三十代半ばを過ぎて初産をされた方が、
産後のからだのケアにと、
ご実家にいる間、鍼灸を定期的に受けられました。
(出産前には、安産のツボ、三陰交にご自分で温灸をしていただきました。)
一月末、一週間ほど予定より遅れての自然分娩。
母子ともに順調で退院され、
施術は9日目から行いました。
順調とは言っても、
やはり体には大きな負担があり、
手足の浮腫、しびれ感があり、便秘もひどく、
腕の痛みも訴えられていました。
私の治療は、経絡治療といって、
氣、血を整えて、自然治癒力を高める治療です。
3回目辺りから、身体が変化してきているのを、
ご本人はもちろん、私も感じてきました。
週に1.2回のペースで行い、
浮腫感、痺れ感、便秘、
途中、いぼ痔や体臭が強くなった等の訴えも加わりましたが、
ほぼ氣にならない状態まで回復されました。
ただ、産後3週間ほどして下腹部に内臓が降りてくる感じがある。
と訴えられ、どういうことか?感覚がわかりませんでしたが、
医師の診断で、膀胱脱と判明。
骨盤底筋を強化する体操を指導されたようです。
その後も、母乳の量をもう少し増やしたい。手関節が痛い。
などその時々で訴えも変わりますが、
ご自宅へ帰られることになり、
ご自宅でできる温灸をしていただくツボを伝えて、
6回の施術で終了となりました。
帰られて2週間。
お忙しい毎日と思いますが、
母子ともにお元氣で!と遠くから祈っております。