炭は使わず(さすがに冷房入れたってあついですもん)電熱器の瓶掛けに鉄瓶をかけての略点前なんかをします。




今日の主菓子

2006-07-12 | 文化・茶道
久々にお茶のお稽古で出されたお菓子です。

銘は忘れちゃいましたけどたぶんツユクサとかそんなイメージだったかと。

主菓子はいつも浦和のちとせ製でちょっと小ぶりでお値段もお手頃なのだそうです。
先週はここのご主人が倒れたとかで楽しみな主菓子がなかったんですが復活。


茶道はこういうお菓子一つにしても季節を思わせるものがあって
いい文化だなぁと思うのです。
(これでお金がかからなきゃなおいいのにねぇ)

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最近体重が増えたので正座がより一層つらいです。

お茶事

2006-06-03 | 文化・茶道
お茶事が終わりました。
ほっ・・・

お茶事といっても普段の割り稽古(濃茶、薄茶、炭手前等)のまとめとしての総稽古といった感じのものです。
ですので普通はお客さん3~4人というのに10人もの人がお茶室に入りました。

お茶事については何度か書きましたが、茶事って?という方と自分の記憶のために、流れを簡単に書いてみますね。これは表の風炉の時の一般的な「正午の茶事」(昼食&お茶)です。 あぁ、そうそう、暖かくなる5月になると炉を閉じてお釜は畳に上げて風炉にかけられるんです。

+ + + + +
お庭、寄り付き(お客の控え室)、床の間、お釜、お道具、等は先生がすべて準備してくれますし、お料理はみなさん持ち寄りで台所は裏方のお手伝いが2人いますので、亭主役といっても私は茶漉しで抹茶を漉して茶器に入れたり、炭を組んだり、程度の楽な前仕事でした。 全部ちゃんとやったら大変なことですが。

お庭のつくばいと周りに水をまき、お客を迎えます。
お客が茶室に入ると1人1人と挨拶をかわし、正客とのやりとりの後、懐石~主菓子~中立(濃い茶の前に一度席をあらためます)~濃い茶~薄茶~おしまいの挨拶~見送りといった流れでした。

懐石は、一汁三菜。向こう付け(お刺身)-汁物(お味噌汁)-ご飯-椀もの-焼き物-この他に、強肴(酒の肴=和えもの煮物なんでも)-箸洗いと八寸(海の物、山の物)-香の物(+湯桶)が出されます。 お酒もね。 八寸の時には「ちどり」と言って、亭主とお客がお酒を酌み交わす場面もあるんです。 省略した部分もありますがこんな感じと思います。

亭主も半東(補佐)も食事をとりますがお客とは同席せず、裏(水屋)でいただきます。強肴を出してから八寸の前までにすませるわけですから大急ぎ。 

ちどりは何度やってもおぼえられません。 このときは亭主もお客から杯を借り、お酒をいただくんですが、台所で今日のお酒が「鷹勇・純米吟醸なかだれ」山田錦・玉栄 精米50% 協会9号酵母であることをチェックしていた私は思わずこのとき待ってましたとばかりに「おいしい・・・」と。 ホホホ。 あぁ、もっと飲みたかったわ。

手順を多少間違える部分もありましたが、ベテランで優しい半東さんに助けられながら大失態もなくほぼ無事に終えて肩の荷がおりました。 いろどりにカイワレをトッピングしたシャキシャキジャガイモ辛子明太子和えのお料理も「うちでもやってみるわ」というお言葉を多数いただく好評で一安心。他の方のお料理もみんなとってもおいしかったです♪ やっぱりおいしいものは味わって食べたいわねー。

この日の着物は単衣で瓢箪・蔓の細かい地紋の色無地。茄子色を薄くした感じの草木染めです。帯はおろしたてですべりの悪いものだったので朝大汗かいて四苦八苦でした。
そんなわけで写真を撮る余裕はゼロ。

で・・・お約束の筋肉痛になりました。
ああ、痛い。
一足立ちといって両足揃ってすっと立つのを何度も繰り返すもんですからね。
ええ、運動不足ですよ。わかってますって。