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特別展『 東山御物の美 ―足利将軍家の至宝―』 三井記念美術館 サイト
※11月24日(月・祝)まで
感想をどうまとめようかなと思案しているうちに
日にちがどんどん経って、アセっている。
日頃、よく美術館でお茶道具の名品を眺めていて
「東山御物」に出くわすこともしばしばあるけれど、
あまり意識していなかったので、
改めて、「これが東山御物かぁ」と思いながら、見ていた。
個人的に感動したのは、絵、かな。
洞庭秋月図 玉澗筆(文化庁所蔵)。
根津美術館では展示替えの関係で見逃した~と思ったら、
こっちに出ていた。
ちなみに、根津さんで見た牧谿(もっけい)に遠浦帰帆図と漁村夕照図は後期は三井へ移動するらしい。
茶道具はほとんど、過去に見たものが多かったから
やはり、「改めて拝見するとー」てな感じ。
天下の三舟の一つ針屋舟(畠山記念館)も、
「この前見た松本舟(野村美術館)を同じくらいの大きさだなぁ」
とか、
野村美術館からは南蛮毛織(モール)水指も出ていた。
唐物肩衝茶入「遅桜」も何度目かなので、「初花より渋いなぁ」とか。
同じく三井所蔵の北野肩衝茶入の方が私は好きだなぁ。
林原美術館の建盞天目(けんさんてんもく)も渋かった。
天目といえば大阪市東洋陶磁美術館の油滴天目も出ていた。
相変わらず、キレイ。
飛び青磁はトーハクだし、出張で大活躍。
トーハクといえば、馬蝗絆(ばこうはん)がここにいた。
「全期」になっている。
ちょっと先月は根津美術館で展示されていたし、
その前はトーハクの東洋館の青磁展で展示されていた、ハズ。
けっこう、あちこちで見かけるから有り難みが薄れてしまうけれど、
これも「東山御物」なんだよねぇ。
国立歴史民俗博物館蔵の『君台観左右帳記』は見応えあったなぁ。
そもそも、東山御物といえば足利将軍が所有していたもの。
東山といえば8代将軍の足利義政。
その義政公が敬愛していたのが3代将軍の足利義満。
金閣寺を建て、日明貿易で稼ぎ、室町幕府の反映を築き上げた~
今思うと義満さんの時がピークだったね、あの幕府は。
政治史的にみれば、室町幕府って大したことないと思う。
義満以外に目を見張る政策をした将軍って、あまりいないし。
権力闘争ばっかりして、戦国時代にいっちゃった~という印象。
ただ、立地が京都にあっただけあって、文化史の上では室町時代は欠かせない。
茶道も華道も能楽も、すべて室町時代に始まった。
そういう意味で今でも東山文化は無視できない。
とか考えつつ、けっこうスルーしちゃった展覧会だった。
ちなみに、三井記念美術館にしては珍しく1週間ごとに展示替えしている。
だから、たしか一度めのチケット半券を見せるとリピーター割引が効くようだ。
ただ、私の場合は茶道文化検定の合格証で300円引いてもらえる。
それはリピーター割引よりも大きい(100円)。
来年は2級と1級を同時受検しよっかな。
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※三井記念美術館バックナンバーリスト
2014年1月『楽茶碗と新春の「雪松図」』→こちら
2013年11月『国宝「卯花墻」と桃山の名陶 -志野・黄瀬戸・瀬戸黒・織部-』→こちら
2013年1月『ゆくとし くるとし 茶道具と円山派の絵画』→こちら
2012年8月『美術の遊びとこころ 三井版 日本美術デザイン大辞展』→こちら
2012年2月『茶会への招待―三井家の茶道具―』→こちら
2011年9月『華麗なる京蒔絵-三井家と象彦漆器』→こちら
2011年7月『日本美術にみる「橋」ものがたり』→こちら
2010年12月『室町三井家の名品~卯花墻と箱根松の茶屋~』→こちら
2010年4月『江戸を開いた天下人 徳川家康の遺愛品』→こちら
2009年12月『ZESHIN』(柴田是真展)→こちら
2009年4月『三井の茶道具』→こちら
2008年10月『森川如春庵の世界』→こちら
2008年8月『NIPPONの夏』→こちら
2008年4月『茶箱と茶籠』→こちら
2008年3月『三井家のおひなさま』→こちら
2007年12月『安宅英一の眼』→こちら
2006年9月『赤と黒の芸術 楽茶碗』→こちら
※11月24日(月・祝)まで
感想をどうまとめようかなと思案しているうちに
日にちがどんどん経って、アセっている。
日頃、よく美術館でお茶道具の名品を眺めていて
「東山御物」に出くわすこともしばしばあるけれど、
あまり意識していなかったので、
改めて、「これが東山御物かぁ」と思いながら、見ていた。
個人的に感動したのは、絵、かな。
洞庭秋月図 玉澗筆(文化庁所蔵)。
根津美術館では展示替えの関係で見逃した~と思ったら、
こっちに出ていた。
ちなみに、根津さんで見た牧谿(もっけい)に遠浦帰帆図と漁村夕照図は後期は三井へ移動するらしい。
茶道具はほとんど、過去に見たものが多かったから
やはり、「改めて拝見するとー」てな感じ。
天下の三舟の一つ針屋舟(畠山記念館)も、
「この前見た松本舟(野村美術館)を同じくらいの大きさだなぁ」
とか、
野村美術館からは南蛮毛織(モール)水指も出ていた。
唐物肩衝茶入「遅桜」も何度目かなので、「初花より渋いなぁ」とか。
同じく三井所蔵の北野肩衝茶入の方が私は好きだなぁ。
林原美術館の建盞天目(けんさんてんもく)も渋かった。
天目といえば大阪市東洋陶磁美術館の油滴天目も出ていた。
相変わらず、キレイ。
飛び青磁はトーハクだし、出張で大活躍。
トーハクといえば、馬蝗絆(ばこうはん)がここにいた。
「全期」になっている。
ちょっと先月は根津美術館で展示されていたし、
その前はトーハクの東洋館の青磁展で展示されていた、ハズ。
けっこう、あちこちで見かけるから有り難みが薄れてしまうけれど、
これも「東山御物」なんだよねぇ。
国立歴史民俗博物館蔵の『君台観左右帳記』は見応えあったなぁ。
そもそも、東山御物といえば足利将軍が所有していたもの。
東山といえば8代将軍の足利義政。
その義政公が敬愛していたのが3代将軍の足利義満。
金閣寺を建て、日明貿易で稼ぎ、室町幕府の反映を築き上げた~
今思うと義満さんの時がピークだったね、あの幕府は。
政治史的にみれば、室町幕府って大したことないと思う。
義満以外に目を見張る政策をした将軍って、あまりいないし。
権力闘争ばっかりして、戦国時代にいっちゃった~という印象。
ただ、立地が京都にあっただけあって、文化史の上では室町時代は欠かせない。
茶道も華道も能楽も、すべて室町時代に始まった。
そういう意味で今でも東山文化は無視できない。
とか考えつつ、けっこうスルーしちゃった展覧会だった。
ちなみに、三井記念美術館にしては珍しく1週間ごとに展示替えしている。
だから、たしか一度めのチケット半券を見せるとリピーター割引が効くようだ。
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2013年11月『国宝「卯花墻」と桃山の名陶 -志野・黄瀬戸・瀬戸黒・織部-』→こちら
2013年1月『ゆくとし くるとし 茶道具と円山派の絵画』→こちら
2012年8月『美術の遊びとこころ 三井版 日本美術デザイン大辞展』→こちら
2012年2月『茶会への招待―三井家の茶道具―』→こちら
2011年9月『華麗なる京蒔絵-三井家と象彦漆器』→こちら
2011年7月『日本美術にみる「橋」ものがたり』→こちら
2010年12月『室町三井家の名品~卯花墻と箱根松の茶屋~』→こちら
2010年4月『江戸を開いた天下人 徳川家康の遺愛品』→こちら
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2009年4月『三井の茶道具』→こちら
2008年10月『森川如春庵の世界』→こちら
2008年8月『NIPPONの夏』→こちら
2008年4月『茶箱と茶籠』→こちら
2008年3月『三井家のおひなさま』→こちら
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